「また口説きに来て」学生だった吉岡里帆“廻”が、永山瑛太“翔”との別れ際に交わした約束
2023.11.29
『時をかけるな、恋人たち』第8話レビュー
そのためには、2人が時間犯罪者を捕まえ昇進することが急務。廻はコーディネーターから正隊員に、翔はタイムパトロールからタイムエージェントに。手柄を立てれば任期は延長され、廻の記憶は消されず、翔と別れる必要がなくなるという。そこで今回は、翔が「時間犯罪者の仕業と思しき事件があった」と話す時代へ。奇しくもそこは、廻と翔が出会った2013年9月14日の世田谷大学でした。
これって第2話の伏線回収ですよね。覚えていますか? 違法タイムトラベラーの尾行中、チョコミントアイスを差し入れた翔に向かって「どうして私がチョコミント好きなの知ってるの?」と問いかけた、あのシーンですよ! 中断して第2話を見返したら、翔は「大学時代の廻が好きだったから」と答えているし、さらに「別れ際に君は『また口説きに来てよ』と言ったんだよ」と明かしているじゃないですか! まだ学生だった廻と翔の出会い〜別れ、いよいよ今回見届けられるってことね。俄然鼻息荒く、第8話の再生に戻りました。
『サマータイムマシン・ブルース』は、SF研究会の学生が故障前のクーラーの「リモコン」を求めてタイムマシンで過去へ戻る珍道中を描いた青春SFコメディ。で、『時をかけるな、恋人たち』第8話ではこの「リモコン」らしきアイテムで、翔が2223年のタイムパトロール基地と交信している様子が映し出されています。映画ファンにとってうれしい演出や小道具使いするなぁ、と思わず目を細めてしまいましたとさ。
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文:岡山朋代
編集・ライター。ぴあ、朝日新聞社「好書好日」など主にエンタメ系メディアで取材・執筆を手がける。
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