調べてみよか

メイクさんの魔法のバッグ​

2023.06.20

メイクさんの魔法のバッグ​
テレビ局で働くメイクさん。
番組にはメイクさんの存在は欠かせません。
スタジオ収録やロケには必ずメイクさんたちがいて、いつも大きなバッグを肩にさげて現場を見守っているのをご存知でしたか?

今回はそんなメイクさんの大きなバッグの中身を大公開しちゃいます!  
バッグの中身を見せてもらうのは、カンテレで働くメイクのキタヤマさん。​
「私、めちゃめちゃモノが多いんです」ということですが​、いったい何が多いのでしょうか?

早速バッグの中身を拡げてもらうと、確かにモノがどっさり!​
「え!これ全部入っているの?」と驚かれるでしょう。

リップ、マスカラ、ファンデーション、化粧水、​チーク、コンシーラー、押さえ粉などの​化粧品類はもちろんのこと、他にヘアピンやビューラーに加えて​、顔や手元のアップの撮影にも耐えられる用に毛抜きや爪切りなど​も必要。充血取り用の目薬も欠かせません。​
ロケには虫よけスプレーも必需品。​ そして、ここは大阪。もちろん アメちゃんも(笑)​
よく見てみると「これ、いつどないして使うんやろ」​というものまで(笑)​

油性ペンは出演者用の飲み物が入ったペットボトルに、それぞれのお名前を書いたりするときなどに重宝します。​
衣装担当のスタイリストさんが席を外しているときにはメイクさんだって衣装をちょっと整えたりもします。その時に役立つのは両面テープに安全ピン。​
そして食リポの撮影時には爪楊枝が実は必需品なんです。ちっちゃいことだと思われるかもしれませんが、あると無いのとでは大違い!現場は何度も助けられています。​

メイクが終わってロケが始まると休憩…ではないんです。
ロケの現場では制作スタッフが手を離せない時があるんですが、そんな時には​人員整理のお手伝いもできる用にうちわまで(涙)! ちなみにこのうちわはロケ車両のドライバーさんからもらった​そうです(笑)​
「今日はいらないかなと思ってバッグの中から外すと、そんな時に限って欲しいと言われるので​、念の為に…と思っているうちにどんどんモノが増えて行きました」(キタヤマさん)​

コロナ禍ではさらにモノが増えたそうで、櫛やブラシの使用では、これまでより​さらに消毒を徹底するようになり、ロケでも最低2~3本は必要になったそう。​
さらに化粧パフは消毒さえもできないので必ず人数分必要。衛生面を考え、清潔な​お茶パックに入れてひとつひとつに名前を書いて保存しているとの事。アイデアですね。​
ちなみにメイク筆を複数人に使う場合は、都度アルコールで洗浄して使用するんだそうです。​

何気なく見ているテレビ番組ですが、裏ではメイクさんたちの準備とアイデアと気遣いと愛であふれているのです。
miyoka
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