レトロモダンの巨匠・竹久夢二、京都国立近代美術館にて「前衛と遊び」の展覧会

2026.01.17

レトロモダンの巨匠・竹久夢二、京都国立近代美術館にて「前衛と遊び」の展覧会
大正ロマンを代表する画家・詩人で、その抒情(じょじょう)的な作品は「夢二式美人」とも称された竹久夢二。そんな彼の作品群を一挙に振りかえることができる展覧会『モダン都市生活と竹久夢二―川西英コレクション』が、2026年3月28日(土)から「京都国立近代美術館」(京都市左京区)にて開催されます。
竹久夢二《セノオ楽譜 No.44 蘭燈》 1917年 京都国立近代美術館

竹久夢二《セノオ楽譜 No.44 蘭燈》 1917年 京都国立近代美術館

近代日本美術史における巨匠であるとともに、イラストレーターやデザイナーとしても活躍した夢二。日本の近代グラフィック・デザインの先駆者としても知られ、「伝統と近代」「和と洋」それぞれの美術様式を交錯させ、絵封筒や千代紙といった身近な日用品から、雑誌や楽譜の表紙、広告ポスターなどで洗練されたデザインを数多く手掛けてきました。
竹久夢二《セノオ楽譜 No.164 喇叭(ラッパ)を皆響せよ 喜歌劇 小公子》 1920年 京都国立近代美術館

竹久夢二《セノオ楽譜 No.164 喇叭(ラッパ)を皆響せよ 喜歌劇 小公子》 1920年 京都国立近代美術館

その作品は、レトロモダン、アナログへの回帰などもあって、SNSを中心に再び脚光を集めています。この展覧会では、夢二に魅了された創作版画家・川西英が収集したコレクションとともに、夢二に憧れた昭和期の画家・版画家たちが描き出した都市生活やモダンな景観、前衛と遊びの世界をたっぷりと堪能することができます。
(左)竹久夢二《ポリドール・レコード 5月新譜(ポスター)》  1930年 京都国立近代美術館、(右)竹久夢二《九連環》 1928年頃 京都国立近代美術館

(左)竹久夢二《ポリドール・レコード 5月新譜(ポスター)》  1930年 京都国立近代美術館、(右)竹久夢二《九連環》 1928年頃 京都国立近代美術館

川西英《サーカス(曲馬)》 1928年 京都国立近代美術館

川西英《サーカス(曲馬)》 1928年 京都国立近代美術館

会期は、2026年3月28日(土)~6月21日(日)。開館時間は10時〜18時(金曜は〜20時、入館は閉館30分前まで)。月曜休館(5/4は開館)。チケットは前売一般1,600円、大学生900円、当日一般1,800円、大学生1,100円(高校生以下、18歳未満は無料)。レトロモダンが注目を集めている今、ぜひ訪れておきたい展覧会です。

文/夏目馨
miyoka
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