宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)が初演から111年を迎えた記念イヤーを締めくくる企画が、「ホテル阪急インターナショナル」(大阪市北区)で展開されています。12月1日から直営レストランで特別メニューを提供し、ファンを楽しませています。
一方、宝塚歌劇唯一のオフィシャルホテル「宝塚ホテル」(兵庫県宝塚市)では、周年イベントではありませんが、舞台衣装や写真を展示した特別客室「レビュールーム」が人気を集め、ファンの“夢のつづき”を体感できる空間として注目されています。
■【大阪】ビジュ爆発!?奇跡のドレスケーキ・衣装のツリー
大阪・梅田の「ホテル阪急インターナショナル」では、宝塚歌劇団との初コラボによる111周年記念イベントを開催中。
ホテル入り口のアプローズタワー1階ガレリアには、宝塚歌劇とコラボした「111thアニバーサリーツリー」がお目見え。本物の舞台衣装をアップサイクルしてオーナメントに使用しており、「この生地、あの公演のかしら?」とワクワクしながら眺められる特別なツリーです。
■薄さわずか1ミリ! 究極のシルエット美
中でも筆者の目を引いたのは、タカラジェンヌをかたどった“ドレスケーキ”。ホテル料飲課チーフの上野藍さんとパティシエが、宝塚歌劇を徹底研究することから始め、数カ月かけて考案した渾身(こんしん)の作品です。
最大のこだわりは、わずか1ミリの薄さでタカラジェンヌの上半身を表現したチョコレート。「タカラジェンヌの腕の華奢(きゃしゃ)さやウエストのくびれなど、優雅なシルエットを追求しました。型のフィルムにチョコを流し込んで、手作業で1枚ずつ丁寧に作っています」と上野さん。
ドレス部分も職人技の結晶で、ホイップクリームを一枚ずつ絞り出し、すみれカラーのビオラやアラザンを添えて完成しました。
■「さっぱりしておいしい」宙組トップも太鼓判
味も抜群。ホワイトチョコとヨーグルトのムースに、ピスタチオブリュレやイチゴのジュレを忍ばせた甘さ控えめの逸品。宙組トップスター桜木みなとさんも試食し、「さっぱりしていておいしい」と太鼓判を押したそうです。
1階ブーランジェリー・パティスリー「アンダンテ」では、クリアケースに入った“箱入り娘”仕様の「ブラン・ジェンヌ」(1500円)をテイクアウトできます。4日前予約で確実に入手可能です。
2階ティーラウンジ「パルテール」ではコーヒーまたは紅茶とのセットメニュー(2500円)も提供(予約不可。なくなり次第終了)。販売は12月22日までとなっています。
■【兵庫】「夢のつづき」を体感!宝塚ホテルの特別客室が話題
一方、宝塚ファン必見の“夢空間”が、兵庫県宝塚市に誕生しています。宝塚大劇場のすぐ隣にある「宝塚ホテル」では、実際の舞台で使用された衣装や写真を展示する特別客室「レビュールーム」を4室増設。今年10月末には展示を入れ替え、さらに魅力を増したと聞き、さっそく取材してきました。
【次ページ】元タカラジェンヌ・憧花ゆりの支配人オススメ「レビュールーム」
カンテレIDにログインまたは新規登録して
コメントに参加しよう