食べてみよか

【天満・スイーツ】幸せじわっと小さなパリ「おやつ&カフェ Lino」

2024.03.02

【天満・スイーツ】幸せじわっと小さなパリ「おやつ&カフェ Lino」
こそっと週末だけの喜び(天神橋4丁目)
JR天満駅から歩いて2~3分くらい。
昨秋にスイーツショップができていたことは知っていたのだけれど、いつもお店は開いていない感じ。
控えめな様子で名前もわからないのに、なんだかずっと気になっていた間口の小さなお店。金曜の午後に通りがかると、営業していたので勇気を出してズイッと扉を開けてみる…と。

奥には小さなパリな空間が広がっていました。
このちっちゃな素敵なお店は、金曜日から日曜日までの3日間だけオープンしているそうです。

クレープとガレットを店内でいただくことができるほか、お持ち帰り用の焼き菓子やケーキなどがショーケースや棚に並んでいます。
カウンターとテーブル席で6席だけの小さなスペースですが、混雑していなければテイクアウト商品もお店でいただくことができるようです。

お客様はほかにいなかったので、お持ち帰り用ケースから「ムラング シャンティ フレーズ」(561円)をイートインさせていただくことに。
「ムラング」とはメレンゲのことなんですね。サクサクのメレンゲにイチゴとラズベリーのクリームとソースが挟まっています。メレンゲはふわっとコーヒーのような風味が香ばしい。聞くと、焼きあがったメレンゲにアマゾンカカオのバターを塗っているとのことで、ベリー系の甘酸っぱさとよく合います。中にはホワイトチョコのうすい板もはさんであって、幸せが何層にも口の中に広がります。
店内の装飾があまりにもキュンすぎて、あれこれ眺めていると「空間デザイナーの方にお願いしたんです」とのこと。あちらこちらにアンティークがちりばめてあり、ランプシェードや家具や小物をじ~っと眺めているだけで、なんだか心があったかくなる気がします。
カフェオレが入ったカップ&ソーサーもフランスのアンティークなんですって。素敵ですよね。

オーナーパティシエがフランスで修業していたお店のシェフの息子さんがLino君という名前だったそうで、いつも彼がおいしそうにおやつを食べる様子が印象的で店名にしたんだそうです。お店のスイーツを食べた方がみんなLino君のように笑顔になりますように、という願いが込められているのですね。店内の装飾はLino君が迷い込んだフランスの森をイメージ。あちらこちらにかわいらしい動物のオブジェが飾られています。
店長のあやなさんもとても美しくキュートなパティシエさん。
お菓子やお店のことやこの界隈の話をしていると、パリのお店で立ち話しているような錯覚しちゃいます。ここは天満やけど…。
おしゃべりしていると次々とお客様が訪れます。みなさん、よくご存知なのですね。
焼き菓子もおいしそうで、スペキュロスというシナモンやカルダモンといったスパイスが入ったクッキー(4枚入り324円)をお持ち帰り用にゲット。週末のワイン会にもっていこうかなって言うと、「それいいですね。ワインと合わせることは想像しなかったですけれど、スパイスだから合いそうですね」と優しく微笑む店長にまたハートを射抜かれてしまいました。
週末だけの天満のプティ・フランス。みなさんもLino君と一緒にスイーツの森に迷いこんでみませんか。
店舗情報
おやつ&カフェ Lino Instagram
金曜日 12:00-20:00/土・日曜日 11:00‐19:00
大阪市北区天神橋4丁目7-19(地図はこちら
miyoka
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