【2026年・節分】京都「節分祭」、邪気払い&福を呼び込む個性豊かな行事3選

2026.01.23

【2026年・節分】京都「節分祭」、邪気払い&福を呼び込む個性豊かな行事3選
1年の節目の日に行われる「節分」は、災厄を払い、福を呼び込む行事です。今回は、京都の寺社で行われる、個性豊かな「節分祭」・「節分会(せつぶんえ)」をご紹介します。節分祭に参拝して、春を迎える準備をしましょう。(画像は一部を除き、各寺社より提供)
◆「壬生寺(みぶでら)」(京都市中京区)の『節分会』
◆「藤森神社」(京都市伏見区)の『節分祭』
◆「八坂神社」(京都市東山区)の『節分祭』

狂言『節分』を上演「壬生寺」(京都市中京区)

壬生狂言『節分』で鬼が追い払われる場面「壬生寺」(京都市中京区)

壬生狂言『節分』で鬼が追い払われる場面「壬生寺」(京都市中京区)

白河天皇の発願で始まったとされる壬生寺の「節分会」は、900年以上の伝統があります。壬生寺「節分会」の大きな特徴は、重要文化財の狂言堂で、厄除け鬼払いの狂言『節分』が上演されることです。
壬生狂言にはセリフがなく、無言で話が進みます。ストーリーは、鬼が後家(家を守る女主人)に一目ぼれ。プレゼント作戦に出ますが、後家に鬼だと気づかれて、福豆をまかれて追い払われてしまうというもので、ユーモラスな印象がある内容です。
炮烙を奉納「壬生寺」(京都市中京区)

炮烙を奉納「壬生寺」(京都市中京区)

炮烙割の様子「壬生寺」(京都市中京区)

炮烙割の様子「壬生寺」(京都市中京区)

他に、素焼きの平たい器"炮烙(ほうらく)”に、家族の年齢・性別・願い事などを墨で書いて奉納する壬生寺ならではの風習もあります。奉納された炮烙は、4月に行われる壬生狂言の春の公開「炮烙割」で、舞台から落とされて割られます。これにより、その年の災厄を免れて福徳を得るという信仰が伝わっています。
大護摩祈祷「壬生寺」(京都市中京区)

大護摩祈祷「壬生寺」(京都市中京区)

「全国の節分行事の中でも独特な当寺の節分をどうぞご参詣下さい」(壬生寺)
2026年壬生寺『節分会』情報
開催日時:2月2日(月・節分前日・8〜21時)、3日(火・当日・8〜21時)、4日(水・後日・9〜19時)
壬生狂言「節分」上演:2日(月)と3日(火)の17時〜20時に4回(無料)

光の演出で『追儺式』を奉納、「藤森神社」(京都市伏見区)

追儺式の様子「藤森神社」(京都市伏見区)

追儺式の様子「藤森神社」(京都市伏見区)

午年の参拝に人気の「藤森神社」は、馬を守護する神として知られています。同社の節分祭は、一年の厄を祓(はら)い、新しい年の福を呼び込むために行われてきました。特に多くの人が集まるのが、夜8時から行われる「鬼やらい」とも呼ばれる「追儺式(ついなしき)」です。
弓矢で鬼が退治されます「藤森神社」(京都市伏見区)

弓矢で鬼が退治されます「藤森神社」(京都市伏見区)

追儺式では、紫とオレンジがかった鬼が豆まきや弓矢で退治されたあとに、赤と緑(あお)鬼が登場して退治されます。一番の特徴は同社ならではの、鬼退治にレーザーや音響を使用した演出がされることです。緑や赤に照らされた鬼が退治される様子に、場内が盛り上がります。
また、豆まきでは参拝者に袋入りの福豆がまかれますので、運が良ければ授かれるかもしれません。
追儺式の豆まきが行われる拝殿「藤森神社」(京都市伏見区)

追儺式の豆まきが行われる拝殿「藤森神社」(京都市伏見区)

他に夕方6時からは藤森太鼓保存会による「太鼓奉納」や、藤森雅楽会による「雅楽・舞楽奉納」も披露されます。
2026年藤森神社『節分祭』情報
開催日:2月3日(火)
スケジュール:18時から「太鼓演奏」の奉納、引続き「雅楽・舞楽」の奉納、20時から「節分祭追儺式」(本殿にて斎行の祭典の後、人形の焼納神事、豆まき、鬼退治など)

華やかな豆まき「八坂神社」(京都市東山区)の『節分祭』

弥栄雅楽会の豆まき「八坂神社」(京都市東山区)

弥栄雅楽会の豆まき「八坂神社」(京都市東山区)

「祇園さん」と親しみを込めて呼ばれる「八坂神社」は、賑やかな四条通や花街に近く、祇園祭の神事が行われる神社です。同社の「節分祭」は、2日間を通して計8回もの豆まきが行われることが特徴になっています。
特に、先斗(ぽんと)町歌舞会・宮川町歌舞会・祇園甲部歌舞会・祇園東歌舞会など、芸舞妓さんたちによる奉納舞踊と豆まきはとても華やかです。
本殿と豆まきが行われる舞殿「八坂神社」(京都市東山区)※筆者撮影

本殿と豆まきが行われる舞殿「八坂神社」(京都市東山区)※筆者撮影

他に福豆(初穂料300円)の授与も行われます。古来より邪気を祓い、福をもたらす力があるとされている福豆(大豆)には、空くじなしの景品福引券が付いており、福引所でくじを引いて景品と交換できるのもうれしいところ。景品は日用品や飲食物など1万点以上あります。特賞には、各種電化製品も多数あるそうです。
「ぜひ八坂神社で福豆をお受けいただき、厄をはらい、福をお持ち帰りください」(八坂神社)
2026年八坂神社『節分祭』情報
開催日:2月2日(月)、3日(火)
「大勢の方が来られ、大変混雑いたしますのでお気を付けください」
福豆引き換え時間:午前10時〜午後5時
豆まきスケジュール:2月2日(月)は13時、14時、15時、16時。2月3日(火)は11時、13時、15時、16時
文・写真(一部)/太田浩子
「美味しい」&「楽しい」関西の魅力をご案内。プライベートでは和菓子にハマっています。
miyoka
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