公式ハッシュタグ「#夫間違い」に物語のヒントが隠されている?安田顕インタビュー秘話【松下奈緒 主演 ドラマ『夫に間違いありません』】
松下奈緒主演『夫に間違いありません』第5話レビュー
サスペンスであり人間ドラマ、そして家族のあり方について考えさせられるドラマ『夫に間違いありません』(毎週月曜よる10時~放送/カンテレ・フジテレビ系全国ネット)。その第5話が2月2日に放送されました。
遺体を行方不明の夫・一樹(安田顕)と誤認してしまい、生命保険金を受け取ってしまった妻・朝比聖子(松下奈緒)。
第4話では、生きていることを隠して生活する朝比一樹が、キャバクラ嬢・藤谷瑠美子(白宮みずほ)が遺体で見つかった「久留川美人キャバ嬢殺害事件」の犯人であること、そのことを隠し通す妻・聖子、さらにすべての事情を知った上で一緒に秘密を背負う決意をした聖子の弟・光聖(中村海人)の姿が描かれました。また銀行勤務の光聖は、かつて不正融資を行った過去があります。その相手は婚約者・まゆ(松井玲奈)の母親で汚職疑惑のある国会議員・九条ゆり(余貴美子)。今回、その九条ゆりから再び不正融資を持ちかけられ、光聖は苦悩することに。
第4話では、生きていることを隠して生活する朝比一樹が、キャバクラ嬢・藤谷瑠美子(白宮みずほ)が遺体で見つかった「久留川美人キャバ嬢殺害事件」の犯人であること、そのことを隠し通す妻・聖子、さらにすべての事情を知った上で一緒に秘密を背負う決意をした聖子の弟・光聖(中村海人)の姿が描かれました。また銀行勤務の光聖は、かつて不正融資を行った過去があります。その相手は婚約者・まゆ(松井玲奈)の母親で汚職疑惑のある国会議員・九条ゆり(余貴美子)。今回、その九条ゆりから再び不正融資を持ちかけられ、光聖は苦悩することに。
第5話では、聖子、一樹、光聖の3人がさらに窮地に立たされます。聖子が切り盛りする飲食店で、夫が行方不明中の葛原紗春(桜井ユキ)が働くことに。そして、聖子が誤認した遺体と紗春の夫の関連性が浮かび上がってきます。一樹は、光聖から「あんたはもう家族じゃない。さっさと消えてくれ」と忠告を受けます。そんな光聖は、九条ゆりへの不正融資について、週刊誌記者・天童弥生(宮沢氷魚)に厳しく追及されます。
『夫に間違いありません』第5話 宮沢氷魚
『夫に間違いありません』というタイトルの印象が変わる
第1話から第4話にかけて散りばめられた要素が、第5話で一気につながって見えます。視聴者のみなさんも深い分析・考察をして楽しむことができたのではないでしょうか。特に、聖子の遺体誤認と行方不明中の紗春の夫とのつながり、そして一樹の以前の行動との結びつきに気づいたとき、いくつものピースが、ぴたりとはまった感覚を覚えた人も多いのではないでしょうか。
そんな第5話で筆者が感じたのが、『夫に間違いありません』というタイトルが持つ意味です。
光聖は、不正融資の核心に迫っている天童から突撃取材を受けます。ちなみに光聖は実直な人柄で、悪いことに手を染めるタイプではありません。かつての九条ゆりへの不正融資も、まゆとの交際を引き換えに依頼されたものでした。今回の不正融資も、まゆのお腹に子どもがいることもあって、やはり断りづらい状況に置かれます。そこで彼は、「自分にとって大切なもの」を天秤(てんびん)にかけることになります。
そんな第5話で筆者が感じたのが、『夫に間違いありません』というタイトルが持つ意味です。
光聖は、不正融資の核心に迫っている天童から突撃取材を受けます。ちなみに光聖は実直な人柄で、悪いことに手を染めるタイプではありません。かつての九条ゆりへの不正融資も、まゆとの交際を引き換えに依頼されたものでした。今回の不正融資も、まゆのお腹に子どもがいることもあって、やはり断りづらい状況に置かれます。そこで彼は、「自分にとって大切なもの」を天秤(てんびん)にかけることになります。
『夫に間違いありません』第5話 中村海人、松井玲奈
幼少期に一家離散してしまった光聖は、自分を支えてくれた姉・聖子を守りたい。しかし、まゆと子どもも守らなければいけない――。そこで思い出されるのが、かつて聖子から「大人になって光聖に家族ができたら、お姉ちゃんよりも自分の家族を大事にしないとダメ」「じゃあ約束。いつか自分の家族ができたら、なにを犠牲にしても絶対に子どもを守る」と言われたこと。第5話終盤では、光聖がその“約束”を果たそうとするように見えました。
