齊藤京子×水野美紀 W主演『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』第10話 レビュー
ママ友いじめによって娘の優奈(大友花恋)を失った55歳の母親・玲子(水野美紀)が、闇医者の成瀬(白岩瑠姫)の手による全身整形で25歳の新米ママ・レイコ(齊藤京子)に生まれ変わり、ママ友たちに復讐(ふくしゅう)してゆくーー。ぶっ飛んだストーリーと俳優陣の渾身(こんしん)の演技に中毒者続出中のドラマ『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』。
12月2日(火)放送の第9話のラストでは、優奈の夫・明彦(内藤秀一郎)が優奈を率先していじめていたボスママの新堂沙織(新川優愛)と密接な関係にあったことが発覚する。
▶シリアスと笑いが同居する「ケレン味」あふれる演出
優奈の死を誰よりも悲しんでいたはずの、あの明彦さんがまさか!?
視聴者の多くが、レイコと同様に驚き、怒り「たとえ事実だとしても、単なる浮気ではない。よっぽどの理由があるんだよね!?」 と、ずっとヤキモキしていたのでは。
その期待を受けて、12月10日(火)放送の第10話では、2人の知られざる関係が順を追って明かされてゆく。その詳細については実際の放送でご確認いただきたいが、ここで見どころとなるのが、本ドラマならではのケレン味あふれる演出だ。
中でも夫の浮気を知った沙織と新堂家のメイドとのやりとりは、ほぼ漫才のようになっていて、悲しみや怒り、憎しみといった負の感情を激しくあらわにした直後に、それを吹き飛ばすパンチの効いた“ボケ”がかまされる。シリアスと笑いが同居するケレン味あふれる演出こそ、このドラマの魅力なのだ。
▶教会でレイコが暴き出す義理の息子の「裏切り」の真相とは?
本話後半ではレイコが2人の関係を突き詰めるため、義理の母として「玲子」の名前で明彦にメール。「話したいことがある」と人目のない教会に誘い出す。明彦に顔が見えないように「新堂沙織、あなたはあの女といつから関係を持っているの?話しなさい。そうしたら命だけは奪わない」と込み上げてくる怒りを必死に抑えながら話すレイコ。そこで明彦が告白する裏切りの真相。その後の驚愕(きょうがく)の展開には口があんぐり。教会の荘厳なムードもあいまって、韓国ドラマ好きにはたまらないものがある。
お人好しで優柔不断な優男・明彦を演じるのは、人気俳優の登竜門・『仮面ライダー』出身で『こっち向いてよ向井くん』『海に眠るダイヤモンド』など話題作のドラマにも引っ張りだこの注目俳優の内藤秀一郎。彼のこれ以上ないハマりっぷりにも要注目だ。
▶偽ママがバレたレイコに「復讐のタイムリミット」が迫る!!
また本話では、沙織が空(佐藤大空)の実母・さち(加藤小夏)と接触し、レイコが大金をさちに渡して空を息子として育てることになった経緯を聞き出す。幼稚園のママ友たちの前で空の本当の母親ではないことを暴露され、窮地に陥るレイコ。「あなたは誰?どうして私の前に現れたの?」と問い詰めてくる沙織に、レイコは自分の正体が暴かれるのも時間の問題だと悟る。
復讐のタイムリミットが迫る中で、追い詰められたレイコはどんな行動を取るのか?クライマックス目前の復讐劇の行方をしかと見守りたい。
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