分かり合えない!?平成生まれの橋本環奈と昭和生まれの沢村一樹が対立しつつも爆弾犯を追う!
2023.10.24
そんな中、万町署に爆破予告の電話が。湯川(沢村一樹)はその犯人を5年前の爆破事件の犯人・沼田(山脇辰哉)と目星をつけ、捜査を開始。湯川は「刑事の勘で動く」、「詳しく指示を出さず背中で語る」と、いかにも昭和な捜査方法で事件解決を図るために、時間もかかり経費もかさんでしまいます。経費削減のため、より効率のいい捜査方法を求める平成生まれの円には、湯川の仕事の仕方がどうしても理解できません。
自分なりの正義を貫こうと、少し強引に経費削減を推し進め、空回りしてしまう円。捜査を邪魔するようにも見える円の行動を見かねた湯川から「刑事の仕事をわかっていないおまえは、何もするな」と言われてしまいます。人によっては円の行動は「口うるさい」と映るかもしれません。円と湯川のように、同じ目標に向かっているはずなのに、組織の中で担う役割が違うために対立が生まれてしまう……私も普段の仕事でもそんな経験をしたことがあるなぁ、と共感できる場面でした。
さらに、第1話放送後の次回予告でも気になっていた藤堂(松本まりか)とのシーン。月村は、藤堂と2人での張り込み用に借りた部屋での捜査中に、藤堂から手取り足取り逮捕術の指導を受けたのでした。逮捕術とは、現行犯人などを安全かつ効果的に制圧逮捕するための格闘技術のこと。指導とはいえ、藤堂の上に覆い被さる月村の姿には「ドキッ!」とさせられました。
さて今回も無事事件が解決……かと思いきや、またしても脅迫者Xの影が。脅迫者Xに500万円を渡そうと公園で待ち合わせる中塚副署長(鶴見辰吾)。その後を追う藤堂と中西(徳重聡)。さらにその後ろから見つめるのは……円。「経費削減!」を叫ぶ円とはまったく別人のような冷ややかな表情です。事件解決のストーリーと、警察の不正を暴く脅迫者Xの存在。これからどんなふうに2つの文脈が絡み合っていくのか、今回も気になるエンディングとなりました。
ちなみに、第2話のオープニングでは、第1話での名作オマージュにちょっとした変化が。毎回オープニングは変化するのか? 第3話以降も楽しみです!
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公式HP
文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。
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