「お父さんは私のことを一生認めてくれない」不器用すぎる親子の絆【北くんシェア】
2025.07.08
『北くんがかわいすぎて手に余るので、３人でシェアすることにしました。』第２話レビュー
老若男女問わず全ての人を虜（とりこ）にする北くん（岩瀬洋志）と、北くんの愛を３等分にシェアするために共同生活する南（本田翼）・東子（志田未来）、西野（増子敦貴）の３人。“サブスク恋愛”と聞くと驚きですが、『北くんがかわいすぎて手に余るので、３人でシェアすることにしました。』第１話では３人が言いたいことを言い合って、わいわいにぎやかに暮らす様子は微笑ましくもありました。
第２話も冒頭から笑わせてもらいました。ある夜、マンションの屋上で晩酌しながら“王様ゲーム”を始めた４人。ですが実は、南・東子・西野の３人が自分の引いた番号のサインを送り合い、お互いが北くんといちゃいちゃするチャンスを提供しあうという八百長ゲームだったのです。
そのゲームで、北くんに壁ドンをされてツンデレな言葉をささやかれ、白目をむいてノックアウトされた西野が最高に笑えました。東子がレフェリーになってKOを取り、南が「だれかAED！」と叫ぶ、テンポがよくて楽しい掛け合いにも笑いっぱなしでした。
第２話も冒頭から笑わせてもらいました。ある夜、マンションの屋上で晩酌しながら“王様ゲーム”を始めた４人。ですが実は、南・東子・西野の３人が自分の引いた番号のサインを送り合い、お互いが北くんといちゃいちゃするチャンスを提供しあうという八百長ゲームだったのです。
そのゲームで、北くんに壁ドンをされてツンデレな言葉をささやかれ、白目をむいてノックアウトされた西野が最高に笑えました。東子がレフェリーになってKOを取り、南が「だれかAED！」と叫ぶ、テンポがよくて楽しい掛け合いにも笑いっぱなしでした。
『北くんがかわいすぎて手に余るので、３人でシェアすることにしました。』第２話
西野悠（増子敦貴）、比留間東子（志田未来）、真中北（岩瀬洋志）、浅田南（本田翼）
個人的にツボだったのは、マンション前を通りがかった警察官・古賀（おいでやす小田）が、朝の散歩から帰った北くんを見つけて「33％の会のヒモ！」と呼び、さらに北くんたちがそのマンションに住んでいると知ると「ここが男女混合三股の館か！」と叫んだこと。どっちのネーミングもひどい！ でも、おいでやす小田さんの大声に思わず笑ってしまいました。
『北くんがかわいすぎて手に余るので、３人でシェアすることにしました。』第２話
古賀弘樹（おいでやす小田）
さて今回は、30歳を過ぎても結婚をしない東子を心配した母・初江（羽野晶紀）が、電話越しの北くんの声を聞いて「相手に会わなくちゃ」と、夫婦そろって高知から東子の部屋へ来ることになりました。
東子の父・隆（マギー）は昔ながらの頑固オヤジで、パン屋になりたいという東子の夢にも大反対だったのだとか。今の状況を知れば実家に連れ戻されかねないと考えた東子は、南と西野にも協力をお願いし、北くんと両親を会わせることに。ところが当日、北くんが散歩に行ったまま帰宅しないという大ピンチが！ そこで北くん不在のピンチヒッターとして、急きょ西野が“ニセ北くん”としてふるまうことになりました。東子から「帰ってこないで」と頼まれていたはずの南も帰宅し、“お隣さん”として初江に対応します。
東子の父・隆（マギー）は昔ながらの頑固オヤジで、パン屋になりたいという東子の夢にも大反対だったのだとか。今の状況を知れば実家に連れ戻されかねないと考えた東子は、南と西野にも協力をお願いし、北くんと両親を会わせることに。ところが当日、北くんが散歩に行ったまま帰宅しないという大ピンチが！ そこで北くん不在のピンチヒッターとして、急きょ西野が“ニセ北くん”としてふるまうことになりました。東子から「帰ってこないで」と頼まれていたはずの南も帰宅し、“お隣さん”として初江に対応します。
『北くんがかわいすぎて手に余るので、３人でシェアすることにしました。』第２話
比留間隆（マギー）、比留間東子（志田未来）、比留間初江（羽野晶紀）
一方、娘に会う気まずさから逃げ、駅で初江と離れて１人で出かけた隆は、立ち寄った釣り堀で北くんに遭遇します。相手が娘の同棲相手とは知らず、北くんの優しさに触れて娘への思いを語り始めた隆。「夢を追って同棲したいなんて、不幸になるに決まっている」と話す隆に、北くんはぽつりと「幸せかどうかなんて本人以外にはわかんないよ」とつぶやきます。いつものふわふわ天使モードの北くんとは違って、低いトーンで話す北くん。どこかさみしげな横顔と、なんともよい声！ 北くんの言葉に妙に納得した隆は、自分が娘を思う気持ちに素直に向き合い、泣き出してしまいます。頑固親父の心も包み込む、北くんの包容力に脱帽したシーンでした。
隆からパン屋になることを反対された東子は「お父さんは私のことを一生認めてくれない」と心を閉ざしていました。しかし、自分がパン屋をめざすきっかけになった大好物の“ぼうしパン”を、隆が幼い東子のために買ってきていたと、初江の話から初めて知ります。
隆からパン屋になることを反対された東子は「お父さんは私のことを一生認めてくれない」と心を閉ざしていました。しかし、自分がパン屋をめざすきっかけになった大好物の“ぼうしパン”を、隆が幼い東子のために買ってきていたと、初江の話から初めて知ります。
『北くんがかわいすぎて手に余るので、３人でシェアすることにしました。』第２話
比留間東子（志田未来）
南に「行ってきなよ」と背中を押され、駅にいる隆に自分が焼いたパンを届ける東子。真剣に夢を追う思いや、北くんへの思いも隆にしっかり伝えることができました。隆も、東子のパンを口にして「うまい」と一言。東子、やっと認めてもらえてよかったね！父と娘、どちらも不器用すぎるけれど、お互いを大切に思っていることが伝わりなんとも感動的なシーンでした。
東子の過去にフォーカスした今回。にぎやかでコミカルなストーリーのなかに、恋にも夢にも一生懸命な東子というすてきな女性の姿が描かれました。物語に引き込まれていたらあっという間に次回予告。次回以降、南や西野、そして北くんの過去のエピソードも見られるのでしょうか？
東子の過去にフォーカスした今回。にぎやかでコミカルなストーリーのなかに、恋にも夢にも一生懸命な東子というすてきな女性の姿が描かれました。物語に引き込まれていたらあっという間に次回予告。次回以降、南や西野、そして北くんの過去のエピソードも見られるのでしょうか？
『北くんがかわいすぎて手に余るので、３人でシェアすることにしました。』第２話
西野悠（増子敦貴）、真中北（岩瀬洋志）
文：早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども３人の母。子育て系やエンタメ系記事の取材・ライティングを行う。
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども３人の母。子育て系やエンタメ系記事の取材・ライティングを行う。
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