見てみよか

昴(永瀬廉)の恋愛大作戦開始、まどか(山下美月)は…?

2025.01.14

昴(永瀬廉)の恋愛大作戦開始、まどか(山下美月)は…?

『御曹司に恋はムズすぎる』第2話レビュー

まどか(山下美月)はアパレルメーカー「服天」で8年ぶりに再始動することになった子供服部門へ異動になりますが、そこに集まったメンバーには昴(永瀬廉)と友也(西畑大吾)の姿も。子供服部門への配属が不服な昴は、子供服に特別な思いがあるらしいまどかと初日から言い合いになってしまいます。前途多難な予感……。

第2話で印象深かったのは昴の親友・友也の存在でした。永瀬さんと西畑さんは事務所の同期で盟友とも言われます。2人が演じる親友同士のやりとりは息がぴったり。仲の良さが伝わるような空気感に癒やされました。
アパレルメーカーの御曹司として周囲にチヤホヤされてきた昴は、実は裏で悪口を言われていることを自分でわかっているからこそ、空気を読まず好きに生きると決めたと言います。友也は、きっとそんな昴のことをわかった上で、ずっと親友でいるんじゃないかと感じました。

それに昴は、新入社員研修で上司のプレゼンのミスに気が付いたり、研修課題のレポートもよく練られた内容だったりと、その実力はさすが創業者の孫。友也は、昴の良さを知っていてリスペクトする気持ちもあるのではないでしょうか。友也と昴が会社の廊下を歩きながら話すシーンで、昴が「俺はおまえと好きな服さえ作れればなんでもいい」と言う言葉に、驚きつつも昴を見つめる友也の表情は親愛に満ちていたと感じました。昴の言動にあきれつつもいろいろとフォローする友也の存在は、安心感もあります。
また、今回気になったのはまどかの部屋のインテリアです。かわいらしく整えられていました。パッチワークのファブリックや、鉢植えのグリーン、瓶詰めの保存食など、暮らしを楽しむ様子が垣間見えるような部屋でした。そのなかに、たわわに実るミニトマトの鉢植えが! 第1話でまどかがお弁当を「支出52円!」と言っていて、正直「こんなにミニトマトが入って52円はありえない」と思っていたのですが、まさか自家栽培だったとは! トマトに話しかけるまどかのかわいさも必見です。こんな笑顔で話しかけられたら、ミニトマトもたくさん実をつけたくなるでしょうね〜。
さて今回は、キスを拒んだまどかを自分にほれさせようと、昴が恋愛大作戦を開始。雨の日にまどかが傘を貸してくれたお礼にと、昴は手料理を作りました。その料理とは、まどかの好物のトマトとあんこを組み合わせた一品、その名も「トマトのファルシ〜スバルあんこスペシャル〜」! 昴が皿に盛り付けたトマトを切り分けると、なかにはぎゅうぎゅうにつまったあんこが。それを見たまどかが「ヒィッ」と悲鳴を上げたところは、かなり笑えました。まさかの発想ですよね。あまりに独特すぎる料理でしたが、昴の手元にばんそうこうが貼ってあることに気づいたまどかは、おそるおそる料理を口にします。すると意外にもおいしいことがわかり、満面の笑みに。このシーンで、正反対だった昴とまどかの心の距離が、少し近づいたように思えました。
そしてなんといっても今回のクライマックスは、最後の雨の夜のシーンではないでしょうか。仕事を終えたまどかと、研修課題を提出した昴が帰路につこうとすると、外は大雨。以前雨の日にまどかに借りた傘を返そうとする昴でしたが、まどかは「使ってください」と傘を受け取らずに雨の中を帰ろうとします。そんなまどかの腕をつかんで、「それじゃおまえがぬれるだろう」と自分のほうに引き寄せる昴。そして昴は……まどかにまさかの告白?! 昴のささやくような低い声にドキドキです。「待って、まさかここで? まだ早いって!」とかなり動揺した私です。これから見る方はどうぞお気をつけて!
次回予告では、まどかの上司・成田(小関裕太)と昴との三角関係が発展する予感も。まどかと昴が仕事上ではどんなふうにかかわるのか、昴はまどかに本気で恋をするのかなど、次回の展開も楽しみです!
文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども1人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。
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