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松永(中島健人)が美己(髙橋ひかる)にまさかの「〇〇してくれ!」で驚きのハッピーエンド!

2024.03.27

松永(中島健人)が美己(髙橋ひかる)にまさかの「〇〇してくれ!」で驚きのハッピーエンド!
『リビングの松永さん』第12話(最終回)レビュー
松永が不在のリビングから始まった最終回。健太郎(向井康二)が松永の口調をマネしたり、松永にならってまさかの上裸になったり(!)するけれど、いつものリビングがどこか違う場所のよう。美己も、松永がいないさみしさを隠すように無理に明るく振る舞います。

シェアハウスの住人たちのぎこちない様子にしびれを切らした健太郎は、松永がシェアハウスを出ていった本当の理由を話しました。松永は、美己の母である朋子(映見くらら)に「一緒に暮らすことを許すことはできない」と言われたことから、自分の夢を見つけた美己の足かせにならないように出ていくことにしたのだと。
「松永さんの好きな場所を私が奪った」と心を痛める美己のもとに、凌(藤原大祐)が現れます。凌は「もっと俺に甘えてほしい。いつだって園田さんの味方だから」と美己の気持ちに寄り添い、そしてまっすぐに美己に告白をします。凌のまっすぐな思いに、美己もきっぱりと「うれしいけど松永さんのことが好き。この気持ちは変わりません」と伝えます。
美己の痛々しい様子を見かねた凌は、松永を呼び出します。そして「筋が通らないから美己を追いかけられない」と言う松永の胸ぐらをつかみ、思いの丈をぶつけます。「だれのための“筋”ですか。園田さんのこと、笑顔にできないなら全然筋が通ってない。そんなんなら、この先も園田さんのことを泣かせると思う。でも、園田さんを心から笑顔にするのは松永さんにしかできないから」。もう、この言葉、ぜんぶすごく良すぎる。第5話から凌を応援してきた私ですが、凌がこんなに熱い思いを胸に秘めてきたんだと思うと、それだけでこころがギュッ!と苦しくなります。「美己の笑顔を守りたい」と、どこまでも純粋に美己を想う凌に感動しました。
一方、水族館のWデート以来ギクシャクしたままの関係をなんとかしようと、健太郎は朝子(黒川智花)を自分のバーに誘います。朝子が店に到着すると、なんとその日は貸し切り。そして健太郎は髪をバッサリ切っていました。いつになく真剣な表情で「ずっと1人の人を好きだった。でも傷つけたくなくて、嫌われたくなくて、本当の気持ちを冗談で隠してた」と朝子への本心を明かします。すると朝子も「本当はドキドキしてたの、あの(キスの)とき。素直になるのが怖くて、うそついた」と涙をこぼします。ようやくお互いの思いを確かめあい、唇を重ねる2人。思わず「キャーー!!」と叫びそうなくらい、すてきなシーンでした。好きな人とこんなふうに結ばれるなんて、憧れますよね。よかったね、健ちゃん!朝子さん!
X(旧Twitter)でも「2人、幸せになって!」「大人の恋がすてき」「健ちゃん、朝子さん、おめでとう!」「朝子さんの笑顔がかわいすぎる!」2人を祝福する声が次々と投稿されていました。
さて、美己は母・朋子と和歌山へ帰省をすることになるのですが、凌の策略により、松永は美己が和歌山へ引っ越してしまうと思い違いをし、大事なプレゼン後に急いでシェアハウスに駆けつけます。
すると、リビングに到着した松永の眼の前に美己が現れました。
松永は、勝手にシェアハウスを出ていったことを素直に謝り、その理由を話します。家族のように思っていた美己のことを、いつの間にか意識するようになり、自分の気持ちに気がついたのだと。続いて「だから……〇〇してくれ!」と松永から驚きの言葉が。これはぜひ本編で確認してほしいのですが、まさかそうなる!? とびっくりなハッピーエンドです。リビングでの2人のやりとりを盗み聞きしていたシェアハウスのメンバーたちも、予想外のことに驚いて飛び出してくるほど。でも、そんななか、途中から聞いていた朋子はうなずいてにっこり。2人のことを認めたとも取れる表情でした。この衝撃展開に、X(旧Twitter)でも驚きのリアクションが続々とつぶやかれていました。
そして1年後に高校を卒業した美己を、松永があるビルの屋上に呼び出しました。そこから見えたのは、松永がデザインした広告の大きな看板。松永は「大きな看板で松永さんがデザインした広告を見たい!」と言った美己の夢を1つ実現させたのです。「これからよろしく」と抱き合う2人。幸せそうな2人の笑顔に、画面のこちら側にいる自分までにこにこほほ笑んでいることに気づきました。ミーコ、松永さん、よかったね! 末永くお幸せに!
この3カ月間、シェアハウスの住人たちと一緒に思い出を重ねたような気がします。花火をしたり、たこパしたり、あかねの結婚式もして、水族館にも行って……。シェアハウスの暮らしに憧れた人もいるのではないでしょうか。みんながお互いを思い合う、いい仲間たちでしたよね。X(旧Twitter)では「今までの思い出に泣いちゃう」「みんなが幸せになってよかった」「3カ月間キュンキュンをありがとう」などの投稿がたくさん。その文面から、「リビ松」ファンの皆さんの笑顔が目に浮かぶようでした。松永さん、ミーコ、そしてシェアハウス365のみなさん、楽しい時間をありがとうございました!

見逃し配信(カンテレドーガ)
見逃し配信(TVer)

文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。ほんのりオタク気質。
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