『リビングの松永さん』第4話レビュー
松永(中島健人)へ恋していると自覚した美己(髙橋ひかる)。でもシェアハウスで暮らしていると、つい意識して距離の取り方がわからない、と、親友のマホ(志田こはく)とりっちゃん(臼井萌音)に相談します。そこでりっちゃんは、シェアハウスの男性3人と合コンをして、美己と松永の距離を縮めよう、と作戦を立てます。美己が松永たちをどう誘おうか思いあぐねていると、どういうわけか話がすり替わり、美己たち女子高生3人と、凌(藤原大祐)を含めた医大生の3人で合コンをする流れに。
それに対して松永は「女子高生なのに合コンなんて!」と頭から反対したり、「行くなら日曜の昼間だ!」と指定したり……門限のときもしかり、いくら保護者代わりとはいえ、松永は美己のこととなるとちっとも余裕がなくなってしまうように見えます。
美己のことが心配すぎてソワソワする松永を健太郎(向井康二)が誘い出し、なぜか松永と健太郎も女性たちと合コンするような形に。2軒目は健太郎のバーに行こうとしていたところ、カラオケを終えた美己たちとばったり。美己は、女性たちと一緒にいる松永に「人の合コンにはあんなに反対したくせに、ドン引き」とショックを隠せません。
そこでさらに松永が「俺たちは大人だからいいんだ。責任が持てるから」と一言。「大人はいい、子どもはダメ」だなんて、納得がいきませんよね。美己は年の差の壁も感じて傷ついたはず。美己は本当は松永と一緒に過ごしたかったし、合コンの間も松永に心配してほしかったのに。
松永の言動は、美己に対して保護者以上の感情が芽生えているようにも見えます。松永はそれに気づいていないのか、気づかないようにしているのか……美己のことが気になって仕方がないのは、親心?それとも恋心? 前回で急接近したかと思いきや、松永と美己、2人の心の距離が近づくにはもう少し時間がかかりそうです。
そんな2人の様子を間近で見ていたのは凌です。第4話は凌の控えめな優しさが光った回でもあったのでは。合コンで、男友達から美己をさりげなくかばったり、松永とのメッセージのやり取りを美己に見せて、本当は松永がずっと美己を心配していたことを教えてあげたり。凌は美己が気になっているようにも見えるけれど、一体どんな気持ちなんでしょうか!? クールな凌の表情からは、心の内が読み取れない、だからこそ一層気になります。
さて、今回の眼福ポイントは3つありました。1つ目は、リビングで松永と健太郎がくつろぎながらテレビを見ているシーン。めっちゃよくないですか!? 松永の膝枕で「純くんが好きなんだよぉ」と甘える健太郎。「しょうがないな」と甘えさせる松永。カップルかな?「松永さん、そこ代わって!」と思った向井さんファンは多いのでは?逆に膝枕してもらいたすぎるケンティーファンも多いのかも。
X(旧Twitter)でも「膝枕するケンティーとこーじくん、仲良し♥」「どっちもうらやましい」「原作にある膝枕のシーン、再現度が最高」「ありがとうリビ松!!」と大盛りあがりでした。
2つ目は、終盤で大人っぽいバーのカウンターで向かい合って話す松永と健太郎のシーン。ビジュが良すぎる!! あんなバーで「隣、いいですか?」……って言いたいけど言えないから、奥の席からこっそりイケメンたちを見ながら酒を飲みたい気持ちになります。健人と康二の「#健康コンビ」に見とれてため息が出てしまいそうでした。
さらに3つ目は、一緒にいた女性のことを聞いたミーコに、「お持ち帰りしたとでも思ったの?」と首を傾げて聞く松永。思わずドキッ!とします。 X(旧Twitter)では「言い方がかわいすぎる」「松永さんを持ち帰りたい」「松永さんがメロすぎてリピートしてる」「不意打ちにやられた……!」と、どハマリした人が多いようでした。
さて、第4話の最後には「こなっちゃん」なる人物の気配が示されます。なにやら、松永の過去とも関係が深い様子。こなっちゃんは一体だれなのか? そして、凌と美己の関係に何か変化があるのか? 次回放送まで4話をおかわり再生して待つことにします!
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文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。ほんのりオタク気質。
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