ドンデコルテ 渡辺銀次「かつての自分を救ってやる大会」【R-1グランプリ2026 ファイナリストインタビュー①】
3月21日(土)よる6時30分から生放送でお届けする、史上最大の“ピン芸日本一決定戦”『Indeed R-1グランプリ2026』(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)。
過去最多6,171人のエントリーの中から見事決勝に駒を進めた、しんや、今井らいぱち、ドンデコルテ 渡辺銀次、ななまがり 初瀬、さすらいラビー 中田、真輝志、ルシファー吉岡、九条ジョー、トンツカタン お抹茶のファイナリスト9人に特別インタビューを実施。
本日3月12日(木)から決勝前日の3月20日(金)まで、9日間にわたってそれぞれの意気込みをお届けします。
本企画のトップバッターは、ドンデコルテ 渡辺銀次。2025年の『M-1グランプリ』で準優勝を果たし、注目度を急上昇させている彼が、今大会にかける思いを語りました。
過去最多6,171人のエントリーの中から見事決勝に駒を進めた、しんや、今井らいぱち、ドンデコルテ 渡辺銀次、ななまがり 初瀬、さすらいラビー 中田、真輝志、ルシファー吉岡、九条ジョー、トンツカタン お抹茶のファイナリスト9人に特別インタビューを実施。
本日3月12日(木)から決勝前日の3月20日(金)まで、9日間にわたってそれぞれの意気込みをお届けします。
本企画のトップバッターは、ドンデコルテ 渡辺銀次。2025年の『M-1グランプリ』で準優勝を果たし、注目度を急上昇させている彼が、今大会にかける思いを語りました。
◆インタビュー
――決勝進出が決まった瞬間を振り返ってみていかがですか?
まず安心しました。というのも、私のピンネタを見た芸人が「今年は決勝、あるぞ」とずっと言ってくれていたので。「期待を裏切らずに済んだ、危ねえ」という気持ちでした。2025年の『M-1』で準優勝もしたから「今回はあるぞ」という言い方ではなく、ネタをしっかり見て期待してくれたのがうれしかったです。ただ私自身は、今の自分の状況は脳みそが全然追いついていません。どれだけ「今、がんばらなきゃ」と思っても、もう40歳ですから。20代で売れている芸人のようにはいきません。体が慣れていきませんから。私は秋と書いて“思秋期(ししゅうき)”と呼んでいるのですが、冬に向かう複雑な時期なんです。
――ファイナリスト9人を見ていかがですか?
自分が出ていなかったら「おもしろそう、見たいな」と思える大会です。他人事ならそうなんですけど、自分事なので「最悪…。おもしれえやつばっかりじゃん」です。意識している人は、ルシファー吉岡さん。決勝記者会見のときに気づいたことがあって、ルシファーさんの方が年齢は上ですけど、芸歴は同期なんです。信じられませんよね。だって自分は今回で8回目の挑戦ですけど、ルシファーさんは決勝進出がこれで8回目。『R-1』でずっと見ていたルシファーさんと激闘を繰り広げることができたら、「ルシファーくん」と呼べるようになるかなって。今はまだ見上げる存在です。『R-1』の生き字引ですから。
まず安心しました。というのも、私のピンネタを見た芸人が「今年は決勝、あるぞ」とずっと言ってくれていたので。「期待を裏切らずに済んだ、危ねえ」という気持ちでした。2025年の『M-1』で準優勝もしたから「今回はあるぞ」という言い方ではなく、ネタをしっかり見て期待してくれたのがうれしかったです。ただ私自身は、今の自分の状況は脳みそが全然追いついていません。どれだけ「今、がんばらなきゃ」と思っても、もう40歳ですから。20代で売れている芸人のようにはいきません。体が慣れていきませんから。私は秋と書いて“思秋期(ししゅうき)”と呼んでいるのですが、冬に向かう複雑な時期なんです。
――ファイナリスト9人を見ていかがですか?
