中島健人のソファポンポン「ここ、座れ」の破壊力!
2024.01.17
『リビングの松永さん』第2話レビュー
渋々そのルールを受け入れた美己ですが、なんと翌日、門限の時間を大幅に過ぎても連絡がつかず帰宅しないという事態に。心配してヤキモキする松永に「束縛がイヤで家出したんじゃない?」と健太郎(向井康二)。朝子(黒川智花)からも「私も高校生の頃、親が厳しくて避けてた」と言われ、松永は「よかれと思ってしたことが、ただのひとりよがりだった」と気づきます。この言葉、私も子を持つ親として身につまされました。子どもを大切に思うあまりつい厳しいことも言ってしまうけれど、自分の思いを押しつけているかもしれないな、と。同時に、シェアハウスでは、松永だけでなく健太郎や朝子などほかにも美己を見守ってくれる人がいるあたたかさを感じました。
松永と美己が互いに相手を思いやり、心の距離が少しずつ縮まっていく様子が目に見えるようだった第2話。松永に迷惑をかけた、と落ち込む美己に、松永が温かいおしるこ缶を手渡したシーンにも松永の優しさを感じました。大人の男性に女子高生が憧れる、という単純な関係ではなく、いつの間にか相手のことを考えてしまう「恋」未満のふたりの姿は、大人になって忘れていた純粋なときめきを思い出させてくれた気がします。
おしるこに関しては、X(旧Twitter)で「JKにおしるこのチョイスは絶妙」「これからおしるこを見るたび松永さんを思い出しそう」「あんバターサンドにおしるこに、松永さんはあんこ好き?」と注目が集まっていました。
そして2つ目は、美己に自分のデザインの仕事についての意見を求めようと、松永がソファをポンポンしながらの「ここ、座れ」。破壊力がヤバいです。心の中で「はい!」って返事した人? 手を挙げてください、みんなですよね!
さらに3つ目、帰宅が遅くなった美己にかけた「心配はかけていいから1人で解決しようとするな」の言葉。美己をとても大切に思っていることが伝わってキュン&ジーンでした。
そして4つ目。美己のアドバイスを参考に、装丁デザインが完成し「ミーコがいてくれてよかった、サンキュー」と素直にお礼の言葉を伝えるところ。早朝にたたき起こされたとしても、絶対許せるかわいい笑顔でした。
X(旧Twitter)でも「いきなり上裸の松永さん!」「大人の優しさにグッとくる」「言葉でお礼を伝えるギャップにドキッとする」など、松永さんへのキュンが止まらない人が多発している様子でした。
松永が三枝との打ち合わせで「美己の存在が自分の仕事に新たな気づきをくれた」と話すと、三枝は「その子、特別なんだね」とひとこと。その言葉に、松永自身も美己が特別な存在になりつつあることに気づかされたようです。次回予告では、そんな松永と美己の距離が急接近しそうなシーンも見られ……!? 新たな住人の北条 凌(藤原大祐)も登場し、どんな展開となるのか。ドキドキしながら次回を楽しみに待ちましょう!
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文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。ほんのりオタク気質。
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