転職の魔王様・成田凌の弟子卒業!?独り立ちした小芝風花が、高橋光臣&大西礼芳の家庭問題の解決に挑む!
2023.09.19
『転職の魔王様』第10話レビュー
第10話のゲストは、『水戸黄門』シリーズや『大岡越前』シリーズに出演している高橋光臣さん。時代劇に出演しているイメージが強いが、実は『轟轟戦隊ボウケンジャー』の主人公・ボウケンレッド役を演じていたこともあり、長年応援している俳優の一人だ。10月クールのTBSドラマ『フェルマーの料理』では小芝風花さんとの共演も決まっている。第10話では妻・矢吹江美里(大西礼芳)とすれ違いながらも、家族のことを大切に思い続ける一途な夫役を見事に演じた。
千晴や天間(白洲迅)からの提案で、スキルを活かして給与水準に高い業界への「異業種転職」に挑戦しようとする健一。一方で、転職については「決まってから驚かせようと思って」と妻に何も相談せずに進めていたのだ。……なぜ、男の人って何でもかんでも「サプライズ」にしようとするんだろう(苦笑)。偏見かもしれないが、だいたい「君のためを思って」みたいなサプライズは成功しないと思っている。
何社か面接を受け、無事に内定をもらった健一だが、報告しに帰ると「私は転職には反対です」「何が家族のためよ、私の気持ちなんて考えてないでしょ」と嫁ブロックをくらってしまう。……生きていくうえである程度のお金は必要だとは思うので、「家族のために稼がないといけない」という健一の考えは理解できる。でも、家に帰るのはいつも子どもが寝た後、家事や育児は江美里に任せっぱなしというのは、どうなのか。
そして、今回は来栖と千晴の出会いも明らかに。事故にあってしばらくした頃、希望の仕事からも外され、自暴自棄になっていた来栖。ある雨の日、地下道の階段から転げ落ちてしまう。そこに駆けつけたのが千晴だったのだ。「大丈夫です、体力に自信あるので」と来栖をおんぶして運ぶ千晴、なんて頼もしい!その後「いいですね、夢があって」とぼやく来栖に、「明日は今日より役に立てるかもしれない。そう思うと頑張ろうって思えるんです」と伝える姿、眩しすぎる。目の前のことに全力でキラキラしている小芝さんの演技、とても好き。
自信を失くして落ち込む千晴に「これまで君は何人の求職者に希望と気づきを与えてきたと思っているんですか」と言う来栖。さらに回想でこれまでのゲストが出てくる演出、憎すぎます!またTVerで見直したくなったじゃないですか(笑)。最後に「少なくとも君は一人の人間に確実に希望を与えた。それは俺が断言します。俺の人生は、君に救われた」と伝える来栖さん、最高でした!X(旧Twitter)では「『弱音ぐらい吐けばいい。困ったら頼ればいい』と力強く伝える成田さん、カッコ良すぎる」「時間軸ごとの演じ分けがうまい」と成田さんへの演技力に対するコメントがみられた。
最終話、元同期の出現が来栖にどんな影響を与えるのか。どういうストーリーで完結するのか。来週が待ちきれません!
見逃し配信はこちら(カンテレドーガ)
見逃し配信はこちら(TVer)
文:猿渡 菜都美
カンテレIDにログインまたは新規登録して
コメントに参加しよう