知っているようで知らない商店街ツアー 梅田の2大商店街編
曽根崎お初天神通り商店街は、恋人の聖地「お初天神」の名で広く知られる露天(つゆのてん)神社の参拝道で、全長約300メートルの中に100以上の店が軒を連ねています。
昔ながらの店が多く、仕事終わりのサラリーマンがよく行くイメージの商店街ですが、実は最近SNSでバズる店が増加し、男女問わず若い世代のお客さんが増えているとのこと。
中でも2025年7月、お初天神裏にオープンした「囲炉裏とおでん 丸井」は、鶏を炭⽕で豪快にあぶったメニューや、鮭(さけ)といくらをふんだんに乗せた焼きおにぎり、自分専用の囲炉裏で楽しめるおでんなど、思わず撮りたくなるような料理を提供することで、お客さんがSNSに次々と画像や動画を投稿し、話題に。
そしてもう1軒バズっているのが、「炉端とホルモンと串焼きとおでん とっとっと」。店長の大崎貴史さんは「皆さん写真とか動画を撮られて拡散していただいて、けっこう認知が広がっているのは実感します。毎年最高売上を月ごとに更新しているので、反響あるなと感じますね」と、店のSNS戦略に手応え。
つい投稿してしまう仕掛けを店側でいくつも用意しているそうで、「お客様を楽しく迎えるために、来店時は太鼓を鳴らしています。あと今やっているのが、お箸の“おみくじ”です。箸袋を破ると中に書いてあって、もし大吉が出たら当店のオリジナルステッカーをプレゼントしています。(提示すると)色んなドリンクが100円引き、(団体客の)皆さんがステッカーを持っていれば、週末とかでなければ飲み放題の時間を30分延長することができるんです」
とにかくお客さんを楽しませたいという気持ちが強いそうで、もちろん肝心のメニューにもそれがにじみ出ています。
色とりどりな“鶏出汁(だし)おでん盛り合わせ”や、イカ墨を練り込んだ“黒いポテトフライ”もインパクト大ですが、極めつきなのが“博多明太とろろもつ鍋”。
本場博多の明太子が醤油(しょうゆ)ベースのもつ鍋の上にどどーんと乗っていて、さらに明太とろろを上からたっぷりかけていくという、エンタメ要素がSNS映え抜群。店内のあちらこちらに、スマホで撮影しながら楽しそうにかけまくるお客さんの姿が…。
「お初天神通り商店街はグルメ激戦区なので、その中では看板商品がないと厳しいんです。そこで強くバズらせたいと考えて完成させました。SNSのほうでけっこう取り上げてくださって、反響はありますね」と大崎店長は語り、まさに狙い通りといった様子。
メニュー開発はアルバイトを含めた全従業員から自由なアイデアと意見を募集して行っているとのことで、「やっぱりお客さんが面白がったり、喜んでもらえたりするようなメニューが一番かなと思います」と笑顔を見せていたのでした。
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