2024年7月3日(水)に東京都内で月10ドラマ『マウンテンドクター』の制作発表が行われました。
7月8日(月)よる10時からスタートする『マウンテンドクター』(初回15分拡大)は、長野県松本市を舞台に、山で発生する病気やケガに対して医療活動を行う“山岳医療”にスポットを当てた完全オリジナル作品です。
会見には、主演の杉野遥亮さんを始め、岡崎紗絵さん、宮澤エマさん、向井康⼆さん、近藤公園さん、トラウデン直美さん、檀れいさん、⼤森南朋さんが登壇し、会見を欠席した八嶋智人さんはまさかの等身大パネルでの疑似参加となりました。
信濃総合病院に赴任し、山岳医療チーム“MMT(マウンテン・メディカル・チーム)”に加わることになる青年医師・宮本歩(みやもと・あゆむ)を演じる杉野さんは、最初のあいさつで歩について「目の前の患者さんと向き合いながら、人間としても医者としても成長していく役」だと語りました。
大森さんはご自身が務める、信濃総合病院の循環器内科医・江森岳人(えもり・がくと)について「江森さんはなかなか厳しい人でいろんな強い面も持っているんですが、自分の中で背負っているものもありまして、正直に言うことを自分の正義として歩と対立するという構造になっています」と、歩との今後の展開についての期待感を膨らませてくれました。
岡崎さんが演じるのは、信濃総合病院の麻酔科医兼MMTメンバーで、歩の幼なじみでもある村松典子(むらまつ・のりこ)。「典子は明るくて快活で、すごく自分の信念にまっすぐな女性」だと説明。信濃総合病院の看護師で、祖父が山小屋を経営している鮎川玲(あゆかわ・れい)役を演じる宮澤さんは「すごく山に対して複雑な感情を抱いているという役どころです」と話し「歩をはじめとするMMTのメンバーと関わっていくことによって、山と向き合って、そして山と共存していくとはどういうことなのか、再認識していく役どころを楽しみに、そして、すばらしいロケーションでたくさん撮影をしているので、そこも楽しみに見ていただければなと思います」と見どころをアピールしました。
向井さんは歩と典子の幼なじみで、地元・長野県松本市で焼き鳥店「しんちゃん」を営む店主・小松真吾(こまつ・しんご)が「僕は歩と典子の幼なじみということで、2人のよき理解者」だということで、医師である幼なじみ2人とどういう会話が繰り広げられるのかが非常に気になります。
山岳医療やMMTに対して若干否定的に思っている人物である信濃総合病院の循環器内科医・掛川康二(かけがわ・こうじ)を演じる近藤さん。「紫外線、百害あって一利なし。山岳医療の必要性を感じたり、同意はしてるんですけれども、山には行きたくないな、と。ひねくれものといいますか、そういう人を演じています」と掛川の人物像について話しました。
オペ看護師として、信濃総合病院の救命救急医・小宮山太(こみやま・ふとし)と共に行動しながら、小宮山をうっすらいじる平早紀(たいら・さき)役のトラウデンさんは「とにかく私がのぞいてるシーンが多くて、いろんなところをのぞいてるんで、早紀がこの作品の中で何回のぞいたか数えてほしいなと思いますね」と笑みをこぼしました。
山岳医療発展のカギを握る信濃総合病院の院長・松澤周子(まつざわ・しゅうこ)を演じる檀さんは、周子について「山岳医療という分野を切り開きたい、この土地で根付かせたいという強い思いをもとにMMTというチームを作りました。この地域に対してどういうことができるのか、山岳医療をどう発展させていこうかと常に考えている女性です」とご自身の役を紹介しました。
今回のオファーを受けた頃、みんなで協力してものづくりをするところに楽しさを感じたいと思っていた時期だったという杉野さん。登りと下りで10時間かけて山頂での撮影に臨んだそうで、10分くらいの一瞬の晴れ間での撮影にみんな喜んだといいます。撮影を終えて山を下りるとそこには、思いもよらぬ光景が…。「休みの日なのに(オフのはずのスタッフさんたちが)いらっしゃって、拍手で出迎えてくれたりして、これはいいチームだなと思いました」と、そのときを振り返りました。
さらに、司会から「実際に登ってみて山はどうでしたか?」と聞かれると「いや、もう長野帰りたいなって。最初は早く東京に帰りたいなとか思ってたんですけど、なんか逆になってました」と長野での撮影を満喫している様子。大自然に囲まれながらの撮影はなかなかレアで、山での撮影はきっと大変だと思いますが、楽しかった部分やしんどかった部分ひっくるめての“長野に帰りたい!”だったんでしょうね(笑)。
大森さんは江森役を引き受けるにあたって「山登りをどのくらいやるのかわからなかったんですけど、とりあえず筋トレくらいしとこうかくらいの気持ちはありまして、インする前に少しだけやったりして、あと膝のケアとかしながら、年齢も年齢なので、ケガの無いようにとおもって取り組んでいます」と話し、俳優さんならではのプロ意識が垣間見られました。
『マウンテンドクター』で初めて父親役を演じる向井さんは、いつもはお母さんと電話することが多かったそうですが、お父さんとの電話が増え、お母さんがやきもちを焼く事態に。「父親と話していると、自然と(父親としての意識が)身につくのかなとも思いますし、お父さんっていろんな方いると思うんですけど、僕は背中で語るパパでいたいなとは思います」とご自身の父親像について語りました。
「毎回現場が楽しくて。お芝居はこういう風にやればいいんだなとかいうのを皆さんが背中で見せてくれるっていう感じなので、勉強しながらすごく楽しくやらせていただいてます」と話すトラウデンさんは、撮影の空き時間は、ずっとわちゃわちゃしている訳でなく、作品や芝居について議論し合っていると教えてくれました。キャスト陣の話を聞いて、ご自身に置き換えて考えているといい「この上ない現場だなって本当に皆さんに感謝しています」とチームのみんなに日頃の思いを伝えました。
ハードな撮影が続く中で“これがあると頑張れる”というものについて聞かれると、長時間の移動時にOfficial髭男dismの主題歌「Sharon」をずっと聞いていると答える杉野さん。「本当に前奏の1番最初のところから最後まですてきな曲で、すごく作品と主題歌が合っていて『マウンテンドクター』と向き合うのに助かっているというか、必需品みたいに聞いています」と大絶賛。大森さんは娘さんについて、岡崎さんは最近干し芋にハマっていると語る一方で、宮澤さんは「お酒ですね。プロデューサーを前にして言うのもあれなんですけど、(長野駅にある地酒などを売っている店)に行くのがめちゃくちゃ楽しみで、仕事頑張っています」と打ち明けました。向井さんは「やっぱり愛じゃないですか」とイケメンな回答。愛をくれる分、愛を返すのが向井さんの人生のストーリーだと話した後に「ふざけてるようで真面目なんですよ」と付け加えました。長野での撮影は県庁くらいで、それほど過酷なことはしていないという檀さん。「年を重ねていくとね、役柄もどんどん偉くなっていくんですね。なので、(撮影現場は)院長室が多いんですけれども、(保護している)猫ちゃんがニャーと元気でお出迎えしてくれるのが、私にとっての明日も頑張ろうっていうエネルギーになっています」と語りました。
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