大阪・心斎橋でクマ肉を食べるメニュー登場、ジビエ料理店が「わずかでも協力できれば」と冬季限定

2025.11.27

大阪・心斎橋でクマ肉を食べるメニュー登場、ジビエ料理店が「わずかでも協力できれば」と冬季限定
連日、全国で熊の出没や被害が報道されるなか、「熊を駆除して食べる取り組み」に注目が集まっています。大阪・心斎橋にあるジビエ料理店「山小屋居酒屋SUMIKA」(大阪市中央区)では「熊鍋コース」が登場。2025年11月26日(水)より冬季限定で販売をスタートします。
全国各地で、熊を始めとする野生鳥獣による人身被害や農作物被害が深刻化。そのような状況の中で同店では、市場にあまり出回らない食材を農家や猟師から調達し、キノコ鍋やシシ鍋など山の食材をイメージした山小屋メニューを取りそろえます。
なかでもクマ肉は脂の融点が低いことから、口の中で一気に甘みが広がる、とろけるような感覚が多くのジビエファンに人気で、赤身も肉質が非常にやわらかくさらっと食べられるのが特徴。またコラーゲンやビタミンB1などが多く含まれることから、カラダにとってうれしい食材だといいます。
「熊鍋コース」(税込11,000円)は、岐阜県産ツキノワグマの部位3種を薄切りにして和風だしで食べる「ハリハリ鍋」がメイン。また、旬の食材を取り入れた前菜や黒さつま地鶏の炭焼きなど山小屋をイメージした料理が並びます。
同店は、「熊肉の消費が広がり需要が拡大すれば、猟師さんも集まり畑を荒らす獣害が減って農家さんを守ることにもつながります。熊による獣害が発生していると聞き、わずかでも協力できればと今期のメニューに熊鍋を選ばせていただきました」と説明しています。

お店は大阪メトロ・心斎橋駅より徒歩約2分に位置し、営業は17:00~翌0:00(LO.23:00)です。

文/霧島怜
miyoka
0