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バースデーパーティーで松永(中島健人)と凌(藤原大祐)がバチバチ!?

2024.02.21

バースデーパーティーで松永(中島健人)と凌(藤原大祐)がバチバチ!?

『リビングの松永さん』第7話レビュー

前回、美己(髙橋ひかる)の母・朋子(映美くらら)に代わり、美己の保護者として三者面談に出席した松永(中島健人)。なんとその教室にいた美己の担任は、以前シェアハウスで一緒に暮らしていた“小夏”こと夏未(若月佑美)でした。松永と夏未は元恋人同士。3年前、夏未が渡米して離れ離れになった2人だけれど、決して嫌いになって別れたわけではないのだとか。

夏未が松永の元カノだと知って、複雑な思いを抱える美己。恋をすると、元カノの存在が気になるものですよね。しかも生徒から信頼されて話しやすくて、恋愛の相談もできちゃう先生。すてきな大人の女性です。松永には夏未のほうがお似合いなんじゃないか、今ももしかしたら2人には気持ちがあるんじゃないか、と美己は落ち込んで、リビングにもあまり顔を出さなくなってしまいます。
そんな美己の様子を心配した凌(藤原大祐)は、バイト帰りに「俺でよければ話聞かせて。俺たち、同期だろ」と声をかけます。凌には「2人お似合いだったし、私なんかかなわない気がして」と素直に打ち明ける美己。あぁ、凌は今日も優しい! 人と関わるのが苦手だったはずなのに、美己にはまっすぐな優しさを向ける凌。自分の思いを秘めたまま、美己を見つめる視線が切なすぎます!
さて、今回はついに、松永さんの30歳のバースデーパーティーが開かれます。夏未から「今は純のことはなんとも思っていない」と聞いて安心した美己は、張り切ってパーティーの準備をし、松永のために手作りケーキを用意。朝子(黒川智花)が夏未に声をかけ、パーティーには夏未も参加することに。

にぎやかに始まったパーティーですが、かつての住人・夏未の参加で、シェアハウスのメンバーたちは昔話に花を咲かせます。会話の輪に入れず、居心地の悪さを感じる美己。それに「なんとも思っていない」とは言われつつも、夏未は松永の元カノです。みんなの好きな飲みものを選ぶ気配りもできて、有名店のケーキも買える自立した大人。美己は高校生の自分との年齢や経験の差を感じてしまったのかもしれません。切ない!
X(Twitter)でも、「ミーコのライバル出現!?」「ミーコの気持ちを思うと胸がぎゅっとなる」「ミーコちゃんの気持ちわかる。全力応援したくなっちゃう」と、恋する美己の思いに共感する人が多かったようです。
思わずパーティーから逃げ出してしまう美己。松永は美己を追いかけようとしますが、そこへ凌が「松永さんが追いかけても園田さん、つらくするだけ」だと、めずらしく怒った様子。松永と凌が、急にバチバチ!? でも、凌がシェアハウスに来て初めて自分の感情を出した瞬間だったのでは。凌は美己に「恋するパワーってすごいね」と言っていたけれど、凌のほうこそ、美己に恋をして変わったのかな、と感じる場面でした。
シェアハウスを飛び出した美己を追いかけたのは、健太郎(向井康二)でした。健太郎は「話に入れないと居心地悪いよね、ごめんね」と美己の心に寄り添います。健太郎は、美己の知らない昔の松永のことを話してくれ、さらに「俺が見る限り、美己ちゃんほど純くんがおせっかいを焼いた人はいない」と励まします。健太郎の優しさに、美己は元気づけられたようでした。
優しい健太郎はX(旧Twitter)でも大人気。「健ちゃん、さすがのコミュ力と優しさ」「包み込むような優しさの健ちゃん。自分もいろいろあったのかな」「健ちゃんに追いかけてもらいたい!」などのほか、「スピンオフで『バーテンダーの鈴木さん』やってほしい」なんてコメントも見られました。
健太郎と美己がシェアハウスに戻ると、なぜか屋内は真っ暗。そこへハッピーバースデーの歌を歌いながら、美己が隠していたケーキを手にした松永が現れます。美己がケーキを作ったことを、凌がみんなに話していたのでした。松永は美己の手作りケーキを喜んで、最高の笑顔。松永さんってこんなにかわいく笑うんですね! プレゼントを喜んでもらえて、美己も幸せそう。よかったね、美己!
一方、久しぶりに元カレの松永と話した夏未は、どうやらまだ松永への思いがあると気づいた様子。シェアハウスからの帰り道、松永に電話をかけて「声が聞きたくなった」と伝えます。第6話で、美己に恋の相談をされ「自分の気持ちに素直にならないと後悔する」とアドバイスしていた夏未。自分も後悔しないように、素直に松永に思いを伝えたのでしょうか。
美己、夏未、そして凌、いろんな恋の切なさが見えた第7話。いくつもの恋の行方はこれからどうなるのでしょうか……できればみんなに幸せになってほしい!
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文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。ほんのりオタク気質。
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