見てみよか

元カレからの「プロポーズ」揺れる恋心「愛に絶対も永遠もない。信じられるのは自分の気持ちだけ」 【ドラマ・北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。】

2025.07.29

元カレからの「プロポーズ」揺れる恋心「愛に絶対も永遠もない。信じられるのは自分の気持ちだけ」 【ドラマ・北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。】

『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』第5話レビュー

老若男女問わず全ての人をとりこにする北くん(岩瀬洋志)と、北くんの愛を3等分にシェアするために同棲生活する南(本田翼)、東子(志田未来)、西野(増子敦貴)。

『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』(カンテレ/毎週火曜11時)第5話は、元カレ・波海斗(木村達成)からプロポーズを受けた南の葛藤が描かれるとともに、北くんたちと同じマンションに住む家族とのかかわりから、「今」と「未来」の選択について考えさせられた回でした。

波海斗(はうと)からのプロポーズを受けた南は、自分を100%で愛してくれる波海斗との未来、そして自分が大好きな北くんと一緒に過ごす今、そのどちらを選ぶかで悩みます。

波海斗のことを嫌いで別れたわけではないし、波海斗のいいところも知っている南。

一方で北くんは、もし南が波海斗と一緒にニューヨークに行くことを選んでも引き留めることはしないはず。

いったいどちらの人生を選ぶのが幸せなのでしょうか。

【TVer】『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』第5話
浅田南(本田翼)、貴船波海斗(木村達成)

迷う南は、勤務先の病院の 入院患者の女優・絹子(萬田久子)に相談します。
すると絹子は「愛に絶対も永遠もない。信じられるのは自分の気持ちだけ」とアドバイス。
さすが、説得力のある言葉です。それに絹子を演じる萬田久子さんの気品あふれるたたずまいも印象的でした。

ウインクもとってもチャーミング! 絹子の病室はシーツもベッドカバーも寝衣もピンクで、美に妥協しないところが女優・絹子という感じがします。

その日の仕事を終えて帰宅した南が自宅で休んでいると、同じマンションに住む 近所の子ども・正史(二ノ宮陸登)がやってきます。さらにそこへ波海斗も訪ねてきて、なぜか正史たちとの遊びに参加する流れに。
『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』第4話 貴船波海斗(木村達成)

『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』第5話
真中北(岩瀬洋志)、西野悠(増子敦貴)、比留間東子(志田未来)、浅田南(本田翼)

そのころ、正史の母・倉崎史香(川面千晶)は息子・正史の姿が見当たらないと取り乱し、北くんたち102号室の住人に誘拐されたに違いないと大騒ぎ。
管理人や警察官・古賀(おいでやす小田)の制止を振り切って、102号室に乗り込み、さらにカオスな状況に。

102号室がてんやわんやの状況のところへ、さらに北くんとスーツ姿の男性が登場。
この男性は史香の夫・正人(池田良)で、管理人の遠山(諏訪太朗)から連絡をもらって状況を収めに来たようで「北くんは僕の恩人だ」と史香に説明を始めました。
あれっ? そういえば前回、釣り堀で北くんの隣にいた男性ですね。事情がありそうな様子で気になっていましたが、史香の夫だったとは!  
『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』第4話 西野悠(増子敦貴)、比留間東子(志田未来)、浅田南(本田翼)

『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』第5話
倉崎史香(川面千晶)、古賀弘樹(おいでやす小田)、遠山正太郎(諏訪太朗)

正人と史香は北くん、南、波海斗に見守られながら102号室のリビングで話し始めます。
正人は職を失って途方に暮れていたときに釣り堀で北くんと出会い、北くんの言葉をヒントに面接を受けたところ、仕事が見つかったのだというのです。

そして、いつも家族の将来のことを懸命に考えている史香に、将来が見えなくなるようなことは言えなかった、と打ち明けました。
その話を聞いて、史香自身も家族の気持ちに気づかなかったことを反省し、「大切なのは、今なのにね」と涙をこぼします。北くんたち102号室の住人を「怪しい連中」と決めつけていた史香でしたが、その考えも改めたようでした。1つの誤解がとけてよかったですね。

【TVer】『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』第5話
真中北(岩瀬洋志)、浅田南(本田翼)、貴船波海斗(木村達成)、倉崎正人(池田良)、倉崎史香(川面千晶)

この家族の様子を見ていた波海斗も、南とのことを改めて考え直したようで「今の南の幸せを考えられていなかった。プロポーズのことは忘れてくれ」と南に話しました。
迷っていた南自身も、今の幸せを選ぶ決心がつき、ニューヨークへ戻る波海斗に励ましの言葉をかけました。将来、南と波海斗は友だちとして付き合うのか、恋愛関係になるのかはわかりませんが、お互いに自分と相手の気持ちを考え、尊重しあえるすてきな関係になれたのではないでしょうか。

さて一件落着……と思いきや、職場に届いた怪文書が原因で、クビになりそうな南の問題はまだ解決していない状況。来週はどんなできごとが北くんたちを待ち受けるのか、楽しみです!
文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。子育て系やエンタメ系記事の取材・ライティングを行う。
miyoka
0