12月14日の『マルコポロリ!』(カンテレ/毎週日曜午後1時59分~)に、先日トリオ・かたつむり(中澤 本鮪・林 万介・ピーチ) を解散し、新たな門出を迎えた“後輩に愛される泣き虫のカリスマ”林 万介さんが緊急出演。これまでたびたび同番組に出演していた3人の気になる解散理由に迫りました。
今回の番組では、ネタと平場のトークを通して、最も“マルコポロリにハマりそうな芸人”を選ぶ「第3回 マルコポロリ-1グランプリ」を放送。推薦人として、ウエストランド・井口浩之さん、ぱーてぃーちゃん・すがちゃん最高No.1さん、ネルソンズ・青山フォール勝ちさん、ザ・ギースの尾関高文さん、そしてドーナツ・ピーナツのドーナツさんとピーナツさんが推す計5組の芸人たち(十九人、パピヨン、華山、リンダカラー∞・たいこー、ひつじねいり)が登場。同番組のメインゲスト出演権をかけて戦いを繰り広げました。
5組がネタを終えた後、MCの東野幸治さんが「この後皆さんに審査してもらいますが、考える間、急きょスタッフが呼んだ芸人がいますので…」と突然発表。すると、約20年の活動に終止符を打ったばかりの“元”かたつむり・林さんが現れ、ピンでネタを披露しました。
その余韻もそこそこに、東野さんが「一応聞くけど、解散の理由みたいなのはどういうことなの?」と切り込んだところ、「嫌いになりましたね、相方を」と林さん。「え?両方?(笑)」と確認されると、「まぁ…ピーチっすね…」と声を絞り出し、スタジオは爆笑に包まれました。
また、「これからどうしていくんですか?」と重ねて尋ねると、「シカゴ!シカゴを目指します」と唐突に海外の地名が。「アメリカのシカゴ?急にシカゴって言われてもわかんないですけど、なんで?」と問われたのに対して、林さんは「シカゴにセカンド・シティっていう即興の集団(コメディ劇団) があるんです」と紹介し、そこに入って即興で客を笑わせることにチャレンジしたいと決意表明しました。
東野さんが「すぐ行って働くのか、日本にいてからとか…英語は?」と、突飛なアイデアに戸惑いつつ聞くと、「英語を覚えるために…、あの…、英語を覚えて、行きます」と急に歯切れが悪くなり、差し当たっての計画はない模様。 この様子に井口さんが「僕はもう行っちゃったほうがいい気がしますね、今!」とアドバイスするも、「それはだって、現実的じゃないというか、貯金とか」と、まずは渡米資金を貯めたいと言う林さん。
ここで「そう言って、行かない人ばっかりなんですよ!」と彼の姿勢に異を唱えたのが、自身も日々の生活が苦しくて仕方ないザ・ギースの尾関さんで、満面の笑みを浮かべる東野さんに手招きされて林さんの横に立つと、「マジですぐ行って、すぐ働いて、すぐにお金稼がないと。行かなくなりますよ」と、プロとしての覚悟を求めました。
それに対して、林さんは「じゃあ、行く金貸してくださいよ」と突然尾関さんに金の無心を始めるも、「私はお金ないですから」と即座に断られ一同大爆笑。それでも「いやいや、僕行くんで、帰って来た時に報告しますから、お金貸してくださいよ」と林さんが粘ると、「お金は貸せません!なぜならお金がないから。お金くれよ!」と、今度は逆に尾関さんが金をせびりだし、その奇人ぶりを見せつけました。
その後も「なんで俺があげなきゃいけないんだよ!俺だってシカゴ行く金ないんだから!」と声を張り上げる林さんに、尾関さんが首を振って「お金、お金」と要求し続け、「なんのドラマやねん!」「どこの法律事務所や!」などとスタジオ中が収拾つかなくなったところで、東野さんが「以上、林&尾関のコンビでした!」と締めくくり、林さんを明るい未来へと送り出していたのでした。
【番組タイトル】
『マルコポロリ!』
【放送日時】
12月14日(日)ひる1時59分~2時54分(カンテレ*関西ローカル)
【出演者】
≪MC≫
東野幸治
≪アシスタント≫
高橋真理恵(関西テレビアナウンサー)
≪審査員≫
ほんこん / 月亭方正 / メッセンジャー・あいはら / シャンプーハット / 月亭八光
≪推薦人≫
ウエストランド・井口浩之 / ザ・ギース・尾関高文 / ネルソンズ・青山フォール勝ち / ぱーてぃーちゃん・すがちゃん最高No.1 / ドーナツ・ピーナツ
≪出場芸人≫
十九人 / パピヨン / 華山 / リンダカラー∞・たいこー / ひつじねいり
文:平岡敏治
石垣島在住の閃き屋兼書き屋。テレビ局や新聞社による配信記事の最適化が主戦場。
“見出し付け師”とごく一部から称される。