7月26日(土)午後1時からカンテレで放送の『ウラマヨ!』は、【知っているようで知らない梅田ミステリー】と題して、日々進化し続ける大阪・梅田を特集。街の裏側をのぞき見する中で浮上した数々のミステリーのうち、新梅田食道街に70年以上も存在するという謎のメニュー“エッグ”について、一足先にお届けします。
「エッグ!?メニューなんですか?すみません、知りません」「エッグ?知らないです」取材班がつかんだ情報をもとに、新梅田食道街で現地調査を開始したものの、謎のメニューを知る人物にはなかなか出会えません。
しかし、ついに「はい、知っています。“北京”さんです」と語る男性が!エッグはどうやら『北京』というお店にあるようです。一方で、別の男性からは「あぁ“金盃”の!」と、全く違うお店の名前が…。一体どういうことなのでしょうか。
名前が挙がった2つのお店のうち、ひとまず“金盃”へ。1985年、新梅田食道街にオープンした立ち飲み屋さんで、正式名称は『樽・金盃(たる・きんぱい)』。店内の壁に貼られたメニューを見ると、確かに“エッグ(350円)”の文字が。
創業当初からの名物メニューだそうで、名前から想像するに卵を使った料理であることは間違いなさそう。実際に注文してみたところ、一見して小さな鍋に生卵を割り入れただけのものが提供されました。
スタッフが困惑していると、オーナー・宮原憲二さんが「外から中に入れるように混ぜてください」と箸で器用に生卵を中央に寄せていきます。すると、陶器が熱せられているため、卵が固まりだしてフワフワとした半熟に。目玉焼きともスクランブルエッグともまた違う、独特の食感が楽しめます。
作り方は、陶器製の鍋に卵を2つ落とし、軽く塩を振って熱する、という至ってシンプルなものでしたが、まだ解決できていないもう1つの謎が。インタビューでも名前が出たように、新梅田食道街にはもう1軒、エッグを提供する『北京』という店があるのです。過去に『ウラマヨ!』でも取材したことがあり、創業は『樽・金盃』より30年以上も前の1950年。こちらのエッグも創業当初からあり、開発したのは『北京』の創業者・斉木信孝さん。この『北京』こそがエッグ発祥の店で間違いなさそうです。
ということは、まさか…。スタッフは再び『樽・金盃』に戻り、ストレートな表現で聞いてみました。
「このメニューをお父さんがパクったわけではないんですか?」
単刀直入な聞き方に、『樽・金盃』の宮原さんは「ちゃうちゃう(笑)」と笑い、「母さん、説明してあげて」と店の奥に向かって声を掛けると、宮原さんの妻が登場。「私は『北京』の先代の娘です。で、『北京』は先代の息子が継いで、今お嫁さんがやっています。だから『北京』と『金盃』はきょうだいなんです」と、その全貌について明かしました。
つまり、『北京』を創業した斉木さんは、『樽・金盃』の宮原さんにとっては義理の父親。斉木さんが『樽・金盃』をオープンする時に、娘婿の宮原さんを誘ったそうで、そのままエッグも金盃で出すことになった…というのが今回のミステリーの真実。スタジオのMC・ブラックマヨネーズ小杉竜一さんは「なので、まぁ…系列店です!シンプルに言うと系列店ですね」と、見事に分かりやすくまとめていたのでした。
番組では、新梅田食道街にあるもう一つのミステリーとして、呪文や暗号のように日々ささやかれているという謎の言葉“ネオドンドン”について追究するほか、昨年誕生した『KITTE大阪』で発生しているという、“ある魅惑的な液体の流入事件”を深掘り。
さらに梅田・茶屋町では、“なぜか関西のマダムたちを吸い込んでいる”という大学の正体を突き止め、デートスポットの定番・梅田スカイビルでは、窓に貼られている“フクロウのシールの謎”に迫ります。