バラエティー大好きライター・桐生奈奈子がお届けする『かまいたちの机上の空論城』（カンテレ/毎週土曜午後５時放送）レビュー！

今回の『かまいたちの机上の空論城』は、かまいたち・山内健司の持ち込み空論の「スーパー芸能人３人のCD持っている人、この世に存在する…ハズ」。山内は「この３人全員、曲を出している（ので３人のCDを持っている人が存在するはずだ）」と主張します。

渋谷凪咲はNMB48時代に19枚のCDをリリースしています。さらに、かまいたち・濱家隆一は、生田絵梨花と組むダンス・ボーカルユニット「ハマいく」として活動し、山内は、自身が若手時代の2012年に所属していた音楽ユニット「5uppers」としてCDをリリースした経緯があります。

これら３人すべてのCDを持っている人がいれば「マジ論」とします。

なお「ハマいく」はCDを販売していないので、音楽サブスクとしてダウンロードしていたらOKとします。そして凪咲のCDについては、NMB48の選抜メンバーのときのものに限定します。選抜メンバー時代にリリースされた19枚のCDの合計出荷数は700万枚以上となっています。

ちなみに山内が所属していた「5uppers」のCDの初週の推定販売枚数は363枚なのだそうです。

ということで、今回はかまいたち＆渋谷凪咲のCDを持っている人を探すため、大阪のあちこちを走り回り、聞き込み調査をしていきます。この調査をしてくれるのが、今季空論城で初出演の「タレンチ」の２人。

まずは、凪咲のファンに狙いを定めるため「NMB48の劇場がある」という理由からなんば周辺で聞き込みを開始します。最初に遭遇したのは、吉本新喜劇の多和田上人。しかしNMB48のCDを持っていないとのことで早速アウトに。

二人目に聞いた若い男女のお二人も「NMB48のCDを持っていない」と答えます。濱家についてはユニット名を知らないようでした。当然のことながら、山内のCDについても知らないという結果になり「山内さん（のCD）のことはしばらく聞くのやめよ。ロケ時間がかさむ」（タレンチ・コバタユウ）と見切りをつけてしまいます。

スタジオでは、山内のCDを持っている人は少ないだろうと予想をしていましたが、凪咲のCDを持っている人にさえ出会えない状況に「ショックやなこれ」と凪咲も肩を落とします。

聞き込み調査を続けていると豪快キャプテン・べーやんに遭遇。べーやんは「アイドル好き」と答えてくれたものの、渋谷凪咲選抜時のNMB48のCDは持っておらず残念な結果に。さらに濱家の「ビートDEトーヒ」知っているかという質問には「何それ？」と答えてしまう次第。これには、濱家もスタジオで思わず叫んでいました。

今度は、NMB48ショップから出てきたNMB48のファンで、横浜DeNAベイスターズのファンでもある男性を直撃します。本日初のNMB48ファンに期待に胸を膨らませたものの凪咲が選抜される前のCDを持っていたとのことでアウトに。

さらに聞き込みを続けると2024年の横浜DeNAベイスターズの佐野恵太選手の登場曲として使われていた濱家の「ビートDEトーヒ」がダウンロードされていることが確認できました。こんな繋がりがあるとは、嬉しいですね。

その後、タレンチはSNS作戦を決行します。３人のCDを持っている人はいないかとSNSで呼びかけると、７年前にコバタユウとコンパした女性が、凪咲がNMB48に在籍していた時のCDを持ってきてくれたり、タレンチファンの女性が山内の「それぞれのストーリー」のCDを持って駆けつけてくれるなどプチヒットが連発。

しかしながら３人コンプリートは難しく、最後の頼みの綱として、かまいたちと同期のアキナ・秋山に電話で聞き込み。相方の山名より、秋山が山内のCDを持っていると聞いていたのですが…。

スタジオに来たタレンチからは、3人の認知度について「完全なとんとんでした」と言い放たれ、３人ともうなだれていました。

文・桐生奈奈子
神奈川県在住、バラエティ大好きライター。大手女性向けメディアCREA、FUDGE、ananなどで執筆を行う。「とにかくやってみる」がモットー。