宮沢氷魚「圧をかけることができない」主演・松下奈緒の目線の高さを目の当たりにしアプローチを変更【ドラマ『夫に間違いありません』】
死んだはずの夫・一樹(安田顕)が帰ってきたことを機に、人生の歯車が狂い始める女性・朝比聖子(松下奈緒)らの姿を描くドラマ『夫に間違いありません』。遺体誤認で受け取った一樹の保険金の返済問題に直面し、彼が生きていることを隠蔽(いんぺい)する道を選んだ聖子。そんな彼女の身辺をかぎまわる週刊誌記者・天童弥生を演じたのが、宮沢氷魚さんです。「違和感の中には秘密が隠されている」を信条に、さまざまな疑惑を暴こうとする天童。宮沢さんはどのようなアプローチでこの役に臨んでいるのか、話を聞きました。
—— 宮沢さんが演じた天童は、物語の中でスパイス的な存在のように感じます。
聖子たちの考えがうまくいきそうなときでも、天童のプレッシャーが入ってくるという点では確かにそうだと思います。そこで聖子が焦り、紗春が崩れていくところがありますので。ただ、それこそが天童というキャラクターが求められている役割だと感じています。天童がみんなをかき回していきますから。
—— 天童の追及によって、家族の幸せのために隠し事をすることを決めた聖子の葛藤が大きくなっていきます。視聴者的には心苦しさも感じますね。
1話から4、5話くらいまでは天童は間違いなく嫌われ者になるはず。そして、そうでなければ後半が生きてきません。ただ、なぜ彼は記者としてそこまで真実を追うのか。天童の思いや過去の経験、人生が明かされるにつれて、視聴者のみなさんの印象にも変化が出るのではないでしょうか。彼の人間味や、たまに出てくる不器用な面。そしてちょっとした優しさと心の揺らぎ。そういう瞬間が見えたとき、「天童はもしかして正しいんじゃないか」と。
聖子たちの考えがうまくいきそうなときでも、天童のプレッシャーが入ってくるという点では確かにそうだと思います。そこで聖子が焦り、紗春が崩れていくところがありますので。ただ、それこそが天童というキャラクターが求められている役割だと感じています。天童がみんなをかき回していきますから。
—— 天童の追及によって、家族の幸せのために隠し事をすることを決めた聖子の葛藤が大きくなっていきます。視聴者的には心苦しさも感じますね。
1話から4、5話くらいまでは天童は間違いなく嫌われ者になるはず。そして、そうでなければ後半が生きてきません。ただ、なぜ彼は記者としてそこまで真実を追うのか。天童の思いや過去の経験、人生が明かされるにつれて、視聴者のみなさんの印象にも変化が出るのではないでしょうか。彼の人間味や、たまに出てくる不器用な面。そしてちょっとした優しさと心の揺らぎ。そういう瞬間が見えたとき、「天童はもしかして正しいんじゃないか」と。
天童弥生(宮沢氷魚)
【夫に間違いありません・第4話】
——1話での天童のセリフ「違和感の中には秘密が隠されている」は、この物語の核心を突くものではないでしょうか。
この先も何回か天童はこの言葉を言います。人間は完璧なものではないですから、うまく隠そうとしても、どこかに違和感としてなにかが残ってしまう。たとえば隠し事をしたら罪悪感が足を引っ張ることもあるでしょうし、そういう心の動揺が必ず見えてくる。天童の勝負どころは、そこに気づけるかどうか。天童のように勘が鋭い人は「なにかおかしいぞ」となる。その違和感が回を重ねるごとに「これもおかしい」「あれもおかしい」と積み重なっていきます。その都度、天童が存在感を発揮するのが見どころの一つです。
—— たしかに私たちの日常でも、嘘や隠し事をすると必ずどこかにほころびが出ます。綻びを隠すために、嘘に嘘を重ねてしまう状況に陥ることも…。
