東野幸治がMCを務める『マルコポロリ!』(毎週日曜ひる1時59分~放送・関西ローカル)が、9月7日(日)に放送900回を迎える。これを記念して、7日(日)正午から放送される『祝!マルコポロリ放送900回!感謝メガ盛り&クレームギガ盛りSP』にゲスト出演する永野、ウエストランド 井口浩之、お見送り芸人しんいちが、カンテレ本社で取材会に出席した。
『マルコポロリ!』は、MC・東野幸治と、ほんこん、メッセンジャーあいはらなど、芸人リポーターが新たな“オモシロ人間”を発掘するバラエティー番組。2006年4月に放送を開始し、2025年4月から20年目に突入。現在、カンテレが制作するレギュラー番組の中で屈指のご長寿番組。
当初は芸能リポーターたちが話題のニュースを追い求めるワイドショー番組だったが、コロナ禍をきっかけに“お笑い”と“スタジオトーク”に特化したバラエティー番組に変容。
“白い悪魔”の異名を持つ東野らレギュラー陣が強烈なイジリで芸人の知られざる素顔を暴く、芸人から恐れられるお笑い番組として定着している。
記念すべき放送900回は、これまでの『マルコポロリ!』で大活躍を見せた、永野、ウエストランド 井口浩之、お見送り芸人しんいち、ネコニスズ 舘野忠臣、ライス 関町知弘、若井おさむ、ぼる塾 あんりがゲスト出演。それぞれが抱く番組に対する強い不満、そして熱い感謝の思いをぶっちゃける。
ぼる塾 あんり、お見送り芸人しんいち、ウエストランド 井口の3人は、MC東野を筆頭とするレギュラー陣から特に強烈な「愛あるしごき」を受けてきた『マルコポロリ!』被害者としてクレームを訴える。
一方で、番組に大きな恩義を感じているという永野、ネコニスズ 舘野忠臣、ライス 関町知弘は、芸人人生における『マルコポロリ!』の存在の大きさと感謝を語る。
また、毎年年末の恒例企画「東野×坂上のお悩み相談ポロリ」にレギュラー出演する『マルコポロリ!』に欠かせない男、若井おさむの歴史を一気に振り返る。
さらに、900回を記念して、番組オリジナルトレーディングカードを視聴者にプレゼント。、コウノ・オブ・ザ・イヤー(元・令和喜多みな実 河野良祐)仕切りのもと、「ウエストランド 井口の岡山の名探偵」など、番組名物の写真もキラカードとして登場する。応募方法などの詳細は放送時に発表される予定。
永野、ウエストランド 井口浩之、お見送り芸人しんいちが取材会に出席!
収録後、番組の歴史に強烈な爪あとを残してきた永野、ウエストランド 井口浩之、お見送り芸人しんいちの3名が取材会に出席。
永野は、レギュラー以外での出演回数1位を誇り、番組出演が「芸人人生のターニングポイント」だと公言する“ミスターマルコポロリ”。 井口は『M-1グランプリ2022』王者となった直後“白い悪魔”東野幸治から手荒い祝福を受け“東野の壊れないオモチャ”の異名が定着。しんいちは、先輩・永野の踏み台にされ、東野に服を破られ引きずり回されるなど、手痛い目に遭ってきた。そんな『マルコポロリ!』に深く愛された功労者であり、レギュラー陣による“愛のあるイジリ”の被害者でもある彼らが、愛憎渦巻く本音を語った。
まず、今後の番組への期待を問われると、井口は「なんでレギュラー陣じゃなくて僕らに聞くんですか(笑)。知らないですよ」と突き放しつつも「東京とかで面白いと言われた芸人たちがここに来て、爆発してくれればいいですけどね」と、新たなスター誕生の場として期待を寄せた。
一方、永野は「真面目な話、芸人が賞レースとかでしか(世に)出られない時代に、人柄で出られるのはたぶんもう『マルコポロリ!』しかないと思う」と、お笑い界における番組の貴重さをアピール。そんな中、しんいちは「僕は逆に『マルコポロリ!』で死んだ芸人をもう一度集めて欲しいです」と新企画を提案。“『マルコポロリ!』で死んだ芸人”としてサツマカワRPGらの名を挙げ、「その辺の芸人が生き返るのか、マジでやって欲しいです」と熱望した。これには永野も「それ、俺もさっき本番で言いたかったのよ!」と同調。
さらに「『さんまのお笑い向上委員会』に出たことで“『マルコポロリ!』も大丈夫ですよね”ってなっている芸人をかわいがってほしいです。違うぞって、ここに呼んで叩(たた)きのめすっていうのをやってほしいですね。(『マルコポロリ!』と『さんまのお笑い向上委員会』は)芸人のバトルというところで似ていると思うんですけど、流派がちょっと違うので」「自画自賛で、我々はどっちとも戦ったんです。ハイブリッドなんです」と熱弁を振るった。
続いて、自身が番組にフィットした要因を問われると、永野はしんいちとの共演回(2022年7月24日放送「グレープカンパニー徹底解剖SP」)を振り返り「本音でいくしかない状況まで追い込まれたから、ハマった感じはしました。用意した言葉じゃなかったのがハマりました」と、土壇場で生まれた“本音”がきっかけだったと語った。
しんいちは、永野に重ねて「台本を作らずに行ったことも、ハマった要因かなと思います」と自己分析。「台本を作ってくる芸人がめっちゃおるんです。でも東野さんには本当にバレるから」と、作り込んだ笑いが通用しない、独特の緊張感を明かし「なんやかんや文句を言いましたけど、僕は『マルコポロリ!』から仕事が増えたんで、感謝しています」と語った。
そんな2人とは対照的に、井口は「別にここで特別、何かあったわけではない」とあくまでクールなスタンス。「(番組サイドが)『はい、見つけました』みたいな顔をしているので、今でも恨んではいます。なにをお前(番組サイド)が見つけたみたいな顔をしているんだと。『マルコポロリ!』出身みたいな扱いをされるけど、出身ではないですから」と不満をぶちまけた。
【永野、ウエストランド 井口浩之、お見送り芸人しんいちコメント全文】
Q:今後の『マルコポロリ!』に期待することは?
