M-1王者が“大阪若手芸人の東京苦戦メカニズム”を鋭く指摘!「自分たちは有名だと錯覚」成功への処方箋とは

2025.09.29

M-1王者が“大阪若手芸人の東京苦戦メカニズム”を鋭く指摘!「自分たちは有名だと錯覚」成功への処方箋とは
9月28日の『マルコポロリ!』(カンテレ/毎週日曜午後1時59分~)に、ウエストランド・井口浩之さんが登場。大阪では大活躍中ながらもう一皮むけきれない豪快キャプテン(べーやんさん、山下ギャンブルゴリラさん)に対して、東京で苦戦している原因について愛のダメ出し。飛躍のため、リアルなアドバイスを授けました。

上段左から)井口浩之(ウエストランド)、お見送り芸人しんいち、林万介(かたつむり)、スーパー3助(にゃんこスター)
下段左から)永野、豪快キャプテン、隣人

今回は、全国区で活躍する売れっ子たちが集結した「放送900回記念SP」(2025年9月7日放送)の番外編「900回記念に呼ばれなかった男たちSP」。

前回のゲストだった絶好調なポロリが生んだスター・永野さん、ウエストランド・井口さん、お見送り芸人しんいちさんたちとは対照的に、豪快キャプテン、隣人(中村遊直さん・橋本市民球場さん)、かたつむり・林万介さん、にゃんこスター・スーパー3助さんという、様々な問題を抱えた闇のポロリ常連の4組が集結。もがき苦しむ彼らの悲痛な叫びを、永野さん、井口さん、お見送り芸人しんいちさんがぶった斬りました。
その中で、豪快キャプテンの2人が、大阪では忙しい一方で東京に行くと力が出せず、番組で“全カット”の憂き目にも遭ったと明かし、MCの東野幸治さんが井口さんに「先輩としてのアドバイスはありますか?」と話を振ったところ、「まだ変われると思うんです。でもこれ以上いったら変われなくなっちゃう可能性があるんで…」と険しい顔。

「今のままじゃアカンの?」と重ねて尋ねられると、井口さんは「いや、ダメでしょ!」と即答し、「大阪ではいいのかもしれないですけど、東京じゃあ(笑)。こんな人たちは出られないですよ、東京では」とバッサリ斬って捨てました。

その上で井口さんは、「M-1のネタ動画とか、大阪会場のを見ると結構衝撃を受けるんですよね。面白いとか面白くないか以前に、こんなこと言っちゃダメだよっていうのを普通に言っているんで。僕のチェックでは全然ダメです。しかも大阪の若手のネタ、全員が“デートの練習”から(はじまるネタ)ですよ」と持論をまくし立て、スタジオは大爆笑。

井口浩之(ウエストランド)

さらに東野さんから「最近お前、(タイタン所属ながら)吉本(興業)の若手芸人集めて食事行って説教してんねやろ?(笑)」と聞かれると、「もちろんです。それぐらいしないと、本当に吉本さんにはちゃんとしてほしいというか。“あまりにも”なんですよ」と、苦言を呈した井口さん。

「“自分たちは有名だ”とどこか錯覚していて。豪快キャプテンとかもそうで、よく大阪の若手で“俺らといえばこっちでしょ?”みたいなのがあるんですけど、東京にいる自分からしたら別にどっちも知らないから!お前らの劇場の中ではこいつがメインなのかもしれないけど。東京ではウケてないわけだから」と語気を強めました。

豪快キャプテン(左から べーやん、山下ギャンブルゴリラ)

東野さんが「ちょっと全員で井口しばこうか?(笑)」と大笑いする中、メッセンジャーのあいはらさんは腑(ふ)に落ちた様子で、「俺ら吉本におっても分かれへんもん、若手のノリが。“知ってるでしょ?”は確かに分かれへんわ」と、大阪若手芸人にとっての“東京の壁”に関する井口さんの鋭い考察に納得していました。

最後に豪快キャプテンへの「リアルなアドバイス」として、井口さんは錦鯉の2人を例に挙げ、「最初の“こんにちは~!”“うるせぇよ!”、これだけで、あ、こっちがおバカなんだと分かるじゃないですか。やっぱりどれだけ端的に関係性を分からせるかっていうのが、なかなか難しいんですよ。多分、ギャンブルゴリラが活躍するネタになると思うんですけど、そこに行く“過程”が全然見えないんですよね」と明快に説明。

当初は厳しいダメ出しに納得がいかないように見えたギャンゴリさんでしたが、いつのまにか体ごと井口さんの方を向き、一言も聞き逃さないようにしていた姿に、東野さんが「お前…(笑)、めっちゃ聞いてたな!」とツッコむと、「はい、参考になりました!」と目を輝かせ、東京でのリベンジを期していたのでした。
(関西テレビ9月28日(日)午後1時59分から放送『マルコポロリ!』より)
miyoka
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