そうなると「自分はこれまでどうやって生きていたんだっけ」と忘れちゃうはず。それがまさに自分の中で歯車が狂う瞬間。すべてがおかしくなってしまうのだと思います。
この先も何回か天童はこの言葉を言います。人間は完璧なものではないですから、うまく隠そうとしても、どこかに違和感としてなにかが残ってしまう。たとえば隠し事をしたら罪悪感が足を引っ張ることもあるでしょうし、そういう心の動揺が必ず見えてくる。天童の勝負どころは、そこに気づけるかどうか。天童のように勘が鋭い人は「なにかおかしいぞ」となる。その違和感が回を重ねるごとに「これもおかしい」「あれもおかしい」と積み重なっていきます。その都度、天童が存在感を発揮するのが見どころの一つです。
—— たしかに私たちの日常でも、嘘や隠し事をすると必ずどこかにほころびが出ます。綻びを隠すために、嘘に嘘を重ねてしまう状況に陥ることも…。
そうなると「自分はこれまでどうやって生きていたんだっけ」と忘れちゃうはず。それがまさに自分の中で歯車が狂う瞬間。すべてがおかしくなってしまうのだと思います。
天童弥生(宮沢氷魚)
【夫に間違いありません・第1話】
—— ちなみに宮沢さんが記者役を務めるということで、インタビューへやって来る記者やライターのみなさんの反応はどうですか。
プロのみなさんですから、厳しい目で見てくるのではないでしょうか(笑)。僕も出演作品についてさまざまな取材を受けてきましたが、話しやすい記者さんもいれば、攻めたインタビューをされる方もいらっしゃいました。でもみなさんもお仕事ですから、今まで記事になっていないことや、僕が口にしてこなかったことを引き出したいはず。それが攻めたインタビューになるのだと思います。僕もできる限り、答えられる範囲でいつもお答えしていますが、それでもその圧の強さにタジタジになることが、たまにあります(笑)。
—— ハハハ(笑)。
ただ天童は、攻めた取材をする記者なんです。ちょっとした隙を見つけて、こじ開けていく。ですので、僕自身がこれまで取材を通して出会ってきた攻めの強い記者さんを想像しながら、天童という人物を作っていきました。あと、普段は自分が答える側だからこそ、天童から追求される聖子や紗春の気持ちも理解できるんです。「その話はそう簡単にはお答えできませんよ」と。
プロのみなさんですから、厳しい目で見てくるのではないでしょうか(笑)。僕も出演作品についてさまざまな取材を受けてきましたが、話しやすい記者さんもいれば、攻めたインタビューをされる方もいらっしゃいました。でもみなさんもお仕事ですから、今まで記事になっていないことや、僕が口にしてこなかったことを引き出したいはず。それが攻めたインタビューになるのだと思います。僕もできる限り、答えられる範囲でいつもお答えしていますが、それでもその圧の強さにタジタジになることが、たまにあります(笑)。
—— ハハハ(笑)。
ただ天童は、攻めた取材をする記者なんです。ちょっとした隙を見つけて、こじ開けていく。ですので、僕自身がこれまで取材を通して出会ってきた攻めの強い記者さんを想像しながら、天童という人物を作っていきました。あと、普段は自分が答える側だからこそ、天童から追求される聖子や紗春の気持ちも理解できるんです。「その話はそう簡単にはお答えできませんよ」と。
天童弥生(宮沢氷魚)
【夫に間違いありません・第3話】
—— なるほど。
一方で天童は、そこをどう壊していくのかに勝負をかけている。「俺はなんとしてでもこれを記事にするんだ」と、執念を燃やすんです。今後の撮影でも、自分が経験したたくさんの取材をもとに両側の気持ちをイメージして表現につなげていきたいですね。
—— 記者・天童として現場にいらっしゃる宮沢さんですが、『夫に間違いありません』の出演者の方のスクープはなにかありますか?
