大阪・浪速路(なにわじ)を舞台に、数々のヒロインを輩出してきた『大阪国際女子マラソン』(ヤンマースタジアム長居)。その記者会見が2025年12月22日(月)にカンテレ局内で行われ、日本陸上競技連盟の高岡寿成シニアディレクターらが出席。招待選手の発表とともに、大会への期待が語られました。
◆日本が誇る名ランナーを生んだ大阪。
日本陸連会長の有森裕子さんをはじめ、元世界記録保持者の高橋尚子さん、現日本記録保持者の前田穂南選手ら、多くのスターランナーが誕生した『大阪国際女子マラソン』。第45回目となる大会は、2028年『ロス五輪』代表選考レース・MGCへの出場権、2026年の名古屋で行われる『アジア競技大会』への切符を争う重要なレースで、2026年1月25日(日)に開催されます。
今大会の日本人招待選手は、大会3度の優勝を誇る松田瑞生選手(ダイハツ)をはじめ、上杉真穂選手(東京メトロ)、西村美月選手(天満屋)、鈴木千晴選手(日立)、中野円花選手(岩谷産業)、筒井咲帆選手(ユニバーサルエンターテインメント)、伊沢菜々花選手(スターツ)、矢田みくに選手(エディオン)ら8人。海外勢からは、3連覇を狙うウォルケネシュ・エデサ選手(エチオピア)らが名を連ねています。
高岡シニアディレクターは、「2年前(2023年)は、この大会で日本記録(前田穂南選手)が誕生しました。また、今大会もその記録に迫る、もしくはそれを超える記録を大いに期待したいと思っております」と語り、ニューヒロインを心待ちにしている様子。そして、「経験のある外国人選手に挑戦してほしい」と出場選手たちにエールを送りました。
◆世界の高速化には「すべての要素が必要」。
また、世界ではマラソンの「高速化」が進んでいますが、これについて高岡シニアディレクターは「スピード・スタミナ・経験と、すべての要素が日本選手には必要。これらを同時に強化していける方法があれば、少しでも世界に近づくのではないかと感じています」とコメント。世界で勝負できる選手の出現にも期待を込めました。
この大会の模様は同日12時から、カンテレ・フジテレビ系全国ネットで生中継。また、大会公式YouTubeチャンネルでは、1984年ロス五輪女子マラソン日本代表の増田明美さん、ランナーとしてもおなじみのタレント・森脇健児さんがしゃべり倒す生配信も予定されています。「高速コース」と言われる『大阪国際女子マラソン』、記録にも大注目です。
取材・文/服部崇(di;hype)
関西在住のウェブディレクター&編集者。体力には自信なしですが、マラソンは沿道の応援が好きです。
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