いつもはチャラい健太郎(向井康二)が松永(中島健人)に真剣に伝えた言葉とは?
2024.02.07
『リビングの松永さん』第5話レビュー
住む場所も働く場所も同じことから、一緒に過ごす時間も必然的に増える美己と凌。凌は前回まではなんとなく美己のことが気になる、といった雰囲気でしたが、第5話では美己のことを“好き確定”な様子が見て取れます。だけど、凌のアプローチはとっても控えめ。「シェアハウスに住むことにしたのは気になる子がいたから」と美己に明かしても、自分の恋に夢中な美己は、凌の思いにちっとも気がつきません。
実際、凌ってかなりモテるタイプでは? 優しくて賢くて謙虚でかっこいい。前回、美己の親友のマホ(志田こはく)も凌に憧れていましたよね。「ボーダー+エプロン+キャップ」というカフェ店員姿も、さわやかすぎて良すぎます。しかも美己と年齢も近い。画面の前で「美己、凌にしなよ!」と言いたくなるけど、恋って理屈じゃないんですよね〜。
凌といえば、シェアハウスの住猫・サバコを抱っこする姿も眼福です(番組公式インスタでは藤原さんとサバコの初対面の様子も)。サバコは美己が触ろうとすると逃げるけれど、凌のことは大好きみたい。たしか凌の入居当日から抱っこされていましたよね? サバコを抱っこして「ただいま」とささやく凌を見て、私の脳内ではスピッツの楽曲『猫になりたい』が流れました。
さて、美己が働き始めて数日後、突然、松永が編集者の三枝(ファーストサマーウイカ)と一緒に店に打ち合わせにやってきます。凌が機転をきかせ美己が働いていること隠してくれますが、松永は店で働く美己の姿に気づいてしまいました。
このときの正論すぎる健太郎、すてきでした〜!ふだんのチャラい雰囲気からは想像できないほど真剣な表情。X(旧Twitter)でも「健ちゃんの言葉にグッと来た」「純くんを諭す健ちゃんの言葉も視線もかっこよすぎ」「大人な健ちゃんすてき」と、健太郎への多くのコメントが見られました。これまで松永に「美己ちゃんのこと好きなんじゃない?」と茶化すように言っていたのは、「保護者」をあえて意識させるためだったのかも、とすら勘ぐってしまいます。健太郎は、松永のことも美己のことも、人として大事にしようとしているからこその言葉だと感じました。
ついに動き出した美己と松永と凌の三角関係。美己の恋も凌の恋も応援したい私は、一体どうすればいいのー!と頭を抱えています。そして来週はついに「こなっちゃん」が登場するのか?まさか松永の元カノ? ……波乱の予感です。
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文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。ほんのりオタク気質。
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