井口:なんでレギュラー陣じゃなくて僕らに聞くんですか(笑)。知らないですよ。放送期間が20年で、僕らが出るようになってから4年ぐらい。今の形になる前のワイドショー時代は知らないですし、またそっちの路線に戻るかもしれないですから。
永野:うまみがなくなって飽きたら捨てられるんですよ、どうせ。でも、今こういう番組が少ないですから、このまま盛り上がっていったらいいなと思います。真面目な話、芸人が賞レースとかでしか(世に)出られない時代に、人柄で出られるのはたぶんもう『マルコポロリ!』しかないと思うので。
井口:何人か東京とかで面白いと言われた芸人たちがここに来て、爆発してくれればいいですけどね。
しんいち:僕は逆に『マルコポロリ!』で死んだ芸人をもう一度集めて欲しいです。サツマカワRPGとか、口笛なるお(わらふぢなるお)は1回ここで死んだんですよ。その辺が生き返るのか、マジでやって欲しいです。
永野:それ俺もさっき本番で言いたかったのよ!あと、『さんまのお笑い向上委員会』に出たことで「『マルコポロリ!』も大丈夫ですよね」ってなっている芸人をかわいがってほしいです。違うぞって、ここに呼んで叩(たた)きのめすっていうのをやってほしいですね。
(『マルコポロリ!』と『さんまのお笑い向上委員会』は)形として芸人のバトルというところで似ていると思うんですけど、流派がちょっと違うので。「向上委員会で通用したのに『マルコポロリ!』では通用せん!」っていうのをやってほしいですね。どっちが上という意味じゃないですよ。流派が違うんで。ちょっと自画自賛で、我々はどっちとも戦ったんです。ハイブリッドなんです。
Q:ご自身で思う『マルコポロリ!』にここまでハマった要因は?
永野:僕は最初、あんまりハマらなかったんですよ。でもしんいちと出た回(2022年7月24日放送「グレープカンパニー徹底解剖SP」)は、本音でいくしかない状況まで追い込まれたから、ハマった感じはしました。追い込まれたから言うしかないですよ。用意した言葉じゃなかったのがハマりました。
井口:僕は違う番組で東野さんと毎週ご一緒して、いろいろとイジってもらっていたんです。その割には全然『マルコポロリ!』に呼ばれないな、ってイライラしてたんすけど「ともしげ(モグライダー)さんの回(2022年4月3日放送「モグライダーと仲間たち・東京芸人友情物語SP」)に紹介役として出てくれ」って言われて。
そこで東野さんがいつものイジリをして盛り上がったら(番組サイドが)「はい、見つけました」みたいな顔をしているので、今でも恨んではいます。なにをお前が見つけたみたいな顔をしているんだと。『マルコポロリ!』出身みたいな扱いをされるけど、出身ではないですから。(自分にとっては、数ある番組の)1番組なんです。別にここで特別、何かあったわけではないと思ってるんですけどね。
しんいち:僕は永野さんに近いんですけども、それプラス台本を作らずに行ったことも、ハマった要因かなと思います。台本を作ってくる芸人がめっちゃおるんです。でも東野さんには本当にバレるから「お前のそれ、なんか作ってきたやつな」みたいな感じになっちゃう。それを1回捨てた時期があって、自分でしゃべろうと思ってたらたまたま上手いこといっただけの話です。
井口:あれ本当になんなんでしょうね、東野さんに「最近どう?」って聞かれて「ギャグやっていいですか」っていう芸人。見たくないよ、会話をしてくれよって思いますよね。
しんいち:サツマカワとかね。『マルコポロリ!』に出た後、新大阪駅から泣きながら帰ったんですよ。
井口:新大阪の駅でもまだ涙が乾いてなかったんじゃないかな。
永野:サツマカワはあっち(東京)ではカリスマですからね。そういうこともあるんです。
しんいち:なんやかんや文句を言いましたけど、僕は『マルコポロリ!』から仕事が増えたんで、感謝しています。
番組概要
【番組タイトル】
『祝!マルコポロリ放送900回!感謝メガ盛り&クレームギガ盛りSP』
【放送日時】
9月7日(日)正午~13時24分(カンテレ*関西ローカル)
【出演者】
MC:東野幸治、中島めぐみ(カンテレアナウンサー)
ゲスト:永野、ウエストランド 井口浩之、お見送り芸人しんいち、ネコニスズ 舘野忠臣、ライス 関町知弘、若井おさむ、ぼる塾 あんり、コウノ・オブ・ザ・イヤー
芸人リポーター:ほんこん、月亭方正、メッセンジャーあいはら、シャンプーハット、月亭八光、ドーナツ・ピーナツ
カンテレIDにログインまたは新規登録して
コメントに参加しよう