食べてみよか

【天満・スイーツ】ほんとは教えたくない!オランジェット専門店「カンキツ屋」

2024.03.14

【天満・スイーツ】ほんとは教えたくない!オランジェット専門店「カンキツ屋」

大人の夜の密やかな楽しみに(浪花町)

大阪メトロ天神橋六丁目13番出口を出て、天神橋を南へ。「天満・ランチ」でも紹介したラーメン店・ぶた斬り以蔵を過ぎた角を西に入ると古民家が立ち並ぶ路地の真ん中に「カンキツ屋」があります。オレンジ色の三角旗が目印。

ガラガラっと引き戸をひくとオランジェットを中心にかわいいお菓子が並んでいます。
奥のキッチンでは作業中の店主が「いらっしゃい」と出迎えてくれます。
このお店の特筆すべきスイーツは何といってもオランジェット(Mサイズ432円)。
オランジェットとは砂糖漬けの柑橘類の皮をチョコで包んだフランス菓子のことです。
お菓子なんですが、ここのオランジェットはジューシーでほろ苦くて甘すぎないため、ワインやウイスキーなんかと一緒にいただく大人の楽しい夜の秘め事にぴったりだったりもします。

店主の角山さんは、もともと新地でスイーツカフェバーやショコラ・エ・パルフェのお店を持ち、自らスイーツづくりをしていましたが、無類の柑橘類好きが高じて、天満にオランジェ専門店を開いちゃったのだそうです。
使用するのはすべて国産かんきつ。和歌山県や愛媛県の農家さんから規格外のかんきつを買い取って、それらを手間暇かけてオランジェットに仕上げています。
採れたての果実の風味を損なわないように、手作りシロップで軽くゆでながら、じっくりと1か月かけて糖度を上げていくんだそうです。乾燥も低温でじっくり、シロップが少し残る程度に乾かしているので、果肉部分がつやつやでジューシーなんです。
それにしてもかんきつにもいろんな種類があるのですね。角山さん曰く、少し酸味が強いほうがオランジェットには合うんだそうです。シロップで糖を入れていくので酸味と甘味のバランスが絶妙になるんですって。
和歌山のかんきつを使ったものだと関西のお土産としても最適。プレゼントにしますと言うと、とてもかわいく包んでくれるのも角山さんの優しさを感じます。有料ですがうきうきするパッケージも用意されていて、受け取った方が喜んでくれる様子が目に浮かびますね。
オランジェットのほかにも、かんきつの果皮を混ぜたバタークリームの「かんきつショコラバターサンド」(324円)やかんきつを乗っけた「フロランタン」(216円)も。ここにしかないオリジナルの大人のお菓子がたくさん。
どれにしようか迷う場合は、まず最初にぜひ生触感のオランジェットをお勧めします。

店舗情報

オランジェット専門店 カンキツ屋 Instagram
10:00-18:00 (日・火・水・木)/10:00-22:00(金・土) 月曜休み
大阪市北区浪花町8-5(地図はこちら
070-8425-8216
miyoka
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