節分の豆まきは2月3日が一般的になっていますが、2025年は暦の関係で2月2日になります。実は立春の前日が「節分」。2025年の立春は太陽と地球の動きの関係で2月3日になったため、節分がずれているのですね。今回は、節分の日にぴったりな老舗豆菓子店の「節分豆」「福豆」をご紹介します。残った節分豆を使い切るレシピも教えていただいたので、ぜひご活用ください。(※画像の提供は全て豆政様/価格は全て2025年1月現在)
「豆政」の節分豆とは
明治17年、京都夷川(えびすがわ)で創業した「豆政」は、10日をかけて作り上げる京名物「夷川五色豆」や、国産きな粉と水あめを練り上げて食べやすく串にさした「すはまだんご」がよく知られています。同店は、京都の吉田神社、八坂神社、平安神宮、上賀茂神社、伏見稲荷の豆まきやお供え用の福豆を納品されています。
北海道産大粒大豆の「節分 福豆」
湧き水で仕込んだ北海道産大粒大豆を、豆に均一に火が通る機械専用の煎り機で、人の目で確認しながら丁寧に煎りあげた福豆は、シンプルだからこそしみじみとした素材の甘みが感じられるおいしい節分豆です。
紙桝と一合木桝には、商売繁盛を願う小判型飾りと恵比寿大黒の小さな金色のお守りが入っているのもうれしいですね。
袋入り(100グラム)378円、紙桝入り(70グラム)540円、一合木桝入り(55グラム)864円(全て税込)
京都土産にもぴったり「京の町かど『吉兆節分 福豆』」
京都の節分祭で知られる吉田神社では、「鬼やらい」とも呼ばれる追儺式(ついなしき)で四つ目の鬼「方相氏(ほうそうし:古代中国から伝承される神で、鬼を追い払う役目を演じる人のこと)」が、疫鬼(えきき)を追い払います。パッケージに幸福と平和をもたらす四つ目の鬼がデザインされた福豆は、自分用だけでなく、縁起のよいお土産として配るのにも最適な価格です。
京の町かど「吉兆節分 福豆」 (70グラム)432円(税込)
贈り物に「節分 木桝入」
最初にご紹介した北海道大粒小豆の「福豆」と、代表銘菓の「夷川五色豆」、または大豆に塩ときざみ海苔で味付けした「のりかけ豆」を好みで選ぶことができる木桝にはいった豪華版の福豆です。こちらにも小判型飾りと、恵比寿大黒の小さな金色のお守りがついています。大切な人の無事と健康を祈ってお贈りしたいですね。
五色豆/福豆(190グラム)1188円、五色豆/のりかけ豆(190グラム)1,188円
それぞれ285グラム、380グラム入りもあり。※五色豆/福豆(190グラム)以外は全て要予約
残った節分豆でアレンジレシピ
福豆は大豆の甘さと香ばしさで手が止まらずポリポリとあっという間に食べてしまいますが、もしも食べきれなかった場合の節分豆のアレンジレシピも教えてもらいました。
▼節分豆で簡単ごはん
香ばしい節分豆を使って、豆ごはんが驚くほど簡単にご自宅で作れます。まめで益々ご健康にという願いを込めて…。
作り方:
1.普通にごはんを炊く準備をしてください。
2.準備ができた炊飯器に、米2合に対して、塩小さじすりきり1杯、日本酒を約20cc入れます。
3.その上に、節分大豆を米2合に対してひと握りを目安に炊飯器へ入れます。
4.あとはいつもの通りのセットでごはんを炊いてください。
5.炊きあがったら適度に混ぜ合わせて、できあがりです。
▼節分みそ汁
材料はお好みの具材と田舎みそ、残った節分豆です。栄養満点で、田舎みその甘さと大豆の風味がうれしい具だくさんのみそ汁になります。
作り方:
1.残った節分豆を水につけて戻す。(今回は一晩おきました)
2.好きな具材で作ったみそ汁(みそを入れる前)に水で戻した節分豆を入れる。
(節分豆を水に戻さずそのまま使う場合は、具材を煮る際に一緒に煮ればOK!)
3.みそを入れて出来上がり。
▼さばと大豆の炊き込みご飯
全部入れて、普通に炊飯器で炊くだけでおかずご飯に!
材料:
お米 2合
煎り大豆 2つかみ程(お好みで)
さば缶(味付き) 1缶
炒りごま 少々
作り方:
1.通常通りお米2合を炊く準備をする。
2.お米を30分ほど水に浸しておく。
3.煎り大豆とさば缶を煮汁ごと入れ、少し混ぜてスイッチオン。
(やさしい味なので、お好みで醤油などを足してもOK)
4.炊けたらさばをほぐし、煎りゴマを混ぜて出来上がり!
【基本情報】
店舗名:豆政(京都府京都市中京区夷川通柳馬場西入る六丁目264)
URL:
https://www.mamemasa.co.jp
文:太田浩子
「美味しい」&「楽しい」関西の魅力をご案内。プライベートでは和菓子にハマっています。
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