飯島寛騎の転職成功に向け、成田凌と白洲迅が直接対決!魔王様VS天使様、勝負のゆくえは!?
2023.09.05
『転職の魔王様』第8話レビュー
今回のゲストは仮面ライダーエグゼイドで主演を演じた飯島寛騎さん。本作ではレギュラー出演の井本彩花さん、第3話のゲスト・渡邊圭祐さんに続いての仮面ライダー俳優の起用だ。特撮ファンの私は予告時点から「飯島さんが出る!しかも私と同じフリーライター役!」と一人で盛り上がっていた(笑)
飯島さんはドラマ『PRINCE OF LEGEND』では側近役を、Huluオリジナルドラマ『悪魔とラブソング』では巻き込まれ系男子を演じており、個人的には少し奥手な役柄を演じるイメージだった。しかし、本作では自信たっぷりのフリーランスを体現。「これからはキャリアの掛け算が必要」「社員も個人商店である意識が大切」など、書籍に書いてあることをさも自分の考えのように言い切る姿は、清々しかった。X(旧Twitter)では「仮面ライダーの時と印象違いすぎてビックリ」「飯島くんの演技上手すぎ」と飯島さんのビジュアルや演技力にさまざまな反応が見られた。
私も8年ほどフリーライターとして働いているが、匿名記事の取材や執筆の割合が多く、実績として出せるものは少ない。「ライターをやっています」とは言えるものの説得力に欠けるのは事実だろう。ライターにとって、「記名」か「匿名」かというのは「実績」という面では大きいのだろうと考えさせられた。
さらに驚いたのは、天間が提案した転職先企業の「1日企業見学」を実施したこと。「求人情報だけではわからない生の声を僕が行ってヒアリングしてきます」と、さも当たり前のように言ってやってのける天間。過去の経験から「自分がよく知らない会社に求職者を無責任に送り込むなんてできない」と考えるようになったらしいのだが……さすがに軽く引きました(苦笑)。求職者のためを思って徹底的に企業を調べ上げる天間と、求職者に「地獄に堕ちろ」とまで言われる毒舌の来栖。真逆のキャリアアドバイザーの設定が、個人的にはツボにハマっている。X(旧Twitter)では「やっぱりクールな来栖さんが好き!」「天間さんのやり方、間違ってないと思う」と魔王様派と天使様派の意見が見られた。
「このまま石岡は仕事を辞めてしまい、やっぱりフリーランスから正社員への転職は難しいっていうエンドなのかな」と思っていたら、予想の斜め上を行く結末に。
石岡が情熱を注げ、才能を発揮できる分野を見つけ、「求められることよりやりたいことをやるべきです」と背中を押す天間。「プレッシャーもあると思いますが、会社にいるのは、あなたの敵じゃない。一緒にやりたいことを実現するための仲間です」と石岡に伝える。たたみかけるように「俺にえらそうな態度をとれたんだから、職場でも言いたいことを言えばいい」と言う来栖。最高のアメとムチ感!最後に少し目を潤ませながら「わかりましたよ。やってやりますよ」と答える石岡さん、いや〜、爽やかだった。
そしてエンディングでは、天間が「シェパードキャリア」に転職するという展開!社長(石田ゆり子)の「面白そうだから採用しちゃった」のセリフには思わずえ〜っ(笑)。天間の「同僚になっちゃいましたね」も茶目っ気たっぷり。昨日の敵は今日の友。同僚になった魔王様と天使様がどんな相乗効果を生み出すのか、楽しみだ。
次回のゲストは金子ノブアキさん!社長の元恋人&引きこもりの求職者役だそう。難しい役をどう演じるのか。次週もハラハラドキドキの予感!
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文:猿渡 菜都美
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