“つじつま合わせ”で伏線回収の嵐! いよいよ記憶消される吉岡里帆“廻”&永山瑛太“翔”
2023.12.13
『時をかけるな、恋人たち』第10話レビュー
以前、かぼすバージョンのデザインが手違いで届いたことを思い出した廻は「あれは未来の自分による“つじつま合わせ”だったんだ!」と気づきます。そして過去に戻り「かぼすこしょうキャラメル」のデザインを正式発注しようとしますが、未来から監査員(津田寛治)が来ることもあって「これ以上の違法タイムトラベルはよくない」と隊長の和井内秀峰(石田剛太)とオペレーター天野りおん(伊藤万理華)に制止されてしまいました。
「過去の放送回で登場したエピソードの伏線回収、全部盛りしました」といっても過言ではない廻の“つじつま合わせ”ぶりが見事な第10話。ざっと挙げるだけでも、これだけの伏線が張り巡らされていました。
路上ミュージシャン(吉澤嘉代子)のCDジャケットをデザイン
#2
生徒(南出凌嘉)と禁断の恋に落ちて違法タイムトラベルをしている教師(鳴海唯)を、元いた世界の10年後に送還して生徒と同い年にさせる「タイムラグ製法」を思いつくため、柚子を仕込む
#5
バス事故に遭った妻に想いを伝えたい夫(今野浩喜)の前に現れ、人生1周目の自分を差し置いて連行
#6
恋の逃避行先は「40年前の海」と天野に書き置きを残し、自分たちを追わせる(「探さないでください」に笑いました、絶対探すやん!)
#7
廻と翔の逃避行を目撃した後輩の広瀬航(西垣匠)の前に仮面をかぶって現れ、「彼らは2013年に駆け落ちした」と言ってタイムボードを差し出す
#8
婚約していた広瀬と別れ話に発展し、暗い表情の梓若菜(田中真琴)の前に現れ、「広瀬は2013年にいる」「追いかけて」と促す
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文:岡山朋代
編集・ライター。ぴあ、朝日新聞社「好書好日」など主にエンタメ系メディアで取材・執筆を手がける。
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