番組セットの裏側
2023.09.29
長寿番組になればなるほど安全点検が重要になってきます。
セットを担当する美術部は、年に2回、「カンテレ美術安全週間」を設けて各番組のセットの経年劣化・老朽化の診断を行っています。
点検の結果、なんらかの手当をした方がいいと分かった番組は、補修や更新をしていきます。
担当はベテラン・岡﨑忠司美術プロデューサー。長年の使用で老朽化した部分を新しくすると共に、材質やサイズを見直して軽量化を行いました。荷重がかかるとその分傷むのも早くなるのです。たこ焼き屋の看板、だいぶん薄くしたのでまねき猫の足がはみ出ちゃいました(笑)。
他に電飾看板のLED化なども行いました。長持ちさせることは環境に配慮することにも繋がり、大切な取り組みです。
熱烈タイガースファンのデザイナー・井内克信さん(レフティーデザイン)が「さすがに大阪中を探してもこんな家あるわけ無いやろ(笑)」というド派手なものに仕上げました。番組をご覧になった方は気づかれたかもしれませんが、なんと床までトラ柄だったのです。
まだいろんなものが塗りたての出来たてほやほやです。パイロット版(テスト放送)の収録を経たりしながら微調整を重ねて本番当日につなげていきます。
このセット、かわいいですよね。完成版はぜひ生放送でごらん下さい。
カンテレIDにログインまたは新規登録して
コメントに参加しよう