スクープ…というより発見なのですが、聖子役の松下奈緒さんの目線の高さがほぼ同じなところです。僕は身長が184センチで、これまでの作品の現場でも共演者の方を見おろすことが少なくありませんでした。ただ今回の撮影現場での松下さんは、ヒールなどを履かれたとき、目線がそれほど変わらなくなるんです。僕があまり経験をしたことがない目線の高さでした。松下さんと初めてお会いしたとき、「いつもの自分のアプローチができていないかも」とソワソワするところがあったんです。
一方で天童は、そこをどう壊していくのかに勝負をかけている。「俺はなんとしてでもこれを記事にするんだ」と、執念を燃やすんです。今後の撮影でも、自分が経験したたくさんの取材をもとに両側の気持ちをイメージして表現につなげていきたいですね。
—— 記者・天童として現場にいらっしゃる宮沢さんですが、『夫に間違いありません』の出演者の方のスクープはなにかありますか?
スクープ…というより発見なのですが、聖子役の松下奈緒さんの目線の高さがほぼ同じなところです。僕は身長が184センチで、これまでの作品の現場でも共演者の方を見おろすことが少なくありませんでした。ただ今回の撮影現場での松下さんは、ヒールなどを履かれたとき、目線がそれほど変わらなくなるんです。僕があまり経験をしたことがない目線の高さでした。松下さんと初めてお会いしたとき、「いつもの自分のアプローチができていないかも」とソワソワするところがあったんです。
天童弥生(宮沢氷魚)
【夫に間違いありません・第2話】
—— というと?
身長差を生かして見おろすと、相手に圧をかけて演じることができます。特に今回は役柄的に、そういう圧力のかけ方が効果的になるはずでした。でも松下さんにはそれが通用しないので、別のアプローチが必要になったんです。目線って、演技をする上でこんなに大事なんだと気づきました。また目線の高さだけではなく、松下さんは存在感もすごくあるので、「これは別のやり方を考えないと」と練り直しました。自分自身の演技に関しての“スクープ”がありました。
—— 天童が口にした違和感が最終話まで散りばめられそうな物語ですが、あらためて見どころについて教えてください。
先が読めない作品です。僕も台本を読み進めて「え、こうなっていくの」と驚きました。最後まで気が抜けません。天童すらも予想できない巡り合わせもあり、「ここに繋がるのか」となります。良い緊張感を保ったまま進んでいく中、視聴者のみなさんも考察を膨らませながらご覧になってください。でもきっと、それも心地良く裏切られるのではないでしょうか。
身長差を生かして見おろすと、相手に圧をかけて演じることができます。特に今回は役柄的に、そういう圧力のかけ方が効果的になるはずでした。でも松下さんにはそれが通用しないので、別のアプローチが必要になったんです。目線って、演技をする上でこんなに大事なんだと気づきました。また目線の高さだけではなく、松下さんは存在感もすごくあるので、「これは別のやり方を考えないと」と練り直しました。自分自身の演技に関しての“スクープ”がありました。
—— 天童が口にした違和感が最終話まで散りばめられそうな物語ですが、あらためて見どころについて教えてください。
先が読めない作品です。僕も台本を読み進めて「え、こうなっていくの」と驚きました。最後まで気が抜けません。天童すらも予想できない巡り合わせもあり、「ここに繋がるのか」となります。良い緊張感を保ったまま進んでいく中、視聴者のみなさんも考察を膨らませながらご覧になってください。でもきっと、それも心地良く裏切られるのではないでしょうか。
天童弥生(宮沢氷魚)
【夫に間違いありません・第3話】
ドラマ『夫に間違いありません』(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
放送:2026年1月5日(月)スタート(初回15分拡大)毎週月曜よる10時〜
出演:松下奈緒、桜井ユキ、宮沢氷魚、中村海人、松井玲奈、山﨑真斗、吉本実由、白宮みずほ、大朏岳優、二井景彪、磯村アメリ・前川泰之、朝加真由美・余 貴美子、安田顕、ほか
放送:2026年1月5日(月)スタート(初回15分拡大)毎週月曜よる10時〜
出演:松下奈緒、桜井ユキ、宮沢氷魚、中村海人、松井玲奈、山﨑真斗、吉本実由、白宮みずほ、大朏岳優、二井景彪、磯村アメリ・前川泰之、朝加真由美・余 貴美子、安田顕、ほか
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