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成田凌の毒舌っぷりに小芝風花が感情爆発!?どんなに口が悪くても成田凌はカッコいい!

2023.07.20

成田凌の毒舌っぷりに小芝風花が感情爆発!?どんなに口が悪くても成田凌はカッコいい!

ドラマ『転職の魔王様』第1話レビュー

突然、高架下で来栖嵐(成田凌)が男性に刺されそうになるシーンからスタートした『転職の魔王様』。「えっ、お仕事ドラマだよね?サスペンスじゃないよね?」と思わず突っ込んでしまった私(笑)。第1話は予想の斜め上をいくはじまりだった。

本作は「転職」「生き方」がテーマということもあり、常に仕事についての悩みが多いフリーランスである私としては、身近なテーマだ。

前半、転職エージェント「シェパードキャリア」で来栖と面談する未谷千晴(小芝風花)が「必要とされる場所で働きたいんです」と話しているのを聞いてとても共感、「わかるわ〜」。誰かから必要とされることはうれしい。だからこそ、周りの期待に応えようと時には空回りしながらも頑張ってしまう。私もいまだに「自分が本当にしたい仕事が何かわかっていない」からこそ、千晴には感情移入せざるを得なかった。
来栖から紹介された企業の面接を受ける当日、千晴の家に「迎えに来ました」と来栖がやってくる。「時間より早いんじゃ……」と不思議がりながら連れていかれた先は、千晴が退職した会社。そこでは千晴が居なくても平常通り仕事をしている元同僚や上司の姿が……。

自分が必要とされていたのではないとわかった千晴は「自分の正解がわからない」と感情的になってしまう。そのときに来栖が言った「どんなに滑稽でも、どんなにくだらなくても、あなたが本当に望むなら、それが正解です。あなたの正解はあなたにしかわからない」というセリフは、転職する・しないに関係なく、自分探しをしている多くの人に響くだろう。

なにより、来栖の毒舌ながらもどこか愛のある口調がたまらない。ぜひリアタイ組も配信組ももう一度イヤホンで聴いてほしい(笑)
成田凌さんは、サマージャンボのCMや映画『カツベン!』の染谷俊太郎のような陽気な役と、映画『スマホを落としただけなのに』の浦野善治役やドラマ『逃亡医F』の藤木圭介のような闇を含んだ役などの演じ分けがうまいと思っている。成田さんの喜怒哀楽の表情を見るのが好きだ。

一方で本作では“転職の魔王様”と呼ばれ、毒舌であまり表情を崩さない役を演じる。「成田さんの感情爆発演技は見られないのか〜」と思っていたが、来栖の何にも動じない姿もカッコいいなと感じてしまった。さすが成田さん。

さらに、来栖が「甘いもの好き」という設定にはギャップ萌えだ。営業の横山潤也(前田公輝)からチョコレートを、社長の落合洋子(石田ゆり子)からはプリンをもらっていたが、甘いものを目の前に出されたときの来栖の動揺ぶりがかわいくて仕方なかった。

「甘いもの好きな成田凌、良い」「“おいしい”とうなずく姿、かわいい」などとTwitterでも盛り上がりを見せていた。2話以降はどんな甘いものが出てきて、来栖はどんな表情を見せるのか、注目していきたい。
そして個人的な楽しみがもう一つ。千晴のジャケット姿だ。第1話の中だけでも、黒、グレー、ベージュ、紺などさまざまな色・デザインのジャケット姿を拝めた。眼福、眼福(笑) 私的には紺ジャケットよりもグレージャケットのほうが顔が明るく見えて好きだなぁ。

Twitterでは「前クールドラマの『波よ聞いてくれ』とは違った良さがある」「金髪も良かったけど、黒髪も似合っている」「スーツ姿カッコいい」など、本作の小芝風花さんのビジュアルに多くの注目が集まっていた。
……それにしても、本作の舞台となる転職エージェント「シェパードキャリア」の内装がすてきすぎる!面接室はまるでおしゃれなカフェだ。窓際には観葉植物も並んでいる。

昔、仕事で転職エージェントを訪れたことがあるが、こんな前衛的なオフィスは見たことがない。……むしろ最近の転職エージェントはこれほどまでに進化しているのだろうか。教えて、業界の人(笑)

こんなオフィスに来栖のようなアドバイザーがいるのなら、一度転職相談に行ってみたいものだ。

ドラマ『転職の魔王様』(毎週月曜日よる10時放送) 公式HP
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文:猿渡 菜都美
miyoka
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