扇町を演劇の街に! OMCこけら落とし公演 劇団数珠つなぎコラム#5【いいむろなおきマイムカンパニー・いいむろなおき】
2023.11.24
大小合わせて10の空間で、演劇から展示まで様々なアーティストたちが活動、文化発信の基地となります。
CUBE01と名付けられたホールでは、関西を拠点に活動する劇団の中から8団体が、12月30日(土)までの3か月間に渡りこけら落とし公演をつなぎます。期待と興奮が渦巻く中、各劇団の主宰者たちは今何を思うのでしょうか。OMCに寄せる思いをコラムの形で数珠つなぎにしていきます。
第五回は12月1日(金)から三日間にわたり上演を予定している、いいむろなおきマイムカンパニー主宰のいいむろなおきさん。
若い演劇人に自慢できる日が来るといいなぁ。
実際は天満堀川にかかっていた「扇橋」が由来で、水路が交差する所にY字型に架かる橋があり、ちょうど扇型に見えたところから扇橋と呼ばれていたことが由来のようです。
知らんけど。
さて、本題。
「扇町ミュージアムキューブ」...通称OMC。
決して若者ぶるわけではないけど、かつて関西小劇場の中心地と呼ばれた「扇町ミュージアムスクエア」...通称OMS(2002年閉館)のことはあまり覚えていない。
何度か観劇に足を運んだ記憶はあるが、大阪駅や梅田駅からもそこそこ遠く、舞台上に邪魔な2本の柱があり、楽屋も粗末なプレハブだった記憶がある。
お世辞にも便利とは言えないこの「扇町ミュージアムスクエア」にどんな魅力があったのだろう?
そのピークの頃にフランス・パリで暮らしていた僕は(本当のことなんで嫌わないで♪)リアルタイムで当時の事を知らないので、少し上の世代の演劇人がOMSを懐かしそうに語るたびに軽い嫉妬にも似た感情が芽生えたものだ。
この新しくオープンした「扇町ミュージアムキューブ」...OMC。
ここも「泉の広場」を上がったところからでも10分くらい歩かなくちゃいけないまぁまぁな遠さ。(扇町駅からはすぐだけどね!)
この劇場がかつてのOMSのように関西小劇場界の中心地になれるかな?
「ミュージアムキューブができた時のオープニングラインナップで公演してたんだぜ!」って20年くらい経った頃に若い演劇人に自慢できる日が来るといいなぁ。
いいむろなおき
―さて、次のバトンはどなたに渡るのでしょうか。どうぞお楽しみに。
自称関西最強のマイム集団。マイム俳優いいむろなおきと共に、日本では数少ない「集団マイム劇の上演を続けるカンパニー」として関西を拠点に国内外で幅広く活動中。
http://mime1166.com
https://twitter.com/mime1166company
公演概要
http://mime1166.com/stage/archives/73
【公演日時】12月1日(金)~3日(日)
【会場】扇町ミュージアムキューブ CUBE01
【料金】 前売3500円/当日4000円 ※全自由席(整理番号順入場)
U18チケット 2500円(18歳以下/前売当日共通) ※U18チケットはカンパニーのみ取り扱い/当日要年齢証明
※未就学児の入場はご遠慮下さい
【チケット】https://www.quartet-online.net/ticket/doubt2023
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