「僕は何も持たざる者…」サツマカワRPGが『マルコポロリ!』 事前打合せで明かした本音がほぼドキュメンタリー

2025.10.19

「僕は何も持たざる者…」サツマカワRPGが『マルコポロリ!』 事前打合せで明かした本音がほぼドキュメンタリー
10月19日の『マルコポロリ!』(カンテレ/毎週日曜午後1時59分~)に、サツマカワRPGさんが登場。学生お笑い界のカリスマからの飛躍に向け、現在ぶち当たっている“壁”について、本音を赤裸々に明かしました。
今回の番組は「俺たちはまだやれる 目指せポロリスター!秋のリベンジ大作戦!」と題して放送。この番組にリベンジを期す芸人として、サツマカワRPGさんのほか、ママタルト(檜原洋平さん、大鶴肥満さん)、ザ・ギース(高佐一慈さん、尾関高文さん)、ストレッチーズ・高木貫太さん、そして金の国・渡部おにぎりさんが登場。

上段左から)ザ・ギース 尾関高文 ストレッチーズ・高木貫太 金の国・渡部おにぎり 
下段左から)ママタルト(檜原洋平、大鶴肥満) サツマカワRPG

加えて、別室では彼らの奮闘ぶりを、この番組から全国へと羽ばたいていった“ポロリスター”永野さんがこっそりモニタリング。『マルコポロリ!』にリベンジを誓う芸人たちに“ポロリスター”への道しるべを示しました。

左から)永野、東野幸治、高橋真理恵(カンテレアナウンサー)

同番組では、以前にサツマカワさんが永野さんから「パターンとかセンスなんてもう飽き飽き」「ギャグをただ披露しても大人は笑わない」と厳しいダメ出しを受けていました。MCの東野幸治さんは「てっきり俺はサツマカワくんが怒ってると思ってて。それが今日来ていただけたから、めちゃめちゃうれしいんですよ」と語り、その背景がよく分かるVTRとして、サツマカワさんとスタッフが事前に行ったリモート打ち合わせの様子が披露されました。

サツマカワRPG

その冒頭、サツマカワさんが「僕はちょっと頭打ちというか…みんなオチのある15秒ぐらいのトークが得意なんですけど、それがわりと僕はできない自覚があるんです」と肩を落とすと、見守る東野さんは「めちゃくちゃ真面目や!」と驚嘆。
さらに映像は続き、「だから永野さんは合ってるんです。能力のない者に味がする可能性があるのは“ボロカスに言う”ということしかできないので。むしろ永野さんには愛を感じました」と、言葉を絞り出すサツマカワさん。
「何も持たざる者が、R-1の結果とかで呼ばれてしまって。賢い人は断るんですよ。カリスマでいく上で不利にしかなんないから。でも俺はやっぱり断れなかった。心が弱いから(笑)。出て目立つ可能性があるって信じてたから。もっとテレビ出たいんですよ。どうしたらテレビ出られますか?」とスタッフに答えを求めたところでVTRは終了しました。

写真)東野幸治

 東野さんが「いやぁ赤裸々なインタビューでしたけど、あれは本心?」と尋ねたところ、サツマカワさんは「全部本心です」と認めたうえで「テレビっていうことを考えたら…、ネタは要らないかもしれないですね」と、今後の飛躍に向け自らの方向性を整理。
そんな本気で苦悩する若手に対して、東野さんは「結局、やっぱり力なんですよね、お笑いって」そう訴えて右手のこぶしを握り締めると、「だから、あなたがカリスマとして上り詰めたら、どこに行ってもずっとホームなんです。圧倒的に力を持っていたら、MCでもひな壇でもゲストでもどこに行ってもホームなんですよ」と力説。

サツマカワRPG

「今は、学生お笑いの流れでファンを獲得していて、言うたらカリスマやけど、そういうのをあんまり知らん人の前だとホームじゃない。そのアウェイの経験がないからちょっと今苦労しているだけで。これを突き詰めて頑張っていって本当のカリスマになったら、(テレビもネタも)2つとも手に入れられるんじゃないですか」と締めくくり、悩めるサツマカワさんに温かいアドバイスを送りました。

左から)永野、東野幸治

しかし、モニタリングを終えて意気揚々とスタジオに現れた永野さんは、すぐさま“本領”を発揮。「サツマカワくんが愛を感じたと言ってくれているのは正直うれしかったです」としながらも、「デジャブかと思いましたよ。前回も同じやり口だったじゃないですか、顔つくって心配させてみたいな」とまくしたて、ポロリスターへの道はまだまだ険しいと断言。
「あと、リモートから面白くない!ずっと。リモート会議から笑わせないと。自分の時は、ディレクターがゲラゲラ笑いますよ!」とバッサリ切り捨て、サツマカワさんへの愛のダメ出しが今回も止まらない永野さんだったのでした。
miyoka
0