これはあくまで推察ですが、もし光聖が、不正疑惑の記事を出させない代わりに「久留川美人キャバ嬢殺害事件」の犯人が一樹であることを告白したら、『夫に間違いありません』というタイトルの印象も変わってくるのではないでしょうか。
これはあくまで推察ですが、もし光聖が、不正疑惑の記事を出させない代わりに「久留川美人キャバ嬢殺害事件」の犯人が一樹であることを告白したら、『夫に間違いありません』というタイトルの印象も変わってくるのではないでしょうか。
安田顕さんの言葉「“#夫間違い”がヒントに」を思い出す
『夫に間違いありません』第5話 安田顕
『夫に間違いありません』というタイトルは、第1話で描かれた、ある遺体を前にしてそれが一樹であると考えた聖子の、悲しみの言葉を反映したものでした。
しかし光聖が、一樹が生きていることや、彼が「久留川美人キャバ嬢殺害事件」の犯人であることを明かせば、『夫に間違いありません』というタイトルも、聖子の遺体誤認のときの言葉とは別の意味を持つようになります。
実は「みよか」では、ドラマ放送開始に際して一樹役・安田顕さんにインタビューをしていたのですが、その席で安田さんはこのようにおっしゃっていました。
「ドラマのタイトルは『夫に間違いありません』で、SNSの投稿では“#夫間違い”と表記されています。その辺がヒントになっているのではないでしょうか。うまいこと略したなって思います。」
インタビューの模様は「みよか」で掲載されていますが、実はこの言葉を取り上げていません。というのも、多くのインタビューは大体、アイドリングトークのような雰囲気からスタートし、安田さんのこの話もそういう中で語られたものでした。これを取っ掛かりにして話を掘り下げていったので、あえてインタビュー記事の中には載せない判断をしたのです。
ただ第5話を鑑賞したとき、安田さんの言葉が頭をよぎりました。そして「あの何気ない会話が、こんなに深い意味を持っていたなんて…」と思いました。
しかし光聖が、一樹が生きていることや、彼が「久留川美人キャバ嬢殺害事件」の犯人であることを明かせば、『夫に間違いありません』というタイトルも、聖子の遺体誤認のときの言葉とは別の意味を持つようになります。
実は「みよか」では、ドラマ放送開始に際して一樹役・安田顕さんにインタビューをしていたのですが、その席で安田さんはこのようにおっしゃっていました。
「ドラマのタイトルは『夫に間違いありません』で、SNSの投稿では“#夫間違い”と表記されています。その辺がヒントになっているのではないでしょうか。うまいこと略したなって思います。」
インタビューの模様は「みよか」で掲載されていますが、実はこの言葉を取り上げていません。というのも、多くのインタビューは大体、アイドリングトークのような雰囲気からスタートし、安田さんのこの話もそういう中で語られたものでした。これを取っ掛かりにして話を掘り下げていったので、あえてインタビュー記事の中には載せない判断をしたのです。
ただ第5話を鑑賞したとき、安田さんの言葉が頭をよぎりました。そして「あの何気ない会話が、こんなに深い意味を持っていたなんて…」と思いました。
『夫に間違いありません』第5話 安田顕
週刊誌記者・天童は「違和感の中には秘密が隠されている」をモットーに事件の真相を追いかけていきます。仕事内容はやや異なるものの、筆者も記者の端くれの一人です。でも、安田さんの言葉に違和感を持つこともなく、インタビュー記事を書くときは流してしまいました。まさかこんなに重要な秘密が隠れていたとは。天童の記者魂に感服するとともに、第5話鑑賞後「どんな言葉も逃してはいけない!」と気を引き締める自分がいました。
『夫に間違いありません』第5話 宮沢氷魚
文:田辺ユウキ
芸能ライター。大阪を拠点に全国のメディアへ寄稿。お笑い、音楽、映画、舞台など芸能全般の取材や分析の記事を執筆している。
芸能ライター。大阪を拠点に全国のメディアへ寄稿。お笑い、音楽、映画、舞台など芸能全般の取材や分析の記事を執筆している。
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