大森元貴の頭の中を旅するミセス初展覧会『Wonder Museum』が大阪で開幕【内覧会レポート】

大森元貴の頭の中を旅するミセス初展覧会『Wonder Museum』が大阪で開幕【内覧会レポート】
人気バンドのMrs. GREEN APPLE(以下、ミセス)にとって初となる大規模展覧会「Mrs. GREEN APPLE MGA MAGICAL 10 YEARS EXHIBITION『Wonder Museum』」が、3月2日から大阪市北区のグラングリーン大阪「VS.」で開幕します。
同展は、“ミセスのすべての楽曲制作、プロデュースを手がけてきた大森元貴さんの頭の中を旅する”という胸躍るコンセプト。大森さん自らが全体構成・監修を担い、そのイマジネーションを余すことなく体感できる空間に仕上がっています。開幕前日の内覧会で、一足早く“思考のワンダーランド”をのぞいてきました。
ミセスのチャンネルロゴ(大阪市北区、3月1日)

ミセスのチャンネルロゴ(大阪市北区、3月1日)

■きらめく楽曲世界へ、いざ出発

会場は、映像や造作、衣装、さらには“香り”まで駆使し、楽曲の世界観を立体的に表現した全10エリアで構成されています。
まず現れるのは「最初の部屋」。暗闇に浮かび上がる机が印象的で、アイデアがふっと生まれる瞬間をそっとのぞき見るような空間です。創作の始まりに立ち会うような感覚に包まれます。
ロゴを横目に続くエリアでは、「ダンスホール」の軽快なメロディーが響きます。タキシード姿のメンバーがポーズを決める「DANCE‐GO‐ROUND」は、ミラーボールと光に囲まれた華やかな世界。前向きな歌詞と相まって、自然と頬が緩みます。
「DANCE‐GO‐ROUND」の華やかな世界(大阪市北区、3月1日)

「DANCE‐GO‐ROUND」の華やかな世界(大阪市北区、3月1日)

■音楽は“視て・触れて・香る”もの?

目玉は「QUE SERA SERA GARDEN」。楽曲「ケセラセラ」を題材に、音楽体験を拡張する3つの実験が行われています。
AIが音源データをもとに映像化する“視るケセラセラ”。リズムを解析して振動として体に伝える“触れるケセラセラ”。そして、歌詞に込められた感情を分析し、香りとして再構築する“香るケセラセラ”。音楽が五感へと広がっていく体験は実に新鮮です。
“聴く”から“感じる”へ。ミセスが提示する新たな音楽のかたちに、思わずうなります。
歌詞からAIが香りを生成した「香るケセラセラ」(大阪市北区、3月1日)

歌詞からAIが香りを生成した「香るケセラセラ」(大阪市北区、3月1日)

さらに、「ライラック」の新アレンジをレコーディングする様子が上映される「RECORDING THEATER」も見逃せません。3人の何気ないやり取りまで垣間見える映像は、制作現場の空気感が伝わり、楽曲が生まれる“体温”までも感じられます。
レコーディング風景を楽しめる「RECORDING THEATER」(大阪市北区、3月1日)

レコーディング風景を楽しめる「RECORDING THEATER」(大阪市北区、3月1日)

■大阪初公開衣装も

衣装や小物も多数展示(大阪市北区、3月1日)

衣装や小物も多数展示(大阪市北区、3月1日)

最新ライブ「DOME TOUR 2025 “BABEL no TOH”」の物語の幕開けである巨大な絵本像を映像ショーで表現した「BABEL no TOH STATUE」を抜けると、「クスシキ」のミュージックビデオで実際に使用された衣装を展示する「COSTUME RUNWAY」が現れます。大阪初公開となる衣装もありますが、それは会場でのお楽しみに。ミュージックビデオ撮影で着用した衣装や小道具がならび、作品世界へのこだわりが伝わります。
映像ショーが楽しめる「BABEL no TOH STATUE」(大阪市北区、3月1日)

映像ショーが楽しめる「BABEL no TOH STATUE」(大阪市北区、3月1日)

続く「IMAGINATION VOYAGE」では、「Magic」「クスシキ」「ナハトムジーク」「ANTENNA」のミュージックビデオの世界観に没入。大画面と高性能音響、さらに室内に吹く風の演出が加わり、まさに“大森元貴の頭の中を航海する”体験です。
巨大な船に乗ってミュージックビデオの世界観に没入できる「IMAGINATION VOYAGE」(大阪市北区、3月1日)

巨大な船に乗ってミュージックビデオの世界観に没入できる「IMAGINATION VOYAGE」(大阪市北区、3月1日)

終盤の「CREATIVE HISTORY」は圧巻です。壁一面に300以上の額縁が並び、手書きの楽譜や原案スケッチなど貴重な資料がずらり。混沌(こんとん)と創造が同居する空間は、大森さんの思考の縮図のようにも映ります。10年の歩みと挑戦の軌跡が、遊び心あふれる演出とともに楽しめます。
そして最後を飾るのは、どこか見覚えのある「次の部屋」。始まりと終わりが静かに呼応し、観る者を再び現実へと送り出します。
音楽を“聴く”だけではなく、“歩き、触れ、香りを感じる”。ミセスの10年を凝縮した同展は、3人の音楽に込められた思いと、エンターテイナーとしての矜持(きょうじ)を体感できる特別な空間でした。会期は3月31日までです。
入口に鎮座する展覧会のロゴ(大阪市北区、3月1日)

入口に鎮座する展覧会のロゴ(大阪市北区、3月1日)

■展覧会とあわせて楽しみたい、大阪限定コラボ

さまざまな場所に設置されているフォトスポット(大阪市北区、3月1日)

さまざまな場所に設置されているフォトスポット(大阪市北区、3月1日)

展覧会の余韻に浸りながら足を延ばしたいのが、JR大阪駅直結「グラングリーン大阪」の商業施設です。館内外では特別装飾が施され、全33店舗の飲食店が青りんごをモチーフにした限定メニューを展開。スイーツやドリンクはもちろん、寿司やたこ焼き、ピザまでバリエーション豊かにそろいます。
うめきた公園にはコラボテーブルが登場(大阪市北区、3月1日)

うめきた公園にはコラボテーブルが登場(大阪市北区、3月1日)

一部商品はテイクアウトも可能。うめきた公園に登場したコラボデザインテーブルでピクニック気分を楽しむのもおすすめです。楽曲「ビターバカンス」をテーマにした写真をメンバーと撮影できるフォトブースも登場。館内外のあちこちに『Wonder Museum』のビジュアルを使用したフォトスポットも点在しており、歩くだけで気分が高まります。ファンにとってはまさに“聖地巡礼”のひとときとなりそうです。
スペシャルフォトブースで楽しい写真も撮れる(大阪市北区、3月1日)

スペシャルフォトブースで楽しい写真も撮れる(大阪市北区、3月1日)

コラボイベントは3月2日から31日まで開催。展覧会と街が一体となって盛り上がる大阪。ミセスの音楽に浸り、青りんごの余韻を味わう——そんな春の一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
グラングリーン大阪をジャックする「Mrs. GREEN APPLE『Wonder Museum』」(大阪市北区、3月1日)

グラングリーン大阪をジャックする「Mrs. GREEN APPLE『Wonder Museum』」(大阪市北区、3月1日)

取材・文/華みず希 Mrs. GREEN APPLE好きな関西在住ライター
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