自分が出ていなかったら「おもしろそう、見たいな」と思える大会です。他人事ならそうなんですけど、自分事なので「最悪…。おもしれえやつばっかりじゃん」です。意識している人は、ルシファー吉岡さん。決勝記者会見のときに気づいたことがあって、ルシファーさんの方が年齢は上ですけど、芸歴は同期なんです。信じられませんよね。だって自分は今回で8回目の挑戦ですけど、ルシファーさんは決勝進出がこれで8回目。『R-1』でずっと見ていたルシファーさんと激闘を繰り広げることができたら、「ルシファーくん」と呼べるようになるかなって。今はまだ見上げる存在です。『R-1』の生き字引ですから。
ドンデコルテ 渡辺銀次さん
――ドンデコルテ 渡辺銀次さんにとっての『R-1グランプリ』とは?
命綱です。何の仕事もなく、コンビも組まずピンネタだけを作っている時期も長くあって、その間「もう、芸人を辞めようか」と考えることもありました。両親にも肩身の狭い思いをさせていたはずですし。でも芸人の道を諦めても、この年齢で採用してくれる会社は少ないでしょうから。誰も私を雇ってくれないと思います。そんな中、『R-1』だけは私を受け入れてくれる大会だと感じていました。3回戦で落ちたときも「あっ、笑ってもらえている。自分のことを分かってもらえているんだ」って。『R-1』のおかげで芸人を辞めずに済みました。今回は、かつての自分を救ってやる大会だと思います。ここで優勝したら、あのときの自分がめちゃくちゃ喜んでくれるはず。守谷日和さんも「そのときの自分が喜ぶんちゃう?うれしいやろうな」と言ってくれました。自分にとって『R-1』は救いです。
2025年の『M-1』準優勝をきっかけにキャラが知れ渡り、銀次さんの“楽しみ方”を多くの方が分かったこともあり、『R-1』の舞台でも“訴え”がキャッチーに届くのではないでしょうか。
命綱です。何の仕事もなく、コンビも組まずピンネタだけを作っている時期も長くあって、その間「もう、芸人を辞めようか」と考えることもありました。両親にも肩身の狭い思いをさせていたはずですし。でも芸人の道を諦めても、この年齢で採用してくれる会社は少ないでしょうから。誰も私を雇ってくれないと思います。そんな中、『R-1』だけは私を受け入れてくれる大会だと感じていました。3回戦で落ちたときも「あっ、笑ってもらえている。自分のことを分かってもらえているんだ」って。『R-1』のおかげで芸人を辞めずに済みました。今回は、かつての自分を救ってやる大会だと思います。ここで優勝したら、あのときの自分がめちゃくちゃ喜んでくれるはず。守谷日和さんも「そのときの自分が喜ぶんちゃう?うれしいやろうな」と言ってくれました。自分にとって『R-1』は救いです。
2025年の『M-1』準優勝をきっかけにキャラが知れ渡り、銀次さんの“楽しみ方”を多くの方が分かったこともあり、『R-1』の舞台でも“訴え”がキャッチーに届くのではないでしょうか。
◆ドンデコルテ 渡辺銀次
出身地:山口県
趣味:読書・日本文学・民俗学・日本語学・革靴
特技:けん玉
芸歴:17年目
R-1戦歴:2014年(1回戦)、2015年(2回戦)、2017年(2回戦)、2018年(3回戦)、2019年(3回戦)、2020年(準々決勝)、2024年(準決勝)、2025年(準々決勝)
受賞歴:第21回M-1グランプリ 準優勝
取材・文:田辺ユウキ
芸能ライター。大阪を拠点に全国のメディアへ寄稿。お笑い、音楽、映画、舞台など芸能全般の取材や分析の記事を執筆している。
芸能ライター。大阪を拠点に全国のメディアへ寄稿。お笑い、音楽、映画、舞台など芸能全般の取材や分析の記事を執筆している。
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