■元タカラジェンヌ・憧花ゆりの支配人オススメ「レビュールーム」
宝塚ホテルは2020年6月に、阪急宝塚南口駅前から宝塚大劇場の隣に移転オープンしました。ホテルのコンセプトは「夢のつづき」。その名の通り、舞台の余韻をそのまま味わえる空間です。
案内してくださったのは、元月組組長で現ホテル支配人の憧花(とうか)ゆりのさん。「おかげさまで大好評です」と笑顔を見せます。窓からは宝塚大劇場が一望できる“シアタービュー”仕様で、ファンにとってはまさに至福の“夢のつづき”を体感できます。
■トップスターに見守られる客室「オールスターズ」
一番人気は、ベッドの枕元に5組のトップスター写真が並ぶ「オールスターズ」。平均稼働率は80%で、土日を中心に埋まっていることが多いそう。「スターがいると緊張して眠れない」という声もあるほど、ファン心をくすぐる演出です。
ほかにも、男役と娘役の華やかなデュエット写真が飾られた部屋や、男役の燕尾(えんび)服をテーマにした部屋など、趣向を凝らした空間が用意されています。展示写真はお客様の声に応え、10月末に現役タカラジェンヌの写真(一部OGもあり)へと変更。
「雪組トップの朝美絢さんのデュエット写真がなかったので、いま宝塚大劇場で公演中の写真を急きょ入れました。お客様の声を聞きながら、変化していく部屋になったら。ご意見をどしどしお聞かせください」と憧花さんは話します。
■細部まで鑑賞可能な衣装
各部屋には舞台で使われた衣装が1点ずつ展示され、間近で細部まで鑑賞可能。「衣装の飾りを自分だけの距離感で楽しめるのが最大の魅力です」と憧花さん。写真や衣装は半年ごとに入れ替えられるため、訪れるたびに新鮮な驚きが待っています。
■来年は宝塚ホテル100周年イベントも
1926年に開業した宝塚ホテルは、来年で100周年を迎えます。憧花さんは「来年5月からファンの皆さんに喜んでいただけるイベントをたくさん用意しています。楽しみにしていてください」と期待を込めました。
西部マキコ エンタメライター。初出の話を引き出すインタビューが得意。初めての宝塚観劇は2007年宙組「バレンシアの熱い花」。以来、「箱推し」のヅカファンで、永遠のご贔屓は、望海風斗さん。
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