食べてみよか

この秋おすすめ、大阪市内で楽しめる個性派モンブラン3選

2024.11.06

この秋おすすめ、大阪市内で楽しめる個性派モンブラン3選
朝晩は肌寒い日が増え、ようやく秋の気配を感じられるようになった11月。待ちに待った食欲の秋を存分に楽しみたいという人も多いのでは?

おいしいものが豊富に揃う秋ですが、必ずチェックしたいのが旬の栗をたっぷり使った「モンブラン」。

モンブランといえば糸状のマロンクリームを渦巻きに絞ったものが定番ですが、近年はこれまでのモンブランの常識を打ち破るユニークな形のモンブランも多く登場しています。今回は大阪で楽しめる個性的なモンブランを3つご紹介します。

Masahiko Ozumi Paris淀屋橋のクッションモンブラン(淀屋橋)

2019年、1号店を天満橋にオープンするやいなや、行列ができる人気店となった「Masahiko Ozumi Paris」。阪急うめだ本店に続き、10月7日にオープンしたばかりの淀屋橋店の店内にもザブトンモンブランやミトンやスノーブーツ、バッグの形のガトーなど、これまでに見たことがないような造形お菓子がズラリと並びます。

変わった形のお菓子が並ぶのは、「本場フランスのパティシエたちは、自由な発想で自分だけのアイコニックなガトーを作っているんですよ。その本場のスタイルをそのまま大阪に持って帰って来ました」と小住シェフ。

Masahiko Ozumi Paris淀屋橋店の店内

お菓子の形は建築の設計「CAD」の技術を応用しているそうで、大学時代に建築を学んだシェフ自身がすべて設計した型を使っています。新作を開発するときには、理想とするお菓子になるまで型をミリ単位で細かく調整し、美しい造形と味のベストバランスを追求しているのだそう。

今年の10月にオープンしたばかりの淀屋橋店限定商品には、クッション形の「クッションモンブラン」こと「モンブラン セーヌ マロン」(960円/税込)が登場。

クッションモンブランこと「モンブラン セーヌ マロン」(960円/税込)

モンブランムースのなかには、マロン生地、マロンガナッシュ、黄栗、黄栗モンブランムース、ホワイトチョコムースが入っており、まさに栗づくし! 黄栗とは栗きんとんに使われている栗のことで、鮮やかな美しい色合いとほっくりした味わいが楽しめます。
淀屋橋店以外にも各店ごとに限定モンブランが用意されているので、3店まわって食べ比べをしてみるのもおすすめです。テイクアウトのみ利用可能。

中も栗をたっぷり使ったスイーツで構成されている

Masahiko Ozumi Paris 淀屋橋店
9:00〜20:00 日曜休
大阪市中央区北浜3-1-18
06-6210-1572
https://www.instagram.com/masahikoozumiparis_official/

ブーケのようにかわいらしい「hannoc」のモンブラン(中崎町)

若いパティシエが自由な発想でお菓子をクリエイティブするパティスリー「hannoc」。平均年齢26歳と、若きパティシエたちが日々切磋琢磨しながらお菓子を開発しています。ショーケースに並ぶケーキはどれもユニークなデザインや食材の組み合わせで、開発したパティシエの名前と写真も紹介されています。

hannoc(中崎町)ショーケース 開発したパティシエの名前と顔写真付きで紹介されている

こちらで楽しめるのは蜂谷綾女さんが開発した「モンブラン」(730円+税)。搾り金で一つひとつ丁寧に絞られたモンブランクリームは、まるでブーケのようで可愛らしい見た目です。

「モンブランの白い山という伝統は守りつつも、新しさのある一品に仕上げました。パティシエの技術が出る絞りやさりげないチョコレートの飾りもポイントです」と蜂谷さん。

茨城県筑波栗を使ったモンブラン(730円/税抜)

茨城県産筑波栗を使ったモンブランクリームのなかは、メレンゲ、ほうじ茶とミルクチョコのムース、ベルガモットのジャム、キャラメル風味の生クリームで構成されており、一口食べるとベルガモットのキリッとした爽やかな酸味がアクセントになっていて、ボリューミーながら最後まで飽きずに食べられます。イートインとテイクアウトの利用が可能。

ショーケースにはモンブランのほかユニークなケーキが並ぶ

hannoc
11:00〜21:00/金・土・祝前日11:00〜22:00
大阪市北区万歳町4-12
06-4792-8069
https://www.instagram.com/hannoc_cake_cafe/

規格外のサイズに驚愕(きょうがく)!ホテルニューオータニ大阪のスーパーモンブラン(大阪城公園)

こだわりの素材と製法で作り上げられた「スーパーショートケーキ」などで知られる「ホテルニューオータニ大阪」。上質な国産食材を駆使して作る「日本らしいお菓子」に定評があり、「ケーキといえばニューオータニ」などと厚い支持を得ています。 (※名称や料金は年によって異なる)

そんな同ホテルでは20年前から秋の限定メニューとして超ビッグサイズの「スーパーモンブラン」(3,780円/税込)をリリースしています。

スーパーモンブラン(3,780円/税込)

その名の通り、通常のモンブランと比べてみると見た目だけでも2倍以上の超ビッグサイズですが、使っている栗の量も約2.5〜3倍量とかなりダイナミック。完食が難しいのではないかと感じてしまいますが、広報担当者によると「意外とみなさん完食されています。一食分と考えてきていただけたら案外いけちゃいますよ」とのこと。

新モンブラン(1,296円/税込)とスーパーモンブラン(3,780円/税込)。どちらも和栗を使用している

モンブランペーストは時期によって栗の品種が変わり、中身も毎年内容が変わるのも魅力の一つ。今年のスーパーモンブランの中身は下からサクサクのタルト生地、クレームダマンド、自家製の黒蜜入りあんこ、ひんぎゃの塩、チョコレートでコーティングされた黒糖のメレンゲ、九州・大牟田産の生クリームに「小田巻」という器具で絞り出されたモンブランペーストがたっぷりかけられています。テイクアウトとイートインの利用が可能(イートインの場合は消費税が10%の3,850円。別途サービス料が必要)。数量限定なので予約をして訪れるのがおすすめです。

新モンブランとスーパーモンブランの中身

ホテルニューオータニ大阪 パティスリーSATSUKI
10:00〜20:00
大阪市中央区城見1-4-1
06-6949-3298
取材・執筆:野村真帆
関西に特化した編集・ライター。プライベートでは小学生と犬2匹の母。美味しい食べ物と車の運転が好き
miyoka
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