カタブツのアラサー・松永(中島健人)と、ピュアでまっすぐな女子高生・美己(髙橋ひかる)。最悪の出会いから始まる年の差ラブコメディー!
2024.01.10
『リビングの松永さん』第1話レビュー
まず、バラエティー番組などで「セクシーサンキュー!」の名言を生み出し、王道王子様キャラのイメージが強い中島さん。近年は社会派の出演作品が多かったようですが、ラブストーリーでは『彼女はキレイだった』(2021年カンテレ)が記憶に新しいところ。ラブストーリーの中島さんというと、甘いマスクで女性をとりこにする王道イケメンのイメージがありましたが、今作ではまた少し違う角度の魅力が満載だった気がします。
もちろんイケメンなことは間違いありません。でも松永は、口うるさくて、世話焼きで、ちょっと厳しくて……恋愛対象というよりは、まるで美己の保護者のよう。もし自分が美己の立場だったら「ちょっとコワイ人」だと思うかも。松永の友人でシェアハウスに住む鈴木健太郎(向井康二)によれば、松永は「口は悪いし不器用」。だからこそ松永が不意に見せるやさしさや、かわいい笑顔が意外すぎて、人の心をつかむのでしょう。
ラストで、あんバターサンドをおいしそうにほおばる笑顔は、まさにギャップ萌え。X(旧Twitter)でも「あんバターサンドでゆるむ顔にドキッとした」「うれしそうな笑顔にデレデレしちゃった」「この笑顔は好きになるに決まってる!」と大反響でした。
それに、かっこいい松永とかわいい美己のやり取りを見ているだけで、両目が大喜び。30分なんてあっという間で足りないくらいなのです。
さらにバーテンダーの鈴木健太郎(向井康二)、ネイリストの大貫朝子(黒川智花)、オタク女子の服部あかね(大久保桜子)、そしてシェアハウスを内見していた北条 凌(藤原大祐)。これからの登場人物たちのかかわりあいにも、今からワクワクが止まりません。とくにX(旧Twitter)の反響が大きかったのは、長髪の健太郎を演じた向井さんについて。「こーじくんの長髪かっこいい!」「健ちゃんスタイルよすぎ!」「あのイケメンお兄さんはマッサマン……」など、ファンの皆さんも普段の向井さんとは少し違う雰囲気を楽しんでいるようでした。
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文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。ほんのりオタク気質。
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