『リビングの松永さん』第10話レビュー
前回の予告からワクワク心待ちにしていた第10話。今回は胸キュンが大量投下されます! すでに見た人、息してますか?? ゆっくり深呼吸して! これから見る人、さあ、衝撃に備えて!
前回のラストに引き続き、夏未(若月佑美)からの告白を「好きな人がいる」とはっきり断った松永(中島健人)。そしてシェアハウスに戻って、美己(髙橋ひかる)に夏未との過去を話し「今はもうなんとも思ってない」と伝えます。自分に好意を向ける相手に、「元カノとは何もない」とわざわざ伝えるって……それって、ほぼ告白と同義ですよね。おそらく松永は自分の美己への思いを自覚しつつも、美己が未成年であり、自分が保護者代わりであることから、その思いを隠そうとしていたのでしょう。
そんな松永と美己の様子を知った健太郎は、朝子に相談してWデートを提案。広告の仕事が軌道に乗り始め忙しさを増した松永でしたが、みんなで水族館へ遊びに行くためになんとか仕事を片付けます。そして迎えた当日。水族館に到着した松永は、出かける直前まで仕事をしていたのか、寝グセでボサボサ頭。寝グセ隠しに美己がカワウソの帽子をかぶせると、松永は「はずかしい」と仏頂面。「ミーコもつきあえ」と美己にも同じ帽子をかぶらせるけれど、意図せずしておそろいになって、2人はまるでラブラブカップルさながらです。
水族館では健太郎と朝子がいつの間にかいなくなり、松永と美己は2人きりに。美己は戸惑いつつも、松永との水族館デートを楽しみます。このデートのシーンがなんとも初々しくて微笑ましい! 美己がはぐれないように手をつなぐ松永や、アシカと握手してはしゃぐ松永、美己に「また一緒に来たいな」と言葉をかける松永。これまで保護者然として美己の世話を焼いていた松永が、このデートでは、美己のただのボーイフレンドになったようにも見えます。松永の一挙一動にドギマギする美己も、とってもカワイイ!! ところが、そんな楽しい時間に松永に仕事の電話が。美己を気遣い隠そうとする松永ですが、美己は「私に気を使わないで」と、松永を仕事へと送り出します。大好きな人には、自分と過ごす時間だけじゃなく仕事のことも大切にしてほしい、と、松永に対する美己の大きな愛を感じるシーンでした。
一方の健太郎と朝子も2人きり。実は健太郎がWデートを提案したのは、その日が朝子の離婚記念日だったからでした。離婚を引きずっていることや、傷ついた過去の経験からなかなか前に進めない朝子の臆病な面を、きっと健太郎は知っているのでしょう。あかねの結婚や美己の恋を目にして、「傷つきたくなくて、ドキドキすることにブレーキをかけている」とつぶやく朝子に「そのブレーキを解除できるかも」とおためしのキスを提案します。いつもはチャラい健太郎の真剣なまなざしは、ちっとも「おためし」なんかじゃない、本気そのものに見えます。大人の恋模様に、見ているこっちのドキドキのブレーキが壊れそう! そして水槽の前で唇を重ねる2人のシルエットの美しさよ。はぁ……尊い。X(旧Twitter)では「朝子を引き寄せる健ちゃん、かっこいい!」「シルエットだけでドキドキする!」「大人のキスに叫びそうになった」「どきどきしすぎて苦しい」などと大反響のシーンでした。
水族館から帰路につく車中、美己は健太郎に「途中から電車で帰ってもらえる?」と言われます。美己が車を降りると、なんとそこに現れたのは仕事を終えた松永。松永が健太郎に、美己を連れてきてほしい、と頼んだというのです。2人が少し歩いて着いた場所は、色とりどりのイルミネーションがきらめく公園でした。
ここからラスト5分は、ネタバレしたくないのでぜひ本編を見てください。ただ純粋に思いを伝え合うまっすぐな2人の心のやりとりに、思わず息が止まるほどときめきました。ロマンチックなイルミネーションをバックに、美己の恋する表情と、松永の優しいまなざし、すべてがキラキラしていました。恋って、こんなふうに世界のぜんぶが輝くものですよね。
こちらのシーンも、X(旧Twitter)で「松永さんの表情に美己への思いがあふれてる」「松永さんの誠実さ!」「恋するミーコがかわいすぎる」など、2人の恋を見守るあたたかなコメントが多く見られました。
第10話は神回では?というくらい、終始胸キュンが止まらない回でしたね。「こんなキュン、なんぼあってもいいですからね!」と心の中にミルクボーイさんが現れました。X(旧Twitter)でも世界トレンド1位になるほどの反響だったようです。
でも1つ気になるのは、凌(藤原大祐)のこと。今回は美己のためを考えてか、水族館に来なかった凌。次回以降、凌の恋はどうなるのでしょうか。松永と美己の年の差ラブの行方は?そして健太郎と朝子のおためしキスの先には何かが起こるのか!? とにかくみんな幸せになってほしいと願わずにいられません。
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文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。ほんのりオタク気質。
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