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京本大我がキャラ崩壊でテヘペロ?

2024.04.10

京本大我がキャラ崩壊でテヘペロ?
『お迎え渋谷くん』第2話レビュー
第2話のラストで主題歌が流れた瞬間「えっ!もう終わり?」と感じた人は私だけではないでしょう。笑いありキュンありライバル出現の予感ありで、30分があっという間に感じるほど。今回は渋谷くん(京本大我)が初恋に戸惑う様子が非常にコミカルに描かれていました。

まずは、前回のラストから先生を意識し始めた渋谷くんが、保育園に音夢(りずむ)(諸林めい)ちゃんを送ってきたときの妙なテンション。一人ボケツッコミしたかと思いきや、テヘペロしたあげく、「ハハハハ!!」と大声で笑いながら全力スキップで去っていく渋谷くん……狂気じみている!! 渋谷くんのぶっ飛んだ描写に爆笑しました。
そして、もう一つ。マネージャーの響子(長谷川京子)に「目をみれば相手の気持ちがわかる」とアドバイスされた渋谷くんが、保育園でじっと愛花(田辺桃子)の目を見つめてみますが、なんのことかさっぱりわからない愛花に「からかわないでください」と言われてしまったあとのこと。愛花がただのあいさつとして言った「さようなら」の言葉に、「ふられた」と落ち込む渋谷くん。渋谷くんの脳内に12人の愛花が現れ「さ〜よう〜な〜ら〜♪」とコーラスをする場面は、もう、おなかを抱えて笑いました。
X(旧Twitter)では、これらのシーンについて「渋谷くんキャラ変しすぎ(笑)」「感情がジェットコースター過ぎる渋谷くんw」「渋谷くん、思い込みが激しすぎるww」「愛花先生のさようなら〜に爆笑した」「愛花先生のアンサンブル、声出して笑った」「この面白さやばい」と、リアタイ勢のみなさんがドラマの演出にツッコミつつ楽しんでいる様子でした。
渋谷くんが、自分のどうにもならない感情に苦しみもがく姿の描かれ方につい笑ってしまうけれど、恋愛経験ゼロの渋谷くんの身になって考えてみれば切なくも感じます。渋谷くんのように、好きな人を前にドギマギしたり、好きな人の何気ない一言に落ち込んだりすることは、恋をしたらだれでも経験することですよね。響子に「(愛花に)さようならっていわれました」と打ち明け、壁にもたれてひざから崩れ落ちる渋谷くん。そのかわいさにキュンとすると同時に、渋谷くんの打ちひしがれた表情に胸が苦しくなりました。
愛花との接し方がわからず距離を取っていた渋谷くんですが、そんななか保育園の創立祭が開催されます。かわいさいっぱいでダンスを披露する子どもたちを前にしても、渋谷くんの視線は、ステージ脇で、子どもたちと一緒に精いっぱい踊る愛花先生を追いかけてしまいます。恋しているときって、まわりの音も聞こえなくなるほど、好きな人しか見えなくなるものですよね。
創立祭のあとの帰り道で、音夢から「にいにが大好きだからいちばんかわいいのをあげる」とキラキラのスーパーボールをもらった渋谷くん。音夢の言葉で何かに気づき、突如雪駄で猛ダッシュ!

その後、日没後の保育園で愛花が片付けをしていると、入口にリスのお面をかぶった渋谷くんがそっと立って様子を伺っていることに気づきます。恐怖の叫び声をあげる愛花に、リスのお面をつけたまま「渋谷です」と自己紹介する渋谷くん。このシーンもホラーみがあって思わず笑ってしまいました。X(旧Twitter)でも、この渋谷くんの登場に「こわっ!w」「ホラーやんwww」「こわすぎるだろー!」と多くの反応が。
だけど、渋谷くんがお面を持つ手はちょっと震えているようにも見えます。渋谷くんは愛花に「からかうつもりなんてないんです、ただ、先生の前でどんな顔をしていいのかわからなくて……でも先生とちゃんと話したい」と、リスのお面を取って、ゆっくり少しずつ自分の思いを伝えます。勇気を出した渋谷くんの姿を応援したくなったし、初めて恋を知った人の真剣さにぐっときました。渋谷くんから1輪の花をプレゼントされた愛花も、もしかして……?
さて、今回は渋谷くんと音夢の母・遥(乙葉)が登場しました。ゆるふわロングヘアにパンダ耳のもこもこルームウェアを着て、しぐさも話し方もかわいすぎるこの女性が母だとは驚きです。母の登場シーンは情報量が多く「ちょっと待って整理させて」と思いましたが、そんな母のいろいろを完全スルーする渋谷くんの無表情もおもしろいポイントでした。
また、渋谷くんの先輩である神田隆平(内藤秀一郎)は、渋谷くんが恋をして芝居に磨きがかかることが不愉快な様子。渋谷くんの好きな相手を探ったり、愛花にちょっかいを出し始めたりと、なにやらよからぬ動きをしはじめていることも気になりました。次回以降、渋谷くんの恋のライバルになるのでしょうか?
愛花の気持ちはどう変化するのか、そして渋谷くんはさらにどんな表情を見せてくれるのか、次回まで第2話を 「#おかわり渋谷くん」して待ちましょう!
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文:早川奈緒子
川崎市在住のフリーランスライター。10代の子ども3人の母。「たまひよ」など主に子育て系メディアで取材・ライティングを行う。ほんのりオタク気質。

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