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ユニークで魅力的、「冬限定」アート御朱印5選 in 関西

2024.12.15

ユニークで魅力的、「冬限定」アート御朱印5選 in 関西
冬の寺社の境内は空気が澄んでいて、清々しい気持ちになります。参拝したあとに、冬限定の御朱印をいただくのもひとつの楽しみですね。今回は、工夫を凝らした冬の特別な御朱印を授与している関西の寺社5ヶ所をご紹介します。(画像は全て各寺社より提供)

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今年の12月から切り絵御朱印の頒布を開始「水堂須佐男神社」(兵庫県尼崎市)

2024年12月切り絵御朱印(水堂須佐男神社)

スサノオノミコト(須佐之男命)がご祭神の「水堂須佐男神社」は、厄除け、夫婦円満、縁結びの神様として信仰を集めています。また、境内には尼崎市指定文化財の「水堂古墳」がある珍しい神社です。

こちらの冬限定の御朱印は、毎月用意される季節の「切り絵御朱印」で、2024年12月から授与がスタートしたばかり。12月は「雪の結晶」をモチーフにしたキラキラとした細やかな切り絵が美しい御朱印になっています(残りわずか)。1月は干支のヘビのデザインになるそうで、こちらも縁起が良さそうです。

ほかに雪の結晶と四神をホログラムで表現した透明お守り「四神冬輝守り」も人気です。5色ある紐の色はどれになるかお楽しみ。

拝殿には野の花がデザインされた美しい天井絵「万葉の花」があるので、こちらもぜひご覧ください。
【基本情報】
所在地:兵庫県尼崎市水堂町1丁目25−7
授与所受付日時:13:00〜16:00(月・木は定休、臨時休みあり)
拝観料:拝観自由
初穂料:切り絵御朱印1,000円、四神冬輝守り1,500円(授与終了までは郵送可)
冬限定御朱印授与期間:毎月1日から授与(なくなり次第終了)
HP:https://www.m-susanoo.net
Instagram:https://www.instagram.com/mizudoususanoojinja
 
 


 

ハート型の猪目窓が人気、四季と温かさを感じる御朱印「正寿院」(京都府綴喜郡)

冬の猪目窓(正寿院)

京都の中心地から少し離れた山の中にある正寿院は、160枚の日本画の天井画が圧巻。さらにハート型に見える猪目窓(いのめまど)越しの庭の景色も、撮影スポットとして人気があります。

「冬の庭は凛としていて、借景になっている山々が見えて四季の中では1番美しいです。雪が降ると白の猪目窓を見ることもできます」(正寿院)

こちらで授与されている冬限定御朱印は5種類あり、月ごとにデザインが変わります。丁寧に色紙を貼って作られるちぎり絵タイプのほか、筆で描かれる季節のイラストと文字などがあり、どの御朱印も温かい気持ちになるデザインです。

「当院は山間にある自然豊かな寺院です。時節の花や四季の移ろいが感じられるところが特徴ですので、御朱印に月ごとに咲く当院の花の印を入れて授与したことが始まりです」(正寿院)

同院では、天然石の意味を学びながらつくる「オリジナル腕輪数珠作り」、「写経体験」、仏様を筆でなぞる「写仏体験」などの体験があり、静かに集中できる時間を持つことができます(予約がおすすめ)。
【基本情報】
所在地:京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
授与所受付日時:13:00〜16:00(12月1日~3月31日)
拝観料:600円(菓子付き)
納経料:御本尊500円、御詠歌500円、地蔵500円、わらべ800円、季節画1,000円、ちぎり絵1,000円(授与終了までは郵送可)
冬限定御朱印授与期間:毎月1日から授与(なくなり次第終了)
HP:http://shoujuin.boo.jp
Instagram:https://www.instagram.com/shojuin/
 
 


 

滋賀県出身の日本画家が描くかわいい動物の吉祥画御朱印「滋賀縣護國神社」(滋賀県彦根市)

※文字などは未定

彦根城の目の前に位置する「滋賀縣護國神社」は、日本画家の田中千野さんが描く御朱印を授与しています。きっかけは、2018年に田中さんに干支の大絵馬を描いてもらったことだったそう。2020年からは月ごとに新しいデザインの御朱印を用意するようになりました。

「護国神社は遺族会さんが中心となって護持されてきましたが、遺族さんも高齢となり、神社の護持が厳しくなってきました。そこで若い方々にも神社に足を運んでもらいたいと思い、始めたのが田中先生の御朱印です。田中千野先生の絵は温かみがありますので、先生の絵を御朱印として頒布すれば、多くの方々に喜んでもらえるのではと思いました。田中先生とデザインを相談しながら授与させていただいています」(滋賀縣護國神社)

2025年の御朱印は、1月「新月 梅と白狐」、2月「繊月 ルリビタキと花束」、3月「三日月 猫と桜」と続きます。日本画特有の優しいカラーと親しみやすい動物などの絵柄が魅力で、季節が感じられる絵画として額に入れて飾りたくなります。

