当日朝の申し込み、京都・西本願寺で500年続く年末の伝統行事「御煤払(おすすはらい)」

2025.12.18

当日朝の申し込み、京都・西本願寺で500年続く年末の伝統行事「御煤払(おすすはらい)」
「お西さん」の愛称で親しまれている「西本願寺」(京都市下京区)で、毎年12月20日に行われている伝統行事『本願寺御煤払(おすすはらい)』。2025年も12月20日(土)の朝7時頃より、国宝の「阿弥陀堂(あみだどう)」や「御影堂(ごえいどう)」にて開催されます。
煤竹(すすだけ)で畳を叩き、ほこりを舞い上がらせている様子(提供写真)

煤竹(すすだけ)で畳を叩き、ほこりを舞い上がらせている様子(提供写真)

本願寺第8代宗主蓮如上人(1415〜1499年)の時代から500年以上も続く、この『本願寺御煤払(おすすはらい)』。新年を迎えるにあたり、毎年12月20日に1年分のほこりを払うものです。門信徒(信者)や職員だけでなく、近隣の住民らが毎年500人ほどが集まり、煤竹(すすだけ)と呼ばれる棒で畳をたたき、舞い上がったほこり(煤・すす)を大きなうちわで扇ぎ出します。
御煤払(おすすはらい)が始まる早朝の「西本願寺」境内(提供写真)

御煤払(おすすはらい)が始まる早朝の「西本願寺」境内(提供写真)

参加は無料(煤竹の貸し出しあり)。希望者は、当日午前6時30分頃までに「龍虎殿」1階ロビーにて直接申し込みとなります(午前5時20分に開門)。定員の制限はないものの、記念品のオリジナルタオルは数に限りがあるとのこと。汚れや防寒を考慮した服装がベターです。1年を締めくくる京都の風物詩、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

文/夏目馨
miyoka
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