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東子(志田未来)が「33%の会」より夢を選んだ矢先に因縁の妹・京子(元BiSH・加藤千尋)出現 <ドラマ>『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』

2025.08.19

東子(志田未来)が「33%の会」より夢を選んだ矢先に因縁の妹・京子(元BiSH・加藤千尋)出現 <ドラマ>『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』

『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』第8話レビュー

老若男女問わず全ての人をとりこにする北くん(岩瀬洋志)と、北くんの愛を3等分にシェアするために、33%の会を結成し、同棲(どうせい)生活する南(本田翼)・東子(志田未来)・西野(増子敦貴)。

『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』(カンテレ/毎週火曜11時)第8話は、東子に関係する人物たちによって、33%の会に新たな波乱が巻き起こりそうな予感がする回でした。

前回登場した美女・明星(藤井美菜)が、実は北くんの姉だとわかりひと安心した南たち。一方で、西野が南に恋愛感情を抱いているのではと勘ぐる東子は、“33%の会の掟(おきて)・三ヶ条”に、追加の項目を増やそうと提案します。それは「北くん以外の人を好きになることは禁止」というもの。

【動画で見る】<ドラマ>北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。【出演:本田翼、志田未来、岩瀬洋志、増子敦貴ほか】

【TVer】『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』第8話
比留間東子(志田未来)、浅田南(本田翼)、西野悠(増子敦貴)

もし、南と西野くんが恋愛関係になったとしたら33%の会の関係が崩れてしまうと考え、東子はこの4つめの掟を思いついたようです。北くんは自分1人では手に負えないし、今の北くんとの幸せを守るには、3人で北くんをシェアする関係を壊したくないのでしょう。北くん自身は南・東子・西野が自分以外の人に恋愛感情を抱いても仕方がない、という考えの人。そんな人だからこそ、東子たちは“33%の会の掟”を作って北くんをつなぎ止めようとしているのかもしれません。

さて、今回登場した新たな人物の1人は、パン職人だという山田和男(和田聰宏)。東子の働くパン屋のレジでおもむろにクロワッサンを頬張り始めた登場シーンに驚きました。目をまん丸にする東子の様子がコミカルで楽しかったです。

そして、山田は東子が焼いたパンを目当てに店に通い詰め、ある日東子を「軽井沢で一緒に店を出さないか」と誘います。そして同時に店の共同経営の条件として、開業資金の半額の500万円を出してほしい、と言うのです。

『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』第8話
山田和男(和田聰宏)、比留間東子(志田未来)

突然こんな人が現れたら、どう思いますか? 悪い人ではなさそうだけど、信用できるのか……。東子は、自分のパンを認められた喜びもあるでしょうし、ずっと自分の店を持つ夢を描いていたのだから勝負してみたい気持ちもわかります。

南に、山田とのことを聞かれた東子は、店を持つために迷う気持ちを打ち明けます。同時に北くんに「私が軽井沢へ行くと言ったらどうする?」と聞いてみますが、北くんは笑顔で「行ってきなよ。東子ちゃんのしたいことをするのが一番だよ」とまったく引き留めようとしません。なんとも北くんらしいその返事に、南・西野も複雑な表情を浮かべます。さみしそうな東子の表情に切なくなりました。

『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』第8話
真中北(岩瀬洋志)

しかも山田は経営者としてだけではなく、東子に好意も抱いているみたい。街で山田が別の女性と談笑する様子を見かけた南は「東子はだまされている!」と山田を疑いますが、東子は「一緒に夢をかなえたい」と熱く語る山田の言葉を信じ、ついに「軽井沢に行く」と心を決めたようです。恋と仕事と自分の未来。どんな選択をするのか、東子の葛藤が伝わってくるようでした。

その後、南と東子が帰宅すると、 西野が「東子さんの妹だという人が来た」と暗い表情。東子の妹・京子として登場したのは、なんと元BiSHの加藤千尋(セントチヒロ・チッチ)さん!加藤さんがCENT名義で歌う『ラブシンドローム』はこのドラマの主題歌で 、軽快なビートに乗せた楽しげなメロディーと透明感のある歌声が恋のときめきを感じさせる楽曲です。

加藤さん演じる東子の妹は、何やら東子と確執がありそう。「妹が来た」と聞き、急いで自室を確認した東子は「通帳を持っていかれた」とがく然とした様子です。まさか、京子が持っていってしまったのでしょうか。だとしたら、東子の開業資金はいったいどうなるのか……。来週の「北くんシェア」も波乱の予感です。
文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。子育て系やエンタメ系記事の取材・ライティングを行う。
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