2025年1月の吉祥画御朱印(滋賀縣護國神社)
※文字などは未定

新月は始まりを意味し、新しいことを始める好機。白狐は神様のお使いで、「五穀豊穣、商売繁盛、家内安全」の象徴。梅は逆境に打ち勝つ縁起の良い植物。

2025年2月の吉祥画御朱印(滋賀縣護國神社)
※文字などは未定

繊月は細い三日月で「月の剣」とも呼ばれ、迷いを祓い、願いを叶える決心をする月。ルリビタキは幸せの青い鳥で幸運と平和を象徴。花束のラナンキュラスは“光り輝く”、アネモネは“希望と信頼”を意味があります。

2025年3月の吉祥画御朱印(滋賀縣護國神社)
※文字などは未定

三日月は心願成就、願いが叶う幸運の象徴です。猫は幸運と良縁を運んでくる縁起の良い生き物。桜は繁栄と豊かさ、浄化、幸先の良い始まりを意味します。

御朱印を受けた方が、田中先生の吉祥画を見て少しでも『うれしい・たのしい・かわいい・きれい』といったプラスの感情を持っていただければと思います」(滋賀縣護國神社)

冬は土地柄、雪がよく降るので、御朱印とあわせて境内や彦根城の雪景色を楽しみに訪れてはいかがでしょうか。

【基本情報】
所在地:滋賀県彦根市尾末町1番59号
授与所受付時間:9:30〜16:30(閉門17時)
拝観料:拝観自由
初穂料:500円
冬限定御朱印授与期間:1月から3月まで授与(数量限定)
HP:https://www.shigagokoku.jp
 
 


 

人気キャラクターが描かれた“手塚治虫コラボ”御朱印「伊和志津神社」(兵庫県宝塚市)

2025年冬季限定朱印(伊和志津神社)

約3000坪の境内に木々が茂る「伊和志津神社」は、厄病災難除、学問の守護、縁結び、 開発(生産)の神「須佐男命」(スサノオノミコト)が御祭神です。こちらの冬限定の御朱印はかわいらしい雪の結晶や雪だるまが描かれていて、「厳しい寒さに負けず冬を楽しくお過ごしいただきたい」という思いで授与されています。2月1日から16日は、豆と鬼があしらわれた、節分祭にちなんだ御朱印も用意されます。

また、神社のある宝塚は漫画家の手塚治虫氏が5歳から約20年間住んでいた地です。昭和30年代には手塚治虫氏直筆の雪洞(ぼんぼり)が奉納されたご縁もあり、手塚キャラクターとのコラボレーション御朱印も作成されています。

令和7年の手塚コラボ朱印は夜空と12星座がモチーフになっています。1月から3月は雪の神社の風景のなか、キャラクターの「サファイア」「悪魔くん」「ユニコ」が星座に祈る姿が描かれています。

「御朱印を目的に来られる方もたくさんいらっしゃいますが、ご参拝の皆様方に四季折々の境内風景を楽しんでいただこうと様々な工夫を凝らしております」(伊和志津神社)
【基本情報】
所在地:兵庫県宝塚市伊孑志1-4-3
授与所受付時間:10:00〜16:00(1月1日から1月15日までは直筆対応不可)
拝観料:拝観自由
初穂料:冬限定御朱印500円、手塚コラボ朱印800円
冬限定御朱印授与期間:1月から3月まで授与(手塚コラボ朱印はなくなり次第終了)
HP:https://iwashidu-jinja.jp
Instagram:https://www.instagram.com/iwashidujinja/
 
 


 

雪の日こそ行きたい、天橋立を望む絶景が楽しめる「成相寺」(京都府宮津市)

成相山(鼓ヶ岳)の中腹にある「成相寺」は、山岳宗教の修験場でした。立派な五重塔があり、天橋立を見渡せるダイナミックな景色が楽しめる寺院です。特に冬は雪景色になり、幻想的な雰囲気に。

御朱印は月替わりがあり、1月はお正月のイメージ、2月は節分のイメージで作成されます。
「コロナ禍で参拝者が減り、少しでも成相寺へ興味をもっていただければと思い授与をはじめました。今では、沢山の方にお越しいただき、御朱印をどれにしようかと悩み選んで下さるようになり、とてもありがたく、感謝しております」(成相寺)

積雪が落ち着いた3月中旬以降には、成相山パノラマ展望所で「カフェ美人茶寮」が営業します。コーヒーなどのドリンクを飲みながらゆっくり天橋立を望めるのはうれしいですね。

【基本情報】
所在地:京都府宮津市成相寺339
授与所受付日時:8:00〜16:30
入山料:500円(中学生以下無料)
志納金:500円
冬限定御朱印授与期間:毎月1日から授与
HP:https://www.nariaiji.jp
Instagram:https://www.instagram.com/nariaiji/
文:太田浩子
「美味しい」&「楽しい」関西の魅力をご案内。プライベートでは和菓子にハマっています。
miyoka
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