大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで人気を集めたiPS細胞展示の一部が、最先端医療の研究拠点「中之島クロス」(大阪市北区)に移設されました。ミャクミャクのモニュメントも期間限定でお引越し。万博の高揚感が再び味わえるエリアが誕生しました。
■お披露目セレモニーに吉村知事ら
12月12日に開かれたお披露目セレモニーで、吉村洋文大阪府知事は、「万博のレガシーは、これからも展示し続けることに意義がある。中之島クロスは、未来医療の国際拠点。iPSや人間、ライフサイエンスの可能性の出発点として、未来を作っていければ」と挨拶しました。
■「子どもたちこそ見に来て」
テープカットには、一般財団法人未来医療推進機構の澤芳樹理事長らも出席。澤理事長は「550万人もの人が訪れた素晴らしい展示。子どもたちに見に来てもらうことで、学びのきっかけになれば」と語ると、吉村知事も「iPSに触れることで将来、科学者や技術者を目指す子どもたちが増えてくれたら、うれしい」と期待を込めました。
■心筋シートの映像やタブレット端末ゲームも
会場には、iPS細胞由来の心筋シートの実物映像やiPS細胞の研究に挑戦するタブレット端末型ゲーム、心臓模型などを常設展示。また、「万博おじさん」の愛称でもおなじみの万博愛好家・収集家の藤井秀雄さんが作った展示も新たに加わりました。
■ミャクミャクもお引越し
ディアモール大阪(大阪市北区)で存在感バツグンだったミャクミャクのモニュメントもお引越し。会場で再びその愛らしい姿を披露しており、来年3月31日まで展示されます。オープン初日の12月12日には多くの来場者が訪れ、“万博ロス”を癒す姿も見られました。
■入場無料で未来の鼓動感じよう
展示場所は、中之島クロス2階吹き抜けスペースで入場無料。最先端医療から万博のワクワク感まで、一度に味わえるエリアです。ぜひ足を運んで、未来への鼓動を感じてみてはいかがでしょうか。
西部マキコ エンタメライター。初出の話を引き出すインタビューが得意。「万博ロス民」の一人で、さまざまな「アフター万博」イベントに参加し、悲しみを癒す日々を過ごしています。
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