反町隆史、28年ぶり連ドラ『GTO』に万感「もうダメかなと思ったときも」50代の鬼塚英吉が令和の学校へ

反町隆史、28年ぶり連ドラ『GTO』に万感「もうダメかなと思ったときも」50代の鬼塚英吉が令和の学校へ
7月20日(月)夜10時よりスタートする学園ドラマ『GTO』の第1話試写会・制作発表会見が10日、ユナイテッド・シネマ豊洲(東京都江東区)にて開催されました。制作発表会見には、主演の反町隆史さんをはじめ、ヒロイン役の生見愛瑠さん、高橋メアリージュンさん、市川知宏さん、夙川アトムさん、近藤芳正さん、宇梶剛士さんら教師役のほか、生徒役の11名(稲垣来泉さん・及川桃利さん・大島美優さん・梶原叶渚さん・川口和空さん・北里琉さん・柴崎楓雅さん・ LIL LEAGUE 難波碧空さん・ The Right Light 西浦心乃助さん・堀口真帆さん・森本陸斗さん)、そして脚本の遊川和彦さん、演出の中島悟さんの総勢20名が出席。また司会を1998年版鬼塚の教え子役で、今回も出演する山崎裕太さんが担当しました。
『GTO』は、反町さんが演じる元暴走族の教師・鬼塚英吉が型破りなスタイルで、生徒や学校の問題と向き合っていく物語。1998年夏に放送された前作の連続ドラマでは、そんな鬼塚の破天荒な教師像が反響を呼び、社会現象を巻き起こしました。連続ドラマとしては28年ぶりの完全新作となる今回は、50代になった鬼塚が私立誠進学園に赴任。“令和の学校”の雰囲気に戸惑いながらも、自分なりのやり方で突き進んでいきます。
反町さんがまず「『GTO』は1998年に連続ドラマとして始まり、幅広い層に愛された作品です。僕も俳優人生を30年やっていますが、一番言われてきたことは『GTO』と鬼塚のこと。『GTO』を見て教師になりました、という声も多く、すごく思い入れの深い作品です」と鬼塚役への思いを語ると、1998年版でも演出を務めた中島さんは「遊川さんがある日、“これは成長物語だ、鬼塚英吉や生徒たちが成長するんだ”とおっしゃいました」と鬼塚英吉の変化に注目してほしいと言い、同じく前回も脚本を担当した遊川さんも「今の時代にも鬼塚英吉というキャラクターが生きていて、本当に良かった。逆に言うと、これからの時代にもっと伸びしろがある人間なんだということに、今回(脚本を)書いていて気づきました」と鬼塚のキャラクター像に注目してほしいと話しました。
生見さんは、鬼塚が担任を務める1年B組の副担任・柏原実央役。初の教師役ということで「『GTO』のお話をいただいたとき、生徒役だと思ったんです。“まだ、生徒役はいける”って。そうしたら、まさかの副担任で。いいんですか、松嶋さんのポジションで」と、1998年版で松嶋菜々子さんが演じる冬月あずさの副担任という役割を引き受けたときのことを振り返りました。そんな生見さんについて、反町さんは「生見さんはフラットに芝居を成立させられる。(柏原役は)実はすごく難しく、鬼塚寄りでもありながら、一般的に求められる教師像でもあるので。それをサラッとやることができるんです」と絶賛しました。
英語教師・小泉望都子役の高橋さんは「私は人気ナンバーワンの先生役なのですが、(生徒からの)評価を気にしすぎているところがあるんです。そこにほころびが出てきます」、数学教師・阿部郁人役の市川さんは「(阿部は)鬼塚先生と対極にいる人間。なにかあればすぐAIに頼るんです。そんな阿部が鬼塚先生から、どのような影響を受けていくのか」、世界史教師・村山春樹役の夙川さんは「(1998年版で)鬼塚先生を見て教師になりたいという人がいたと聞いていたので、逆に僕の役を見て『教師になりたくない』と思われたら…。責任重大だなと思って」とそれぞれ役どころについて語りました。
1998年版にも登場した教頭・中丸浩司役の近藤さんは、「反町さんとは『GTO』以来、同じドラマに出させてもらったことはあるんですけど、同じシーンはなかったんです。28年ぶりだったので、本当に感慨深かったです。職員室での鬼塚とのやり取りでは、(反町さんと)お互いに芝居をして、みんなが笑ってくれて。涙が出るんじゃないかというくらい感動している自分がいました」と共演の喜びをかみ締めました。一方、控えめな性格の校長・大久保安博役の宇梶さんは「僕はおどおどとした校長の感じで。芝居を楽しむというより、おどおどと参加している感じです」と、現場では常に“大久保校長”として振る舞っているそう。
記者会見では、生徒役から先生役の俳優陣へ様々な相談が持ちかけられる場面も。西浦心乃助さんは「大人の色気はどうやったら出せますか」と質問。反町さんは「よく寝ればいいんじゃないかな?」と笑いを誘いながら回答し、「でも、夜更かしする人もこの中にいると思う。大人の中にも逆転している人がいるので、大丈夫でしょう」と年齢とともに大人の色気は備わるとアドバイスを送りしました。
また森本陸斗さんは、「僕は今、すごく緊張していますが、記者会見の前、めるる(生見愛瑠)さんに“緊張しないのですか”と聞いたら“全然しない”とおっしゃっていました。緊張しない秘けつを教えてください」と尋ねると、生見さんは「これは私の性格なんですけど、“1時間で終わる”といつも思っています。その1時間をがんばるだけ。時間が経てば絶対に終わるので。24時間のうちの1時間で終わる、だから楽しもうと思っています」と“めるる流”の緊張に打ち勝つ方法を明かしました。
そして記者会見の最後に、反町さんは「再び連続ドラマにするまでに、“もうダメかな”と思ったときもありました。でもカンテレさん、遊川さん、中島監督、そして原作者の藤沢とおるさんはみんな諦めなかった。藤沢さんは“好きにやっていいですよ。50歳になった鬼塚の姿は、自分もちょっと分からない。だから本当に好きにやってください”とおっしゃってくださったんです。広い心で受け止めてくださり、生みの親の藤沢とおるさんにも感謝したいです。また、テレビで待ってくださる方々がいらっしゃることを、心からうれしく思っています。生徒たちが素晴らしい演技を見せています。鬼塚と生徒の掛け合いも楽しんでください」と、視聴者に呼びかけました。
文:田辺ユウキ
芸能ライター。大阪を拠点に全国のメディアへ寄稿。お笑い、音楽、映画、舞台など芸能全般の取材や分析の記事を執筆している。
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