3月8日(土)に迫った『R-1グランプリ2025』。
決勝戦にコマを進めたファイナリストたちのインタビューを毎日1本ずつ掲載していきます。
今回はハギノリザードマンさんです。
ハギノリザードマンさんは『R-1』初決勝ですが、しかしバラエティ番組『博士と助手〜細かすぎて伝わらないモノマネ選手権〜』で毎回爆笑をとっていて、2023年放送回では優勝も果たしていらっしゃいます。あの番組に挑み続けることで、ネタの幅が広がったり、ストックが増えたりしたのではないでしょうか。
「芸が身を助ける」とはこのことやと思います。『細かすぎて』でいろんなことができるようになりました。平場で「最後になにかやってください」とか、打ち上げの乾杯の場で「乾杯系のモノマネを!」とか振られても、ネタをすぐに差し込めるようになりました。ネタ数が600個あるんで、なんでもいけます。そういう武器があるのは、自分としても「強いな」と感じます。
準決勝のネタを拝見すると、そんなハギノさんの持ち味を生かしつつ、新しい面も見られました。
ストーリーや設定は後輩と相談しながら作っていきました。自分のこの見た目や年齢も生かして、お客さんが入り込めるようにして。あと、自分が持っている小道具もちゃんと使いたかった。たとえばボロボロの小道具であっても、どのようにすればうまく使えるかとか。
『細かすぎて』でのネタしかり、自分の身を削り……というか、もはや自分を犠牲にして笑いをとりにいくハギノさんの姿に感動すら覚えます!
長年、売れていなさすぎて「使えるものは全部使ってしまえ」の精神になりました。きっと2~3年目の若手芸人は僕みたいなことはしないでしょうし。みんなもっとスタイリッシュに笑いを取りたいはず。でもこっちはなにをやっても売れてこなくて、気付いたら頭もハゲちゃって(笑)。「こうなったら全部利用したれ!」という気持ちです。
ただ、2025年は事務所を退所して独立され、また新たにベルナルドというコンビも組まれましたね。『R-1』も初決勝ですし、転機の1年になりそうです。
正直、今が一番調子がいいかも。『細かすぎて』で優勝した2023年が一番になると思いましたけど、更新することができました。このピークがずっと続くように、『R-1』の決勝をがんばりたいです。
『R-1グランプリ2025』は2025年3月8日(土)よる6時30分から生放送(全国放送)です。
また「みよか」では優勝者予想を受付け中です(2025年3月8日よる7時まで、要:カンテレID登録/無料)。
見事的中させた方の中から抽選で3名さまに賞品があたります!
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取材・文:田辺ユウキ
芸能ライター。大阪を拠点に全国のメディアへ寄稿。お笑い、音楽、映画、舞台など芸能全般の取材や分析の記事を執筆している。
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