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井浦新“大迫”黒幕確定!?若葉竜也vs井浦新!杉咲花の真の味方は誰?

2024.05.08

井浦新“大迫”黒幕確定!?若葉竜也vs井浦新!杉咲花の真の味方は誰?
三瓶(若葉竜也)がミヤビ(杉咲花)の脳を検査したけれど、記憶障害の原因が脳のどこにも見つからなかった……大迫(井浦新)への疑惑で終わった前回でしたが、4話は大迫とミヤビの和やかなシーンから始まりました。2人はミヤビの実家を訪れ、彼女の家族と食卓を囲みます。実はミヤビが子どもの頃、彼女の母親が脳の病気で倒れ、大迫に命を救われていました。

家族で大迫の世話になっている彼女の実家では、大迫の写真が飾られており神様扱い。彼がいるときでさえ、みんなで手を合わせておがんでいて、気まずそうに止める大迫も含めてちょっとシュールでした(笑)。ミヤビが脳外科医になった理由も、大迫との出会いが関係していそうです。ミヤビが三瓶に検査してもらった話をすると、「軽々しく患者に希望を見せる危険な医者だよ」と批判します。
前回ラストの疑惑は置いておくとして、これまでの大迫の物腰からすると違和感のある言い方です。たしかに三瓶は大胆ではありますが、決して患者に対して軽々しく関わっているようには見えません。しかも、いかにも三瓶が悪者のような言い方をするなんて……。何か都合の悪いことでもあるのだろうかと勘ぐってしまいます。

一方、大迫に疑念を抱いた三瓶は、ミヤビのカルテを見せてほしいと度々関東医大病院を訪れますが、麻衣(生田絵梨花)に門前払いされます。麻衣は前回、自分の事情でカルテを見せてほしいという相談を断ったことを気にしていたらしく、自ら大迫に謝りました。

度々大迫の病院を訪れるうちに、大迫が診ている患者家族と知り合う三瓶。女の子にぶつかられて笑顔を向けるのですが、女の子目線の三瓶先生の笑顔、陰になっていたりする関係ですごく怖い……(笑)。その子の兄の手術中、両親は悩んでいる様子。話を聞くと、脳腫瘍の手術を数年前にもしたけれど、安全のためにすべてを取り除けなかったといいます。その影響で学習に遅れが出てしまい、支援学級を勧められたとのこと。
手術をモニターで見ていたところ、やはり今回も一部を残す提案をした大迫。しかし、三瓶はすべて取り除けるだろうと主張し、助手の経験が浅いことも見抜きます。経験のある助手に交代すべく待っていたところ、手術室に入ってきたのは三瓶でした。もう手をつけてしまったため、大迫は仕方なくそのまま進めることに。三瓶は見事すべての腫瘍を取り除き、両親にも感謝されました。

結果成功したのでよかったものの、他の病院の手術に勝手に乱入するのはありえないことです。なんとかごまかしてくれましたが、大迫は「思い上がるな」と怒ります。しかし三瓶も「助けられる患者がいるのに助けるなとおっしゃるんですか?」と引きません。どちらも患者のことを思っているけれど、信じるものが違うのだなと思います。序盤で三瓶を批判していたのも、そういった目指す方向性の違いなのでしょうか。
丘陵セントラル病院では、脳ドックで未破裂の動脈瘤が見つかったロボット工学研究者の加瀬(前原瑞樹)を診ることに。破裂する可能性が年間約1%弱、破裂した場合に死亡または障害が残る可能性が約50%、手術して後遺症が残る割合が4〜10%……。加瀬はどう判断すればいいのか悩みます。開頭手術とカテーテル手術という二つの選択肢のうち、カテーテル手術に決まって綾野(岡山天音)に応援に来てもらうことに。ミヤビに手術の説明をする綾野からは、技術に誇りを持ち、患者のことも考えているのが伝わってきます。
そして手術当日。心配性な加瀬をいつも励ましてきた妻が、「大丈夫」と加瀬を送り出し、手術室のドアが閉まった瞬間に崩れて息子を抱きしめる様子が印象的でした。こちらの手術も無事に成功。見学していた星前(千葉雄大)も驚く手際の良さでした。でも、麻衣と結婚したら実戦からは退き、経営に回るように言われているようです。これまた切ない。それでも権力と地位を得られるほうがいいのでしょうか。

手術後、飲み物を2種類買ってきて「どっちがいいですか?」と笑顔で聞いてくれたミヤビの姿に、彼女が記憶をなくす以前も同じことをしてくれたのを思い出します。せ、切ない……。そしてミヤビと会った日、あきらかにうれしそうな綾野を複雑な表情で見つめる麻衣。こちらも切ない……。ところで、麻衣の祖父で関東医大・同窓会長の西島秀雄(酒向芳)、いつも食べ方も話し方も品がなくて気になります。
そして終盤、衝撃の事実が明らかになりました。大迫と西島が食事している席で、「すべて計画通り」と言う大迫。「川内先生(ミヤビのこと)だっけ? 万が一にも記憶が戻ってもらっちゃ困るよ」西島に言われ「承知してます。あの男には手を出させません」と不敵な顔で答えます。

ああ……やはり、ミヤビの記憶が戻らないのには、大迫が関係していたようです。ミヤビの記憶が戻ると困る理由はなんなのでしょうか。ミヤビといい感じだったらしい綾野を自分の孫娘 と秘書と結婚させたかったからなのか、それともなにかほかの都合の悪いことがあるのか……。どんな理由にしても、ここまでミヤビに対して全面的に味方のような顔をしていたのに、そしていろんな人に「嘘をつけない人」と思われていて、津幡からも信頼されていたのに、本性はこれだったなんて、ひどすぎます……。

話を大迫から聞いた麻衣も、ミヤビに綾野が手術をしたかったのは論文を書くのに高学歴の症例が必要だったからであること、三瓶を信用しないほうがいいことを伝えます。序盤で悪い人ではないのかもと思ったのは撤回です……。

次回、ミヤビたちはどうなってしまうのでしょうか……?
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文:ぐみ
熱量高めなエンタメライター・編集。ドラマ・映画・アイドル・アニメなどのコラムやレビュー、インタビューを執筆中。
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